白金高輪矯正歯科

間所 睦 院長への独自インタビュー

理想的な矯正治療を求めて

歯科医師であった母の診療しているところをずっと見て育ちました。人に感謝されるその後ろ姿を見て、「良い仕事だ」と感じ、同じ道を志すようになっていったのです。
母は一般歯科を診ていましたが、私は矯正歯科の道に進みました。彼女の薫陶もあったのでしょう、私は虫歯になったことがなかったんですね。それで勝手に「虫歯の痛みを知らない人が虫歯の治療をしてはいけない」と思い込んでしまったのです（笑）。矯正歯科を選んだもう1つの理由が、噛み合わせでした。噛み合わせの影響は全身に及びます。噛み合わせ全体を変える治療の分野として、学生の頃から興味を持っていたことがこの分野を突き詰めていくきっかけとなりました。

2020年9月に『白金高輪矯正歯科』は開院いたしました。専門性を追求し、より理想的な治療を突き詰めたいと思っていたことが開業を考える大きな動機となりました。もう1つ、私を含めて矯正歯科医はフリーランスで拠点を持たない先生が多くいらっしゃいます。そうした先生方の居場所を作れないかと考えたことも1つのきっかけとなりました。

ゴールのイメージを共有することが大切

理想とする医療を追求する上で、患者さんの希望を余すところなく聞き届け、ご納得されるまで説明を尽くすことが非常に重要です。
当院では検査ののち、シミュレーションをおこない、歯はもちろんのこと、正面からのお顔、横顔などがどう変わっていくかを画像でご覧いただきます。実際にシミュレーションを見ていただくと、「お任せします」と仰っていた患者さんも、色々と注文が出てくるものなんですね。矯正治療では、抜歯をすることがあります。皆さん、一様に「子供の歯は抜きたくない」と仰るのですけれども、抜歯した場合とそうでないものとを比較した画像をご覧いただくと、納得していただけることが少なくないのです。
矯正治療においては、最初の計画が肝心です。最初が誤ればすべてが後手後手になってしまいますので、そこを突き詰めていくことには時間をかけるようにしています。来年度から、今のシミュレーションをすべて3Dでおこなえるようになります。さらに様々な角度から仕上がりをご覧いただけることになりますので、より精密な治療がおこなえるようになっていくでしょう。その分、相談の回数が増すかもしれませんが（苦笑）、それこそ私がやりたいことでしたので、今から楽しみにしています。

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