齋藤 陽彦 院長
AKIHIKO SAITO
それぞれが信頼しあって良い治療を施したい
1984年『トライアングル動物病院』を開院し、そこから90年頃まで一般的な動物病院として仕事をしていました。2000年頃から眼科の診察にシフトチェンジしていきました。2006年には名称を現在の『トライアングル動物眼科診療室』に改め、眼科の専門病院としてスタート。
齋藤 陽彦 院長
トライアングル動物眼科診療室
文京区/春日/飯田橋駅
- ●犬
- ●猫
眼というのは、1つの器官として生きているもの
1984年、30歳になる歳に『トライアングル動物病院』を開院し、そこから90年頃まで一般的な動物病院として仕事をしていました。その中で、「1つの分野を深く掘り下げて診療する動物病院があってもいいんじゃないか」という思いが強くなったのです。例えば、抗がん剤を使用しなければならない症状や難易度の高い手術を要するときなどは、より専門性の高い獣医師が施術にあたったほうが動物たちのためなんじゃないか。そのように考えが変化していく過程で、私は「眼科」を専門に診ていこうと、進む方向を定めました。「眼」は、「体」みたいなもの。そこに興味を持ったからです。角膜は皮膚のようなもので、視神経は血管、内側のさまざまな機能をもった部位は内臓のようなイメージでしょうか。眼というのは、1つの器官として生きているものなんです。こんな小さな部分に複雑な情報がつまっているのだから、専門的な視点でもって処置していく必要があると思いました。
「トライアングル」の3点は、動物、飼い主さん、ドクターを表します
院名に掲げている「トライアングル」の3点は、動物、飼い主さん、ドクターを表します。それぞれが信頼しあって良い治療を施したい、との思いが込められています。当初は動物病院から始まったのですが、先ほどお話したような経緯があり、2000年頃から眼科の診察にシフトチェンジしていきました。2006年には名称を現在の『トライアングル動物眼科診療室』に改め、眼科の専門病院としてスタートを切ったのです。
動物病院のときから現在の場所にあるんですよ。最初にこちらを選んだのは、実家が近かったことや経費の面でも条件に合っていたからです。今も1日に30人から40人くらいの飼い主さんと動物たちがいらっしゃいます。診療の際には、動物たちがいまどのような状態にあるか、何が原因でこの症状が出ているかについて、飼い主さんにしっかり分かってもらえるように話をしています。当院にお越しになった時点で、明らかになんらかの症状がでていることが多いので、基本的には診察から入りますね。
良いほうの眼に悪い原因が隠れている場合もある
例えば緑内障の疑いがある場合は、いつから目をつむるようになったのかなど、お家での様子を飼い主さんにお聞きするようにしています。セカンドオピニオンの場合は、他の病院で受けた診察の内容や、どのような話を聞いたかなどをヒアリングすることから始めますね。また、片目に何かしらの症状が出ているときも、両目の検査を行います。なぜなら、良いほうの眼に悪い原因が隠れている場合もあるからです。
診察の際には、日ごろどのような生活を送っているか、どのような環境なのかなど、詳しく伺うように心がけています。
あまり表に出ない先生こそ、獣医界の縁の下の力持ちだと言えるのかも
獣医業に身を置くものとして、責任を感じてやっていかなければならないと思っています。あまり口うるさく言いたくはないのですが、日本の獣医業ってこれでいいのかなと思うときがあるんです。隣国と比較しても、日本の医療は恵まれた環境にあります。その割に、もう一歩引っぱっていく力が足りないかなと感じますね。獣医師の後輩たちの指導も含めて、さまざまな面でグローバル化していければいいなと考えています。
1件1件の動物病院が、たくさんのことをやりすぎるのも気になっています。最初に抗がん剤の話をしましたが、人間でそこまでの状態だったら専門医が担当しますよね。動物も同じだと思うんです。この部分が専門医が担当します、というような役割ができれば、より高度な専門的な施術ができるのではないでしょうか。医療の世界はどちらかというと華やかな仕事という印象を持たれがちですが、あまり表に出ない先生こそ、獣医界の縁の下の力持ちだと言えるのかも知れません。
これから受診される飼い主様へ
当院はワンちゃん・ネコちゃんなどの眼科診療を専門としています。診療は予約制となっておりますので、お電話でお問い合わせください。また、医療関係者を対象に眼科症例カンファランスを開催することもあります。そういった経験や知識をより多くの患者さんにもお届けできたらと思っています。
※上記記事は2014.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
齋藤 陽彦 院長 MEMO
- 出身地:千葉県
グラフで見る『齋藤 陽彦 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
トライアングル動物眼科診療室
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