ミシナ動物病院
豊島区/千早/千川駅
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三科 保 院長への独自インタビュー
人との出会いに導かれ、悩んだ末にたどりついた今
高校3年の受験時に、獣医を目指している方と出会いました。彼は岩手の出身で、牧場主の息子さんでした。青函連絡船の車中で彼の獣医を目指す情熱にふれ、それでこちらも、「獣医を目指そう」ということになったのです。ですから、あの時彼と出会わなければ、今の自分はなかったでしょうね。
しかし、動機が動機なものですから、大学に行ってもろくに勉強に身が入りませんでした。国家試験は受かりましたが、その先がなかなか……。行くあても定まららないまま、時間だけが無為に過ぎていきました。そんな私を見かねたのか、先輩が養鶏場の仕事を推薦してくださいました。先輩とは今でもお付き合いが続いてるのですけども、ある意味、息子を見るような気持ちだったのかもしれません。私の将来をおもんばかり、世話をしてくださったのです。そこで仕事をするようになって、ようやく獣医として生きていく覚悟が定まっていきました。
その後、都内の動物病院で修行を積んだ私は、1986年に要町で開業を迎えました。今の場所に移ってきたのが、2013年のことになります(東京メトロ有楽町線・副都心線「千川駅」より徒歩7分、東京メトロ有楽町線・副都心線「要町駅」より徒歩8分)。
今振り返っても、ふらふらしていたあの時期は本当に自分で自分が情けなかったですね。世の中にこんなに無力で何もできない人間がいるのかと、ずいぶん悩んだものです。ただ、格好をつけるわけではないのですが、あの悩み苦しんだ時期があったから、今の私がいるのだとも思っています。
それと、妻の「動物ファースト」からの、手きびしいアドバイスに鍛えられました。ある意味、私を育ててくれたのは妻であり患者さんたちです。
「人以外はすべて診る」ことが、開業以来のポリシー
犬が4割、猫が5割で、残りの1割が鳥やハムスター、ウサギやフェレットという割合です。私は、「人以外は診る」ということをポリシーにしています。養鶏場にいた時にはニワトリを診ていましたし、勤務医時代は馬も診ていたものですから、その経験を生かしてということでしょうか。
昨今は動物の世界でも高度医療化が進み、例えばハムスターでもそれを専門に診る先生が増えてきました。最初の入り口として私が診ることに変わりはありませんが、その後、たとえば難症例であれば、専門の先生を紹介するといったこともしています。
選択されるのは、あくまで飼い主さんです。それ以前に、「私は診れません」というのは不親切かなとも思いますし、すべての動物を診ることによって獣医師としてのスキルが上がる面もあります。どちらにせよ、自分のできる範囲で最善を尽くすという姿勢に変わりはありません。