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佐野 頼典 院長

YOSHINORI SANO

何でも相談できる、西新井の皆さまにとっての「かかりつけ動物病院」を目指して

メルボルン大学卒業。地元三重県の動物病院に勤務後、ペテモ動物病院グループに入職。2018年より『 ペテモ動物病院 西新井』院長に就任(東武伊勢崎線「西新井駅」西口より徒歩5分)。

佐野 頼典 院長

佐野 頼典 院長

ペテモ動物病院 西新井

足立区/西新井栄町/西新井駅

  • ●犬
  • ●猫

野生動物の保護活動に関心を持ち、この世界へ

佐野 頼典 院長

私は野生動物の保護に携わりたくて獣医師を志し始めました。その当時は野生動物=海外、というイメージを持っていましたので、高校卒業後はアメリカの大学に進んだのです。渡米後は動物学を学びましたが、次の進路を考慮し始めた頃に悩むことになりました。果たして自分は何になりたいのかと。動物の保護団体に入るだけでいいのか、それとも獣医師になりたいのか。悩んだ挙句、「犬猫の病院を見てみよう」と考え、地元三重県の動物病院を見学させてもらうことになりました。それまでは動物の行動学と言いますか、野生動物がどう行動するか、ということに興味を持っていました。現在も人と動物の暮らしに関心を持っていますが、動物病院で毎日を過ごすうちに、飼い主さんとの心のやりとりのようなもの、会話や接客業的なことに興味があるのではないかと感じるようになったのです。獣医師になるべく、オーストラリアのメルボルン大学に進んだのは、それからすぐのことでした。

大学を卒業後、お世話になった三重県の先生のもとで診療を始め、縁あってペテモグループに転職する形となり、2018年よりここ『ペテモ動物病院 西新井』の院長に就任し、現在にいたっています。

地域のかかりつけ動物病院として、飼い主さんの気持ちに寄り添っていきたい

佐野 頼典 院長

お車で来院される方もいらっしゃいますが、ほとんどがこの地域に住まわれている飼い主さんということになります。当院はここ西新井に密着した、地域のかかりつけ動物病院としての役割を軸に考えています。
かかりつけ医とは、いつでも何でも相談ができるという存在でしょう。例えば、慢性の病気を持っていて、点滴や投薬などのお世話や、日々のちょっとしたお悩みにすぐにお応えする、といったことも大きな役割になってきます。その上でいつも心がけているのは、飼い主さんの希望や気持ちを汲み取る、ということ。病気や問題を解決することが病院に求められる第一の役割ですが、飼い主さんが皆同じ希望を持っているというわけではありません。例えば、専門的な治療を望まれる方もいらっしゃれば、「とにかくここで診て欲しい」という方もおられます。同じ状態であっても、望まれることは必ずしも一緒ではないのです。ですから、対話を重ね、できるだけ飼い主さんの気持ちを汲み取り、ご満足いただける診療を心がけています。

高齢の動物にとって必要不可欠なお口の治療にも力を

佐野 頼典 院長

当院は高齢の患者さんが多く、腎臓病などの慢性疾患を拝見することが多いと感じます。それから、高齢になってくると程度の差はあれ、悪くなってくるのが「歯」です。その1つの解決策として、無麻酔での歯肉炎治療が可能なプラズマ治療器を導入しました。獣医療における歯周病治療では、麻酔をかけて歯石を取るといった処置が一般的です。ただ、麻酔に対して抵抗感のある方は少なくないと思われますので、そういった方々の選択肢の一つとなればと考えています。

4人の獣医師による的確で選択の幅の広い治療を提供

当院には私を含め獣医師が4名在籍しており、このうちの2名は鍼灸治療に力を入れています。いわゆる西洋的な治療と、漢方や鍼灸などの東洋医学ではカバーできる範囲が異なるのです。椎間板ヘルニアで麻痺のある子がいたとしましょう。従来の治療では、お薬を飲み安静を心がけることが第一の選択肢でしたが、鍼灸であれば機能の改善を促すことが可能になります。保存的療法ではなく、もう1つの選択肢を提供できることは当院の特徴の1つとなっています。
私自身のことを言えば、専門家というわけではありませんが、腎臓病、それからホルモンの病気に関心を持って取り組んでいます。ホルモンの病気でよく見られるのが、甲状腺機能低下症やアジソン病という病気です。どことなく元気がなく、ポテッと太っているような子は甲状腺機能低下症の疑いがあります。こうした子を診断をし、適切に治療をすると劇的に症状が改善することがあります。アジソン病はホルモンが分泌されなくなる病気で、様々な症状を呈します。あらゆる病気の可能性がある中でホルモンの病気の可能性を考慮し、実際に診断がつき、病状が改善した時は、私自身大きな喜びを感じます。
大元の方針は共通していますが、4人それぞれに特徴があり、個性があります。1つの病院の中で、獣医師を選んでいただけるという選択肢も大きな特徴と考えています。

これから受診される飼い主さんへ

残念ながらわんちゃんもねこちゃんもいずれ亡くなる時が来ます。その看取りの瞬間まで任せていただけるのが、かかりつけ医の役割であると考えておりますし、最初から最後まで動物たちと飼い主さんに寄り添える病院を目指していきます。

グループの中では亀戸院(『ペテモ動物病院 亀戸』)が24時間救急をおこなっており、グループとして24時間365日年中無休で診療をおこなっています。普段からかかっている方はもちろんのこと、かかりつけの病院が休みという時に来ていただいても構いませんし、セカンドオピニオンも歓迎しています。飼い主さんが便利と感じる使い方をしていただければ十分です。どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2024年9月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

佐野 頼典 院長 MEMO

  • 出身地:三重県
  • 出身大学:メルボルン大学
  • 趣味:「子どもと一緒にボードゲーム」
  • 好きなこと:コーヒー「炒り方や淹れ方、ちょっとしたことで味が変わるのが面白いですね」
  • 好きな観光地:ハワイ
  • 好きな言葉:「人間は感情の生き物である」

佐野 頼典 院長から聞いた
『犬の腎臓病』

お年頃になれば、血液検査に加えて尿検査をぜひ定期的に受けてもらいたい

多飲多尿、食欲の低下、体重減少などの症状が見られます。比較的高齢の子に多く見られ、腎臓病だけではなく心臓病を持っているケースも少なくありません。心臓のポンプ機能が落ち、腎臓に血流が満足に行かずにといったような一種の負の循環によるものと思われます。
犬の腎臓病は、初期にはまったく症状がありません。多くのケースでは、尿検査でタンパクが出ていることで病気に気づくことになります。動物は人間と違い、透析という治療は現実的ではありませんので、いかに悪くしないか、それ以前に気づく、ということが大切になります。血液検査で異常が出る段階になると、すでに末期に近い状態と言えますので、ある程度の年齢に達すれば、血液検査とともに定期的な尿検査を意識されるといいでしょう。

グラフで見る『佐野 頼典 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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