マモル歯科クリ二ック

鈴木 守 院長への独自インタビュー

地元に恩返しするために、生まれ育った駒込で開業

ここ駒込には祖父の代から暮らし、私で3代目を数えます。両親はこの地で呉服関係の商売を営んでいたのですが、私は次男でしたので、小さい頃から「お前は好きな道に進みなさい」と言われて育ちました。「好きな道」と言われて子どもながらに思いついたのが、人や社会のためになる医療の道だったんですね。私自身、プラモデルづくりなど細かい作業が得意だったものですから、そうした特技が活かせると考え、歯科を選びました。
学生時代に私はラグビーに打ち込んでいたのですが、大学を卒業する際、ラグビー部の監督であり大学のOBでもある恩師から誘われて、その方が院長を務める歯科医院にお世話になることになりました。当時から卒業3年後に開業したいと決めていたので、私も恩師のところで3年間、一生懸命勉強させていただきました。そして当院を開業したのは1985年のこと。生まれ育った地元に恩返しをしたいという気持ちはずっと持ち続けていましたので、「開業するなら絶対に駒込」と心に決めていました。

祖父母や両親の骨格・生活環境を踏まえたアドバイスを実施

当院の開業は1985年ですから、かれこれ30年以上にわたりこの地で歯科診療に携わらせていただいています。患者さんのなかには、親子孫の3世代で通ってくださっている方も少なくありません。当然のことながら親子間では骨格に共通する部分が多いですし、一緒に暮らしていれば食生活を含めたライフスタイルも同じ。ということは、かかりやすい病気なども自然と似てくるんですね。ですから、その患者さんのご両親の口腔環境等を参考にしたうえで、「あなたも〇〇になりやすいから気をつけて」といったアドバイスなどもよくさせていただいています。
私が開業した当時は歯科医院の数自体がまだ少なく、特に小児歯科に対応した歯科医院はほとんどありませんでしたので、当院に通う患者さんのなかにも虫歯の多いお子さんがたくさんいました。しかし現在は、親御さんの意識の高まりもあって虫歯のお子さんはあまり見かけなくなり、こうした変化にも30年という時の長さを感じますね。

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