林 光輝 院長
KOUKI HAYASHI
育毛剤から自毛植毛までを取り扱う薄毛治療の総合専門クリニック
杏林大学医学部卒業。同大学附属病院 医長を経て、 米NHTメディカルセンターにて研修。1998年に『紀尾井町クリニック』を開院(東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」D出口より徒歩3分、東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」7番出口より徒歩3分)。
林 光輝 院長
紀尾井町クリニック
千代田区/紀尾井町/赤坂見附駅
- ●形成外科
- ●美容外科
海外で学んだ自毛植毛で薄毛に悩む方の役に立つ医療を目指して
父親が若い頃から様々な病気を経験した人でした。私には兄弟がたくさんいるのですけども、「1人くらい医者になってほしい」と父が折にふれて話していたことがどこかに残っていたのでしょう。結果、縁あって私がこの道に進むことになったのです。
大学卒業後は精神神経科という領域で博士号を得ました。精神神経科とは、今でいう精神科に近く、ノイローゼやうつ病などの疾患を主に診てきました。髪の毛というものは、時に非常に根深い悩みとなるという点において、この領域とも関わりがあります。髪の毛が少ないということで社会生活がうまくいかなくなったり、精神的にも傷ついておられる方が少なくないんですね。
もうずいぶん前の話ですが、実は私の兄が髪の毛で悩み、海外で「自毛植毛を受ける」と私に告げたことがありました。髪の毛の悩みは根深いということは承知していたつもりでしたが、当時はそうした方法があるということを知らなかったものですから、兄の治療に立ち会うことになったのです。そこで出会ったのが、NHTメディカルセンター(米)のスティーブン・チャンでした。彼はのちに私のボスになったわけですけども、メディカルセンター内に自毛植毛専門のセンターのようなものを創設し、運営していたのです。様々な話を聞きましたし、私からも日本の現状について話しました。あの時代、髪で悩んでいる人の選択肢は、カツラや人工毛、あるいは少々怪しげなお薬しかありませんでした。兄は1年後には見事に生え揃ってきまして、その過程を見ていた私は、「これは薄毛に悩む方の役に立つ医療だ」と思い、再び渡米してスティーブ・チャンに師事したのです。
自毛植毛を学んだ私は、1998年に『紀尾井町クリニック』を開院いたしました。ここはご覧の通り、ホテルの一室です。道に面した普通のクリニックですと、入るのもためらわれる面がありますが、あらゆる人が行き来するホテルでは、そうしたことを気に病む必要はありませんし、もちろんプライバシーも保てます。窓からはホテルの立派な庭園も見えますし、あらゆる面でここがふさわしいと考えたのです。
2つの異なる毛髪の特徴を生かした治療
頭頂部周辺の髪の毛と、後頭部の髪の毛は遺伝子が異なります。具体的には、前者は男性ホルモンの影響を受ける遺伝子を有していますが、後者にはそれがないのです。その男性ホルモンの影響を受けない後頭部の髪の毛の一部を薄くなったところに持っていくのが自毛移植です。そもそも自分の組織ですから、拒絶反応を起こすことはありません。移植から半年もすると目だって伸びてきますし、1年経つと生えそろってきます。自毛移植とは、2つの異なる毛の特徴を生かした治療なのです。
豊富な経験に基づくデザイン性
自毛植毛はずいぶん前からあった治療で、以前は皮膚のかたまりをとって植皮していた時代もあります。しかし、それでは自然な毛の流れを整えるのが難しかったのです。それを改良すべく、毛根単位で切り分ける方法が現在のスタンダードになっています(株分け)。「自毛植毛」と名付けられていますが、実際は「毛根移植」なんですね。
全体に約10万本の髪の毛があるとしますと、AGAの影響を受けるのがその半分程度と言われています。理論的にはその半分が移植の“材料”となるわけですが、実際にはそのうちの1万5千本が限度でしょう。「じゃあ、とても足りないじゃない」と思われるかもしれませんが、ここで後ろの毛のもう1つの特徴が鍵になっています。後ろの毛は、非常に太いのです。ですから、限られた量であっても上手に配分すれば、広範囲をカバーすることができるんですね。
メンテナンスいらず。それこそが自毛植毛の1番のメリット
自毛植毛はメンテナンスがいりませんが、他の手法は、すべてメンテナンスが必要です。カツラも年数が経てば磨耗していきますから、新しいものが必要になってきます。一昔前と異なり、最近はお薬も効果の確かなものが出てきましたが、1ヶ月に1度ほどの通院が必要になり、半永続的に使い続けなければなりません。自毛植毛は、お風呂もカラーリングもパーマも普通にやっていただけます。なにしろ自分の髪の毛なわけですので、わずらわしさがない。それこそが自毛植毛の最大のメリットでしょう。
これから受診される患者さんへ
髪の毛の悩みは本当に根深いものです。お若い方は若いなりの、ご高齢の方は年相応のお悩みがあります。そのお悩みに寄り添い続け、四半世紀が経過しました。世界を見れば、自毛植毛は薄毛で悩む方のスタンダードな選択となっています。日本ではまだ知らない方が多いと思われますが、髪の毛でお悩みの方々の1つの選択肢となれば嬉しく思います。
※上記記事は2023年9月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
林 光輝 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:ゴルフ、スノーボード
- 好きな作家:村上春樹
- 好きな映画:アクション
- 座右の銘:「継続は力なり」
- 好きなアーティスト:玉置浩二
- 好きな観光地:軽井沢
林 光輝 院長から聞いた
『自毛植毛』
メンテナンスがいらないことが最大の特徴
もともと自分の組織を移植するわけですので、拒絶反応はありません。さらに大きいのが、メンテナスがいらないことです。カツラも何年か経過して摩耗すれば、新しく作り直さなければなりません。人工毛は常に手を入れる必要があり、お薬も1ヶ月に1回は通院する必要があります。メンテナンスいらず。この点が自毛植毛の最大の特徴と言えるでしょう。
グラフで見る『林 光輝 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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