ドライアイ[乾性角結膜炎]の原因・症状とは?
ドライアイ[乾性角結膜炎](ドライアイ)の原因
目が乾燥し、角膜表面が露出して、小さな傷がつくことで障害がおきるもの。目が乾燥する原因には、涙液の分泌量が不足するものと、涙液がすぎに蒸発して乾燥するものとがある。涙液の分泌量不足は、女性の更年期障害の症状としてしばしばみられる。涙液が蒸発する原因としては、ビタミンAの欠乏、加齢、夜間の酷使などがあるが、近年はまばたきの少ない状態でコンピューターの画面などを長時間見続けることによって引き起こされるものが多い。
ドライアイ[乾性角結膜炎](ドライアイ)の症状
目が乾く感じがして、疲れ目、目のかゆみ、まぶしさなどをともなう。中年以降の女性に多くみられる。
ドライアイ[乾性角結膜炎](ドライアイ)の治療
涙液を補うため、ヒアルロン酸や人口涙液、血清による点眼をおこなう。目を休ませ、まばたきを意識的に多くおこなうといったことも効果的。
【受診科目】
- 眼科
※2人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
ドライアイ[乾性角結膜炎]の原因・症状・治療方法
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現代人に多い「ドライアイ」眼の表面のうるおいを保って予防を
ドライアイは、まばたきが減ることでおこります。本来はまばたきの度に眼の表面がうるおいますが、まばたきの回数が減ると涙液が蒸発して眼の表面が乾いてしまうのです。
合わない眼鏡で凝視していたりパソコンの狭い画面を見続けたりすると、まばたきは少なくなりますので、ドライアイの予防は目にあったメガネを使うことと、眼を休めることです。治療も同様に、眼を酷使せず眼の潤いを補うことが大切です。仕事柄、画面を見る時間が長い方や、長いこと眼鏡の調整をしていない方は、気づかないうちにドライアイになっているかも知れません。心当たりのある方は、一度眼科にご相談いただくことをおすすめします。
麻生クリニック
麻生 博子 院長
- 千代田区/六番町/市ケ谷駅
- 眼科 ●心療内科 ●精神科 ●内科
ドライアイとは何か
1 ドライアイとは
涙には本来、目の表面に広がり覆って、その状態を保つ性質があります。それによって目の表面が潤い、目のコンディションが良好に保たれます。その性質が失われたり低下したりすることで、目の不快感(ショボショボ、ゴロゴロした異物感や違和感)や見えにくさを生じる病気がドライアイです。
2 ドライアイの危険因子(原因)
・加齢(涙の分泌量が減り、安定性が低下)
・涙の質が低下(涙の成分の一つである油を分泌するマイボーム腺の機能低下)
・生活習慣(パソコン、スマートフォンの長時間使用)
・生活環境(乾燥した場所、エアコン使用下)
・コンタクトレンズの使用
・目薬(防腐剤など)や内服薬(涙の分泌減少の作用)の使用、
・ストレスや寝不足
・シェーグレン症候群や慢性関節リウマチなどの膠原病
などが複合的に関与します。
3 治療
・点眼
ドライアイのタイプに合わせて、人工涙液やヒアルロン酸点眼などを使用
・涙点プラグ
涙の出口(涙点)にふたをする
・IPL(光治療)
マイボーム腺の機能を改善
4 予防・対策
・パソコンやスマートフォンは1時間ごとに休憩する
・加湿を行い、エアコンの風が直接目に当たらないようにする
・コンタクトレンズの適切な使用を心掛ける
・ストレスを溜めない
・目を蒸しタオルなどで温める
ドライアイは色々なタイプがあり、それぞれに合った治療が必要です。目が乾くことで目の表面が傷ついたり視力低下を起こしたりしますので、心当たりがあれば眼科と相談を。
アイクリニック 高輪ゲートウェイ診療所
原田 拓二 院長
- 港区/高輪/高輪ゲートウェイ駅
- 眼科