弦巻通り まりあ歯科
中村 真理愛 院長の独自取材記事
できるだけ削らない「MI治療」を実践。ホスピタリティを大切に、一人一人に寄り添っていく
中村 真理愛 院長ナカムラ マリア
京都大学教育学部卒業。東京医科歯科大学(現・東京科学大学)歯学部卒業、同大学大学院を修了。保存修復学を中心に幅広く経験を積み、2016年6月に『弦巻通り まりあ歯科』を開設。
教育学部から歯学部へ。女性歯科医師として母として地域住民の健康を支える
私はストレートで歯学部に入ったわけではなく、最初は京都大学の教育学部で臨床心理学を学んでいました。卒業後はアパレル系の会社に就職しましたが、体調を崩して入院したことをきっかけに健康の大切さを改めて実感し、医療を志すようになりました。幼少期に通っていた歯科医院でのあたたかな記憶にも背中を押され、学士編入という形で現在の東京科学大学へ進学しました。
歯学部卒業後は勤務医として臨床経験を重ねる一方、社会人大学院に進学して「う蝕制御学」を専攻。患者さんへの負担が少ない低侵襲なむし歯治療について研究し、このときに培った知識と技術は、現在の診療の基盤となっています。
その後プライベートでは一児の母となり、2016年6月に『弦巻通り まりあ歯科』を開設し、地域の皆さまと丁寧に向き合いながら診療を続けてきました。診療を始めて10年になる最近では、ご家族皆さんで通ってくださるケースも多く、当院に信頼を寄せていただいていることをとてもうれしく思っています。
「できるだけ削らない治療」を基本に、大切な歯を守るお手伝いを
診療については、大切な歯をできるだけ削らないMI治療(Minimal Intervention:最小限の侵襲を目指す治療)を基本に、お口の健康を守るお手伝いをしています。私たちの歯は、一度削ってしまうと元に戻ることはなく、削る範囲が大きくなるほど歯の寿命は短くなってしまいます。必要最小限の治療にとどめるためには繊細な技術が求められ、時間がかかることもありますが、専門的に学んできた接着技術を生かし、精度の高い治療を提供したいと考えています。
当院では、むし歯や歯周病の治療から治療後のメンテナンスまで、お口の健康を一貫してサポートできる体制づくりを大切にしています。ただ、神経や血管が通る歯の内部を扱う根管治療や矯正治療は専門性の高い分野ですので、信頼できる専門の先生にご協力いただきながら、クリニック内で治療を完結できるようにしています。そのため、開院当初にはなかったマイクロスコープを導入するなど、より質の高い医療をご提供できるよう、設備面についても少しずつ環境を整えてきました。
ホスピタリティを大切に、一人一人に寄り添っていく
患者さんにとって身近な場所で、お口のさまざまなお悩みにお応えすることはもちろんですが、私たちが何より大切にしているのは、安心して通っていただける雰囲気づくりです。
私をはじめとしたスタッフ全員が、さりげない目配りや気配りを心がけながら、皆さまに少しでも心地よく過ごせるよう努めています。歯科医院はどうしても緊張してしまう場所ですから、「ここに来るとほっとする」と感じていただけたらうれしいですね。
こうした姿勢を評価していただいているのでしょうか。当院には、親しい方からの「ご紹介」でお越しくださる患者さんが多くいらっしゃいます。お子さんの治療をきっかけにお母さんやお父さんも通われるようになり、さらに祖父母世代へとつながっていき、今では3世代にわたるお付き合いというご家族も少なくありません。診療後に次回の予約を取りながら、受付スタッフとの会話が弾んでいる様子を見ると、私自身も楽しい気分になってしまいます(笑)。
呼吸や姿勢にも目を向け、全身の健康につなげたい
私は歯科医師であり、一児の母でもありますが、最近はお子さんの姿勢や呼吸の仕方が気になる場面が増えました。いわゆる「お口ポカン」と呼ばれる状態が続き、そのことが歯並びの乱れにつながっているケースもみられます。こうした傾向は大人にもみられ、コロナ禍以降のマスク生活をきっかけに口呼吸が習慣化し、上下の歯を無意識に食いしばることで、顎関節症や肩こりなどの不調を訴える方も少なくありません。
本来であれば、舌は上顎にぴったりと密着しているものです。安静時には舌が上顎を支え、上下の歯は2〜3mmほど離れているのが正常な状態と言えます。しかし、口呼吸が習慣になると舌や口まわりの筋力が低下し、舌の位置が下がることによって、食いしばりや歯並びの乱れが生じることがあります。
診療の際にはこうしたことも丁寧にお伝えし、必要に応じて歯科衛生士による口腔トレーニングをご提案しています。私たちの口は、栄養を取り入れるだけでなく、会話や呼吸などさまざまな役割を担っています。だからこそお口の中だけにとどまらず、全身の状態にも目を向けながら、本当の意味で健康になっていただきたいと考えています。
これから受診される患者さんへ
日々の診療のなかで何よりうれしいのは、患者さんの笑顔に出会えることです。最初に出会ったときは小学生だったお子さんが大学進学を報告してくれたり、高校生だった患者さんが母親になり、お子さんの顔を見せてくださったり。長い時間をともに重ねていけることは、開業医ならではの喜びだと感じています。
これからも地域の皆さまに親しまれ、信頼していただける歯科医院でありたいと願っています。ご自分やご家族のことなど、どのようなことでも遠慮なくご相談ください。
※上記記事は2026年2月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
中村 真理愛 院長MEMO
- 出身地:
- 東京都(東京生まれの大阪育ち)
- 出身大学:
- 京都大学、東京医科歯科大学(現・東京科学大学)
- 趣味・特技:
- 美味しいものを食べること、自分磨き
- 好きな音楽:
- クラシック
- 好きな場所:
- 世田谷、南の島
- 座右の銘:
- 「人間万事塞翁が馬」