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永井 秀和 院長

HIDEKAZU NAGAI

動物たちとご家族みんなが元気になるために
東洋医療で動物の免疫力を引き出す

十条駅徒歩3分の『永井ペットクリニック』にて犬・猫の他、小鳥、ハムスター、フェレットやウサギ、野生鳥獣のレスキューまで幅広く診療。西洋医療の他、漢方薬を使った東洋医療も取り入れる。

永井 秀和 院長

永井 秀和 院長

永井ペットクリニック

北区/上十条/十条駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ハムスター
  • ●フェレット
  • ●ウサギ
  • ●鳥

動物だけでなく飼い主さん、ご家庭まで含んだ診療を

永井 秀和 院長

僕は世代的に例の70年安保を経験しているし、根っこが内向的な人間だからね(笑)。動物と一緒に、静かに暮らしていきたいっていう気持ちがあったんですよ。動物の持つ純粋さや一途さが好きだったし、もともと自分でも犬を飼っていたから、助けになりたかった。その時は獣医師にとってもある意味過渡期でね。毎年とても新鮮な情報が入ってきて、学問としての面白さもありました。
ただ、いざ獣医師になってみたら、ただ動物を治すだけではダメなのだなと。家族である飼い主さんや、そのご家庭ごとに抱えている事情を汲んで、我々はどのようにお助けできるのか考える、それこそが治療の第一歩なんですよね。動物だけを診ていては決して最善を尽くすことはできないし、それはある意味自己満足にすぎないのでは、とも思います。なにより、飼い主さんとその子が元気になって帰っていって喜んでいただけたときは、やっぱり嬉しいですよね。本当に、それが一番ですよ。

経験値と専門知識をもって、診られる動物はみんな診る

永井 秀和 院長

ワンちゃん・ネコちゃんはもちろん、小鳥、ハムスターやモルモット、フェレットやウサギなど、抱いてあったかい生き物であれば、みんな診ていますよ。少し変わったところでは、野生鳥獣のレスキューも受けていますので、東京都から怪我をした動物たちの救助要請を受けることも間々あります。決して僕らは専門ではないけども、もともと野生鳥獣の専門医というのがほとんどいないですからね。
自分たちが今までやってきた経験値と、専門知識をもってなんとかしてあげようとする、その結果として回復するケースが多いから、やっぱりほおっておくわけにはいかないですよ。

患者さんとは対等に。動物、飼い主さんの立場で考える

永井 秀和 院長

できる限り患者さんと対等というか、フィフティ・フィフティでお話ができるように、という点ですね。緊張しないで、いわゆる本音の部分で話してもらえる、そういうかたちがやはり目指しているところです。
もちろん、全ての方に対して「なんでもできます」とはどうしてもいきません。ただ、できる限りのことはしたいですし、もし自分が患者さんや飼い主さんの立場だったらどうしてほしいかな、という意識は決して忘れないようにと思っています。

治療ではできるかぎり大きな部分で無理をしないことですね。自然のままと言ってしまえば医療そのものを否定することになりますけど、その子の身体が求めてることをできるかぎり読み取って、治してあげようというのがコンセプトです。その1つとして、漢方薬といった東洋医学も治療に取り入れています。

動物が本来もっている力を引き出す東洋医学

漢方薬はエビデンス、医学的論拠がはっきりしていませんのでね、その子の体質や相性をみながら、多少の試行錯誤はせざるをえない部分が出てきます。ただ、うまくその子に合致したときには、とてもよく効いてくれますね。
いわゆる日常的に使われている西洋薬は、風邪をはじめとした感染症においてものすごく優れています。たとえば頭が痛かったり、鼻水が出てしまったりといった辛い症状をピンポイントで止める効果がありますよね。わずか1世紀レベルでこれほど平均寿命をあげることができたのは、間違いなくこれら西洋医学の賜物です。

ただ、そうした症状っていうのは同時に、ウイルスを追い出すための身体の防御反応でもありますから。たしかに患者さんにとっては辛い症状ではあるけども、その症状をひたすら止めるだけでは、身体が本来もっている自分で治る力をつぶしてしまうことも往々にしてあるんです。
そうした西洋医学が苦手としている部分については、漢方薬のような東洋薬が使いやすい。たとえばアレルギーや心臓病の子に漢方薬を処方して、その子の免疫力でもって症状をよくしたりですとか、鍼を少し使ってヘルニアの痛みを和らげたりといった治療は、東洋医学が得意とするところですね。

その子の症状にあわせて、西洋医学のなかにうまく東洋医学を融合させる形で治療を組み立てていくことで、より効果的な治療ができるようにと考えています。

これから受診される飼い主さんへ

やっぱり十条駅周辺の飼い主さんにとっても、動物たちはかけがえのない、大切な家族ですから。一緒に暮らしていく家族としてみたとき、どのようにお役に立てるのかというのが我々の1番のコンセプトですね。
動物にも品種による気質や、その子のキャラクターがあって、なかにはとても苦労されている飼い主さんもいらっしゃるんですよね。もしかしたら相性の良い子はもっといるのかもしれないなんて傍目には思えるかもしれないけど、不思議とその子じゃないとダメなものなんです。その子と飼い主さんがより良いかたちでコミュニケーションを重ねていけるように、僕たちが手助けにならねばと思っています。これがなかなかの難問なんですけどね(笑)。

また、その子が病気になって命がけのときには、我々ができる限りの手助けをして、その子自身の生きる力をもって元気にしてあげたい。そうして飼い主さんのもとに返してあげられたときの、喜んでいただいた表情がね、やっぱりやりがいですよ。

※上記記事は2014.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

永井 秀和 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 好きな本もしくは愛読書:城砦(クローニン)
  • 好きな映画:ミステリー
  • 好きな言葉もしくは座右の銘:孟子の言葉で、『自ら省みて直くんば千万人といえども吾行かん』
  • 好きな音楽:MY WAY
  • 好きな場所:温泉巡り

グラフで見る『永井 秀和 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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