男性不妊の原因・症状とは?

男性不妊(ダンセイフニン)の原因

正常に精子を産出できない造精機能障害が原因の多数を占めるとされる。そのほかに精路の閉塞や性機能障害など、原因は多岐にわたり、特定が困難なことも少なくない。近年、男性不妊の因子として、喫煙やアルコール摂取、心理的ストレスなどが関わっていることが明らかになってきている。

男性不妊(ダンセイフニン)の症状

不妊の原因が男性側にあるもの。精巣そのものが正常に機能してないもの、精子に問題があるもの、精路(精子の通り道)に異常があるもの、勃起や射精などの性機能障害など、様々なケースがある。

男性不妊(ダンセイフニン)の治療

精子を形成するために必要な性腺刺激ホルモンの不足が見られる場合、ホルモン薬を補充する薬物療法がある。原因となる病気があれば、その治療が優先される。

【受診科目】

  • 泌尿器科

1人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
男性不妊の原因・症状・治療方法

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原因の半数は男性。ゴールは精子の改善ではなく妊娠である

不妊は女性のものというイメージが定着していると思いますが、実は不妊の原因の半数は男性側です。男性のみの場合、男性と女性両方に原因がある場合を合わせて50~60%を占めるんです。男性不妊は精子の状態が悪いだけではなく、性交障害だったり、性機能の異常が原因になります。射精障害なども起因しますが、男性不妊の原因で最も多いのは、造精機能障害といって精子がうまく作れない状態で、精子の数が少ない、精子の運動率が悪いなどが挙げられます。診療としては、まず検査で精子の数、運動率を診ていきます。精子に問題があるなら精巣を、精巣に問題があるならホルモンを診ることが男性不妊の最低限の検査です。精子がない、数がすごく少ないとなったら染色体や遺伝子に異常がないかを調べていきます。一通り調べて何も明らかな原因がないという場合は、生活習慣の改善やサプリメントもご提案します。ただ、あくまでも治療の目的は精子の改善ではなく、その先にあるパートナーとの妊娠というところです。女性は年齢が上がるほど妊娠率も落ちて、難産になっていきます。妊娠というゴールにいかに効率よくたどり着くかなので、男性不妊の治療で大切なことは、奥様の症状もしっかりと把握した上で専門医に相談していくことです。

寺井 一隆 院長

泌尿器と男性不妊のクリニック

寺井 一隆 院長

  • さいたま市大宮区/大門町/大宮駅
  • 内科 ●泌尿器科
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