荒井 眞喜 院長
MAKI ARAI
虫歯と歯周病を予防し、患者さんに
生涯にわたりお口の健康を維持していただく
日本大学松戸歯学部を卒業後、同大学大学院に進みました。2002年に歯科・小児歯科・歯科口腔外科の『あらい歯科クリニック』を開院。
荒井 眞喜 院長
あらい歯科クリニック
江東区/潮見/潮見駅
- ●歯科
- ●小児歯科
- ●歯科口腔外科
小学生の頃に読んだ本やドラマのお医者さんに憧れて医療の世界に
小中学生の頃に見たり読んだりしたドラマや本。好きだった作品によくお医者さんが出てくるのですが、彼らに憧れたのが最初のキッカケですね。
それから、通っていた中学や高校に結構、お医者さんの子供が多かったんです。自分の身近にそうした存在を見て、少なからず影響を受けた部分もあったかと思います。
うちの両親は医療とは全く関係なく、築地で商売を営んでいました。私が3男ということもあってか、「好きな事をやってみろ」と気持ちよくこの世界に送り出してくれたことに感謝しています。
日本大学松戸歯学部を卒業後、同大学大学院に進みました。大学院での専門は総義歯、いわゆる入れ歯です。入れ歯を選択した理由には、歯の無い人達の不幸を思い、良い入れ歯を作って、もう一度幸せを取り戻してほしい、そのお手伝いが出来ればという気持ちからでした。
ところが、勉強すればするほど、「入れ歯の限界」というものに気が向いていくようになります。どんなに良い入れ歯であっても、やはり、自分の歯にはどうしたって勝てないのです。
では、どうすればよいのか?自分の歯を、健康な歯を出来る限り全うしてもらうためにはどうしたらよいのか?その結論として予防歯科に力を注いでいくようになりました。
2002年に、JR潮見駅下車徒歩1分の当地で歯科・小児歯科・歯科口腔外科の『あらい歯科クリニック』を開院致しました。「虫歯と歯周病を予防し、患者さんに生涯にわたりお口の健康を維持していただくこと」を診療の目的として日々努力をしてまいりたいと思っております。
“かかりやすさ”とその原因を突き止め、オーダーメイドの予防プログラムを作成
当院では予防を基盤とした診療システムを実施しています。
初診においては応急処置を経たのち、本格的な治療にかかる前に、まず詳しい検査をおこない、治療の全体像について患者さんに説明をおこないます。
その検査のひとつに唾液検査があります。虫歯はなりやすい人、なりにくい人が存在し、それはお口の中の虫歯菌の数や唾液量、唾液の質など、複数の因子によって分かれるのです。この唾液検査をおこなうことにより、個人によって差のある虫歯の“かかりやすさ”とその原因を突き止め、オーダーメイドの予防プログラムを作成することが可能になります。
虫歯や歯周病は特定の菌によって引き起こされる感染症になりますから、その菌に対しての処置をおこなわないまま穴だけ詰めたとしても、また再発を起こしてしまいます。
子供の頃から「痛くなったら削って詰めて」を繰り返す事で、歯を痛め、やがて失うということが、この国では常となっています。だからこそ、予防をベースに治療をおこなうことの意味が改めて見直されてきているのだと思うのです。
「予防」という目的のための『ISO9001』の認証
患者さんに予防の重要性をお話しするとして、私だけが「予防、予防」と言っていても仕方がありません。歯科医師に歯科衛生士、アシスタント、それから受付に到るまで、患者さんに関わる全てのスタッフが「予防の病院」という価値観を共有することで意味あるものになると思うのです。
当院では品質マネジメントシステムの国際規格『ISO9001』の認証を得て、それを軸に病院をまとめあげています。
この『ISO9001』というのは本来、工業製品を作る現場において採用されているものです。より良い品質の製品を作るために継続的な改善をマネジメントをするためのシステムですね。
これを医療の現場に当てはめたのは、私を含めたスタッフが「予防」という目的のために何が出来るかを明確にするためです。具体的な数値目標を掲げることにより、それぞれが責任を持って役割を果たすことにつながります。
患者さんに高い満足を得ていただけるよう、我々が切磋琢磨して高品質な医療サービスを提供し続けたいと思っております。
予防のために歯医者に通う習慣を付けるためにできた『かもめクラブ』
実際に予防をおこなうには、歯ブラシではとりきれない部分、『バイオフィルム(歯にこびりついた菌の固まり)』を定期的に除去する必要があります。しかし、「歯医者には痛くなってから行く」ことが染み付いてしまっている方にご理解いただくのはなかなかに難しいものがあります。
そうであれば、小さいうちから予防のために歯医者に通う習慣を付けていただればそれに越したことはないと考え、出来たのが『かもめクラブ』です。
『かもめクラブ』は2歳から3歳のお子さんを対象にしています。
毎週火曜日の午前中をその時間に充てているのですが、1人のお子さんが月に1回程度、保育士と私どものもとに集まってもらい、リトミックや手遊びを楽しんだあと、お口の中をチェックしてクリーニングやフッ素塗布をおこなっています。
この取り組みにはメンテナンスに定期的に通ってもらう習慣をつくるという本来の目的の他に、歯医者さんへの恐怖心を取り除いてもらう意味もあります。遊んで“場”に慣れることで、万が一何か処置を必要とするケースでも、スムーズに対応が出来るようになるのです。
歯医者さんは怖い場所じゃない、楽しいところだと思ってもらえれば幸いですね。
これから受診される患者さんへ
厚生省のスローガンに『8020運動』というものがございます。
これは80歳の時に20本の歯を残そうという目標なのですが、残念なことに日本では80歳の方の歯の数は平均10本未満、歯科先進国と言われるアメリカや北欧の国々には大きく遅れをとっています。
この差がどこから生じるのかといえば、やはりそれは子供の頃からの教育による予防意識の差に他ならないと考えます。定期的に歯をケアする習慣をこの国でも浸透させていく取り組みが必要だと考える次第です。
是非当院にご家族でメンテナンスにいらしていただければと思います。スタッフ一同、日々努力を続け、皆様に健康な歯で生涯を全うしていただけるようお手伝いをさせていただきたいと思っております。
※上記記事は2011.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
荒井 眞喜 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:食べ歩き、スキー
- 好きな本・愛読書:村上春樹、桐野夏生
- 好きな映画:昔の名画
- 好きな言葉・座右の銘:一生懸命
- 好きな音楽:J-POP、クラシック
- 好きな場所・観光地:南の島や高原のリゾート
グラフで見る『荒井 眞喜 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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