ナリタデンタルクリニック

成田 優 院長への独自インタビュー

幼い頃に夢中になった本の人物を目指して

実家の書棚には、世界偉人伝という本が並べられていました。エジソンからリンカーン、ワシントンといった世界史上を代表する人物の本が並べられている中で、目に止まったのが野口英世の伝記だったのです。本当に夢中になりましたし、彼の生き方に感銘を受けて、小学校1年生の時から「お医者さんになりたい」と思うようになっていました。
中で歯医者を選んだのは、先にその道を選んだ兄の影響が大でしょうね。6つ年の離れた兄は、私にとって憧れの対象であり、その兄に追いつくべく、この道を選んだというところがあります。野口英世ではないですけれど、医療と名のつく仕事に就けたことは、大変光栄だし、やりがいのあることだと思っています。
鶴見大学を卒業後、オカムラ歯科医院、兄の医院である成田歯科医院を経て、1996年に『ナリタデンタルクリニック』を開院いたしました。一生涯お付き合いしていく大切な歯です。その大切な歯を守っていけるよう、できる限りのことをさせていただければと思っています。

その人を見つめ、その人に合わせた治療を

最初に勤務したオカムラ歯科医院では、技術はもとより、患者さんに対する心構えの部分を学ぶことができました。新卒で社会に出たばかりの私にとって、これは本当にありがたい経験でした。
岡村先生は常々、お口だけを見るのではなく、その方のバックグラウンドを見て病の本質を診て、個人に合ったパーソナルな治療を心掛けなさいと口にされていました。例えば、治療室に入る前の受付での声、入室する足音、姿勢、顔色などをよく観察し、今日、この時間に合った内容を組み立てるもそうでしょう。
教科書通りに治療をおこなうことがその方にとってベストとは限りません。材料や治療をさまざまに組み合せ、その方を思って治療をする姿勢が大切なのです。

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