まつばら動物病院

松原 淳平 院長への独自インタビュー

昼夜なく働いた勤務医時代が現在の土台に。

中学生のときのことですが、飼っていたハムスターを自分の飼育能力のなさから病気にさせてしまい、家の近くの動物病院に連れて行ったことがありました。そこで先生の診察を目の当たりにしたことで、「なるほど、こういう仕事があるのか」と思ったことが本当の最初かもしれないですね。ただ、当時はまだ、憧れに近い感じだったでしょうか。
私は高校2年の秋まで文系クラスにいたんです。色々と悩んだ挙げ句、「手に職」と考え、そこで初めて具体的な目標としてこの世界を目指すようになりました。「理転」といって、普通は変更をしないんですけども、周囲の反対を押し切って我を通したんですね。しかし、時期が時期ということもあって、その年は間に合わすことが出来ませんでした。でも、今考えてみると、あれが良かったのかもしれません。私はそれまで大きな目標というものが無かったし、本当の意味で苦労もしたことがなかったですし、悩んだこともありませんでした。“失敗”を経験したことで、覚悟のようなものが身に付いたような気がしています。
酪農学園大学を卒業後は、都内と埼玉の動物病院に勤務し、その傍ら、夜間の動物病院にも勤めました。まさに昼も夜もない状況ですから大変は大変でしたが、病院のカテゴリーを越えて様々なものを学べたことで、今につながるものを得たという感触を持っています。
『まつばら動物病院』は、本年（2014年）の11月に開院を迎えました。この地域は2020年を控え、今後ますます発展していくだろう街だと思います。この地に根を張り、街の成長と一緒に歩んでいけたらと考えています。

どなたにも気軽に通える動物病院を目指す。

毎日のごはんの相談でもいいですし、爪切りでも何でも良いんです。ホームドクターとはそういう存在であるべきと思っていますし、敷居の低い動物病院でありたいと考えています。それを日常としながら、いざという時には頼りに出来る。目指すべき場所は、そんな動物病院です。
その目標を実現すべく、診断・治療機器は出来る限り最新のものを揃えようとしています。たとえば、糸を使わない手術器具『ハーモニック』がその1つ。超音波の振動で切開と止血をおこなえるもので、手術時間を短縮でき、生体への負担も少なくなります。
機械がすべてを表すというわけではないのですが、備えを万全にしつつ、誰もが気軽に立ち寄っていただける病院でありたいですね。

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