新井 庸之 院長
NOBUYUKI ARAI
飼い主さんと動物たちに寄り添うホームドクターとして、より質の高い医療をご提供。
大学卒業後、勤務医として経験を積んだ後、経堂駅より徒歩10分ほどの『川瀬獣医科病院』にて副院長を経て前院長から引き継ぎ現在に至る。
新井 庸之 院長
川瀬獣医科病院
世田谷区/桜/経堂駅
- ●犬
- ●猫
動物が大好きな少年時代「動物の専門家」を目指して。
私は小さな頃から動物が大好きで。実家では犬を飼っていましたし、動物図鑑をボロボロになるまで眺めていたりして(笑)。子供ながらに漠然と、将来は動物園で働くような「動物の専門家」になるんだと考えていましたね。そして高校生の頃、いよいよ自分の将来を決めるという段階になって獣医師の仕事を目指すようになったんです。日本大学農獣医学部を卒業した後は茨城県にある動物病院に2年ほど勤務し、その後ご縁があって『川瀬獣医科病院』へ。十数年にわたって副院長を務めた後、前院長の引退にともなって2013年から院長として仕事をしています。
犬・猫を専門に1.5次的な診療を行う。
当院は「経堂駅」から歩いて10分ほどの住宅街の中にあり、前院長が開業してからもう半世紀以上が経つでしょうか。近年は動物病院の数も増えて、それぞれが独自性・専門性を高めて行く「分業化」が進んで来ているように思います。また飼い主さん側の意識の高まりもあって、より質の高い医療をご提供することが求められるようになりました。そうした環境のなか当院では、犬・猫を専門に1.5次的な診療を行っています。私が考える1.5次診療とは、飼い主さんと動物たちに寄り添うホームドクター(一次診療)としての役割と、専門性の高い二次診療とを融合させたもの。積極的に海外へ赴いて先進の医療技術や治療機器を導入した先代の志を引き継ぎ、整形外科に特化して研鑽を積むことで、私はこの分野において高いレベルの診療を実践できるようになりました。骨折をはじめとした整形外科的な手術を要する場合には、他院からのご紹介で来院される方も多くいらっしゃいます。幸い当院ではほとんどの場合、大型犬でも麻酔をせずにレントゲン撮影をすることが可能ですし、入院施設には大型犬用の犬舎もご用意しています。私が専門とする整形外科をはじめ、歯科、超音波診断など、5名在籍する獣医師がそれぞれに専門性を高めて行くことで、充実した医療環境をご提供したいと考えています。
こちらの意見を押し付けることなく、しっかりとご理解頂けるよう説明する。
飼い主さんに対して心がけていることと言えば、こちらの意見を「押し付けない」ということでしょうか。インフォームド・コンセントという言葉をご存知かと思いますが、治療プランなどについて私たちがしっかりとご説明をして、飼い主さんにご理解をいただいた上で治療を進めて行く。私たちがご提案するさまざまな選択肢の中から、飼い主さんご自身に治療法をお選びいただく、というスタンスですね。たとえば、お腹をこわしたとやって来たワンちゃんを診療してみて、私たちとしては注射で様子をみてもいいかな?という状態だったとします。でも怖い病気を心配する飼い主さんの中には、注射だけでなく詳しい検査をご希望になる場合もあり、私たちはたとえワクチン1つ、検査1つであっても、ネガティブな情報を含めてすべて開示しています。ですから当院のドクターたちは、とにかくみんな話が長いんですよ(苦笑)。他の方をお待たせしてしまうことは少々気がとがめるものの、飼い主のみなさんは「詳しく説明してくれて、よく話がわかりました」と喜んでくださいますね。もちろん私たちは獣医師としてのアドバイスを差しあげますが、正しい治療法は必ずしも1つではありません。飼い主さんのご希望を尊重しながら、2番目、3番目の治療プランを探りつつ、その子にとって最良の治療を実践して行きたいと思います。
ロゴマークに込められた意味。
当院では5名の獣医師それぞれが「その子のその病気を担当する」という感じで、治療の経過を同じ人間が診るようにしています。こうすることで、症状がどれくらい改善しているかを正しく把握することができますし、飼い主さんも同じ話を何度もする必要がなく、コミュニケーションがスムーズになりますね。私が院長になる少し前にスタッフみんなで考えた当院のロゴマークは、私たちの診療スタイルの象徴と言えるかも知れません。3本のしっぽがペットたちをぐるりと囲む、リサイクルマークのようなロゴマークには、最善の医療を実現させ、その診療に満足していただけたら、またこの病院に戻って来ていただけるかな、という期待を込めて(笑)。そのためにも飼い主さんとしっかりとした信頼関係を築き、よりよい医療へと反映させて行きたいと思います。
これから受診される飼い主さんへ。
人間は言葉を話すことができますし、自分の体の具合はある程度わかるものですよね。でも犬や猫は話すことができませんし、動物の本能が病気の発見を遅らせてしまうことがあります。犬も猫ももともとは野生の動物ですから、敵に襲われないようにと決して弱みを見せずにギリギリまで痛みを我慢してしまい、外から見て様子がおかしいと感じたときには、かなり症状が進行してしまっているケースが多いんですよね。ですからぜひ飼い主さんには日頃からペットたちの様子に気を配り、何かおかしいと思うことがあったら早めに受診していただきたいと思います。少しだけ…と様子をみているうちに治る病気も治らなくってしまったり、完治までに時間がかかってしまうこともありますから、ささいなことでもぜひお気軽にご相談ください。
※上記記事は2014年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
新井 庸之 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:バードウォッチング
- 好きな本:重松清の作品
- 好きな映画:ニュー・シネマ・パラダイス
- 好きな言葉:神は乗り越えられる試練しか与えない
- 好きなアーティスト:サザンオールスターズ
- 好きな場所:山
グラフで見る『新井 庸之 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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