日景 淳 院長
ATSUSHI HIKAGE
飼い主さんが、ペットの健康管理や困りごとを気軽に相談できる場所でありたい。
酪農学園大学卒業後、川崎の動物病院に就職し経験を積む。その後、都営三田線志村三丁目、蓮根駅から近い場所に開業。
日景 淳 院長
アーツ動物クリニック
板橋区/坂下/志村三丁目駅
- ●犬
- ●猫
入社して8年目の年に獣医師への転職を決意。
実は僕、もともとは医療機械を販売するサラリーマンをしていたんです。そのなかで獣医師の仕事についても知ったのですが、みなさんが日々懸命に働く姿を目の当たりにして、なんというのでしょうか、それこそ一生をかけるに値するような、本当にやりがいのある仕事なのだなと強く感じたんですよね。その気持ちが募って、ついに入社して8年目の年に転職を決めました。故郷の北海道にあります酪農学園大学の獣医学部に入学して5年間勉強しましてね。卒業後は川崎の動物病院に就職しました。救急指定もされている大きな病院で、24時間365日診療していましたので、本当に鍛えられました。
ただ、自分自身が犬を飼うようになって、本当にちょっと変だな、心配だなと思った時にすぐに手当てをしてあげることができたら、と考えるようになりまして……。なんでも相談できる”町の獣医師さん”でありたいなと思うようになったんですね。そこで結婚を機に、妻の地元でもある板橋区で2010年に開院しました。
「この病院で治療してよかった」と思っていただけるように。
来院されるのはワンちゃん、ネコちゃんが中心ですね。日々の健康管理やお困りごとを相談できる場所でありたいと思っています。
診療の際にはできる限り早く症状を特定できるように、血液をはじめとする各種検査やレントゲン、心臓エコーなどはすべて院内でできる設備を整えています。また、大学病院などとも連携していますので、症状によっては飼い主さんと相談のうえ、共同での治療も行っています。
患者さんである動物たちのケアはもちろんですが、同時に飼い主さんのお気持ちにたって考えることです。大切な動物の具合が悪かったり、病気になってしまうことは本当に不安で、悲しいことですよね。そうした飼い主さんの気持ちを受け入れ、飼い主さんがどうしてほしいと考えているのか、常にアンテナを張り巡らせています。
また、治療方針につきましても、私たちが「この方法で」と押し付けてしまうのではなく、どんな治療法が選択できるのかひとつずつ説明したうえで、飼い主さんと動物たちにとって最も良い方法をお選びいただけるようにと思っています。
そのためにも常に勉強を怠らず、ひとつでも多くの治療法をご提案できるように、勉強会やセミナーに積極的に参加しています。来院していただいたみなさんに「この病院で治療してよかった」と思っていただけるようにと毎日心掛けて努力しています。
使い勝手の良さが評判のフリースペース。
病院近くにいらしていただいたときにちょっと立ち寄れるところがあればいいなと思い、フリースペースをご用意しました。診察までお待ちいただく間に少しワンちゃんと遊んでいただいたり、天気が悪くてお外を歩くのが嫌だなというときに、ちょっとこちらで運動していただいたり、自由にお使いいただけます。
ワンちゃんの飼い主さん同士の間では、「今度アーツさんのフリースペースで集合ね」なんて、待ち合わせ場所にもなっているんですよ。ワンちゃんのしつけ教室や、お手入れの仕方についてお答えするイベントもこちらで行っていますので、ご興味のある方はぜひどうぞ!
遊びにいらしたときに、ついでに「ちょっとここにできものがあるみたいなんだけど」なんて気軽にスタッフ(受付)に声をかけていただけたら嬉しいです。
患者さんお一人おひとりとの思い出を胸に診療に臨む。
いらしてくださる患者さんと飼い主さん、お一人おひとりとの間に思い出があるので悩みますね(笑)。
ただこの前おいでになったか方で、朝まで本当にいつも通り元気よくご飯を食べていたのに、夕方になって急に具合が悪くなってしまったという子がいたんですね。それで調べてみたところ、ものすごい腫瘍がお腹のなかにできてしまっていて、とても助けられない状態になってしまっていたんです。
それこそ人間であったら、もう何か月も前から痛みと苦しさでいっぱいだっただろうに、それでも患者さんと一緒にいるのが大好きだから、飼い主さんが笑ってくれることを一生懸命にやるんですよね。犬ってそういうところがある動物ですから。
だから本当に限界まで我慢して、自分が苦しいとか痛いとか、そういった姿を一切飼い主さんに見せなかったんだろうなと、強く印象に残りましたね。
ネコちゃんもみんなそうなのですが、動物は見た目だけでその子の健康を判断することは非常に難しいです。やはり本能的にギリギリまで自分は平気だぞという顔をしていますから、具合が悪くなってしまったときには、症状がかなり厳しい状態になってしまっているということがどうしても多いんですね。
ぜひ年に一度は健康診断を受けていただいて、そうした一見分からない病気のチェックも行っていただけたらと思います。
これから受診される患者さんへ。
はじめは相談だけで大丈夫ですので、ぜひ気になることはなんでもお話いただけたらいいなと思っています。「こんなことを聞いてもいいのかな」というような、本当にささいなことまで、ぜひお聞かせください。
病院や僕の雰囲気を知っていただいて、そのうえで通院を決めていただけるのが一番良いのかなと思っています。僕自身、お話を聞くのが好きですし、聞き上手って褒めていただけることも多いんですよ(笑)。ちょっと自分で言うのも恥ずかしいですね。
なにより動物は「どこが痛い」とはお話してくれないので、本当に飼い主さんのお話が病気を特定するための大切な手がかりになるんですね。「お家では後ろ足をひいていたんです」って来院されても、病院だとまったくそんなそぶりを見せない。それで変だなと思ってお家に帰るとやっぱりダメですっていうこともとても多いです。気になる症状については本当になんでもご相談ください。また携帯電話などで動画撮影していただくのも症状を把握するためにとても役立ちます。
そうしたお話のなかから、きっとベストな治療が見つかりますので、近くにいらしたときには気軽にお立ち寄りいただけたらと思います。
※上記記事は2014年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
日景 淳 院長 MEMO
- 出身地:北海道
- 趣味:スポーツ観戦
- 好きな映画:スターウォーズシリーズ
- 好きな言葉:平常心
- 好きな音楽:古いアメリカン・ロック
- 好きな観光地:あたたかい島
グラフで見る『日景 淳 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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