上野歯科クリニック

上野 耕作 院長への独自インタビュー

全身を診ることに興味をおぼえ、歯科口腔外科の道に

従兄弟が医師をしていますので、その影響を受けたところもあったのでしょう。ただし、私は意外にも血を見るのが苦手なほうでしたので（笑）、そこで何が1番向いてるだろうかと考え、歯科を選んだのです。もともと、図画工作やプラモデルづくりが好きで、細かい作業を好んでいたこともプラスに働いたような気がします。
大学卒業後は、朝日大学の歯科口腔外科大学院に籍を置きましたが、東京に来ることに東京女子医大に7年間入局いたしました。その間ドイツ留学を一年間しマインツ大学で顎顔面外科講座を受けて帰国しました。
血を見るのが苦手だった私が、「なぜ？」と思われるかもしれませんが（笑）、県人会を通じて以前より親しくさせていただいていた先生がたまたま口腔外科の教授をやってらして、その先生からの誘いもあり、この道を選ぶことになったのです。また、それとは別に、「全身を診たい」という思いもそこにはありました。お口も身体の一部ですから、その経験は、後々になっても生きるだろうと考えたのです。
『上野歯科クリニック』は1998年に開院いたしました。実はそれ以前、ここは大阪出身の先生が医院を構えておいででして、その医院を引き継がせていただいた形です。中の機器類は変わっていますけども、基本的には当時のレイアウトをそのまま受け継いでいます。もう少し手を加えたいところではあるのですけども、この環境に親しんでくださっている患者さんが大勢いらっしゃいますので、あえてそのまま、ということになっていますね。

患者さんの望む結果を提供していく

患者さんのためになり、患者さんが望むことをかなえてあげることが第一です。こちらから押し付けるのではなく、患者さんが何をしてもらいたいのかを考えることが大切です。痛いのを治してほしいのか、きれいにしてもらいたいのか。患者さんが望むものはみな違います。それぞれの人が望むものを汲み取り、そのために必要な知識なり方法を提供した上で、患者さんに選択していただくのです。
それを可能にするためには、私たちが選択肢を多く持っている必要があります。たとえばインプラント治療にしても、当クリニックでは3種類のものを扱っています。インプラントに関してはドイツ留学時代から20年以上経験してきていますので、その扱いには習熟しているつもりです。また、審美治療ではセラミックはもちろん、インプラントとセラミックを組み合せる方法を提案させていただくこともあります。
何よりも患者さん本位。その方の望みにかなうことが基本の考え方になります。

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