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鈴木 康一 院長

KOICHI SUZUKI

どこよりも通いやすい精神科・心療内科を目指して

東京医科大学医学部医学科卒業。同大学病院精神科に在籍。東京医科大学茨城医療センター メンタルヘルス科、柏崎厚生病院での勤務を経て、2023年8月1日に『あしたのクリニック 新宿院』院長に就任(「新宿駅」から徒歩5分)。

鈴木 康一 院長

鈴木 康一 院長

あしたのクリニック新宿院(精神科/心療内科)

新宿区/歌舞伎町/新宿駅

  • ●精神科
  • ●心療内科

新しい精神科医療の構築を目指して

鈴木 康一 院長

数学はできるほうでしたけども、理系が向いてるとは思えない。では、取り得る道で好きな道はというと、それは精神医学しかないと考えたのです。大学卒業後、医局での勤務を経て赴任したのは、現在の茨城医療センターでした。そこでは准教授として臨床にあたるとともに、一般大学の大学院生の研修指導にも携わりました。また、県と市から委託され、子育て相談にも関わりましたね。その後赴任した新潟の柏崎厚生病院では、病棟の患者さんを診るとともに、これからの精神医学が進むべき道について会を立ち上げ、研究の日々を送りました。
我が家の家訓として「開業はしない」というものがありました。私の父は歯科医師で開業医でしたが、よほど大変だったのでしょうね。確かに、私自身も母の苦労を見ていますと、「それも仕方がない」と思っていたのです。ですが、『あしたのクリニック』の話が具体的になっていくにつれ、その考えが徐々に変化していきました。オンライン診療を取り入れることも1つでしたし、もう1つ、患者さんの休息もしくは治療の場として、現在の精神科病棟が理想的とは思えないということがありました。どうしたらみなさんにゆっくり休み、意欲的に治療に臨んでもらえるか。長年の私の研究課題の集大成として、新たな道を患者さんとともに作っていきたいと考え、この度の開業にいたったのです。

オンライン診療が患者さんを救うもう1つの道に

鈴木 康一 院長

精神科の患者さんは、突然受診できなくなることがあります。いろいろな問題を抱えた中でどうしても受診が困難になる状況をこれまで経験してきましたから、そのための救済策としてのオンライン診療に大いに期待しています。オンライン診療は忙しい方が通院の手間を軽減できるという面もありますが、ご本人が如何ともしがたい理由で受診ができなくなった時に対応ができるという面で、精神科との相性がいいと言えるでしょう。外来診療にオンライン診療、そしてクリニック外の施設の有効利用も含め、患者さんが意欲的に治療に取り組んでいただけるような取り組みを模索していきたいと考えています。

“ちょっと”の変化だからこそ、対応が難しくなるケースが増えている

鈴木 康一 院長

現在の雇用形態を見ますと、平均して3年ほどで多くの方が勤務する会社を変わっておられます。より積極的に自分自身のスキルアップを図ってのことでしょう。当然、人間関係も2、3年ごとに変わっていくわけですが、それが思ったようにいかないというケースが増えているようです。積み重ねてきたスキルはあるのに、人間関係は一からスタートしないといけないわけで、そのため、適応不全を起こして来院される方が少なくないのです。キャリアを積めば積むほど、自分を変えることは難しくなります。同じようなことをやっているのに、ちょっと違う。この“ちょっと”が、これからのストレス要因としてクローズアップされる気もいたします。
私の元々の専門は統合失調症であり、解離性障害についても長年携わってきました。もちろん、それ以外の疾患についてもそれなりのキャリアを積んできていますので、どんなことでも相談いただきたいですね。

休養の多様性も考慮に入れて診療方針を決定していく

体で考えてみましょう。風邪を引いたりすると発熱が起こりますが、逆に言えばそれは健康な証拠です。その正常だけども辛い反応を抑えるために熱さましがしばしば用いられます。精神症状においてもこれは同様です。辛いことがあり、眠れなくなるのは珍しいことではありませんが、その苦しみがかえってその方に害をなすのであれば、状況を緩和するためにお薬が必要になってきます。
心と身体、そのどちらも休息が1番のお薬であることは間違いありません。状況によっては診断書をご用意し、会社を休んでいただくのも有効ですが、ここで考えなくてはならないのが、人間の休養の多様性です。本を読むのが1番のリラックスになることもあれば、眠ることが1番という方もおられます。心身の状態を一定のリズムに取り戻すまで、その人その人にとって最善の方法を共に考えていきたいとと思っています。

これから受診される患者さんへ

実際に来院されるまでに、すでにたくさん悩んで来られる方が大多数です。悩んだ挙句、医療へとうまくつながっていかないケースも多々見られ、それは大きな問題となっています。その端緒が出た時で構いません。普段と違うことをお感じになられたら、どうぞ早め早めに、お気軽にご相談ください。

※上記記事は2023年8月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

鈴木 康一 院長 MEMO

精神科専門医

  • 出身地:愛知県
  • 趣味:読書、音楽鑑賞
  • 好きな作家:ジョルジョ・アガンベン、三島由紀夫、塩野七生
  • 好きな映画:『エイリアン』『気狂いピエロ』『ブレードランナー』『ブリキの太鼓』
  • 好きなアーティスト:ビートルズ、キース・ジャレット
  • 好きな観光地:沖縄
  • 生年月日:1953年2月14日
  • 出身大学:東京医科大学
  • 血液型:A型

鈴木 康一 院長から聞いた
『適応障害』

人間の休養の多様性を考慮し、治療を組み立てることが大切

精神的な変調をきたす“入り口”は人の数だけありますが、代表的なものをあげますと、気持ちが沈む、食生活の乱れ、それから不眠などがあります。ここで言う不眠とは、1日だけではなく、それが何日も続くという状態です。
具体的な治療となりますと、やはり原因となった環境を調整することが優先されますが、ここで考慮しなければならないのが、人間の休養の多様性です。休養は1番の薬ですが、ではその人にとって何が最も休養になるのか。本を読むことがリラックスになる方もいれば、スポーツで汗を流すことが1番という人もいます。はじめにおこなう治療の組み立てとして、まずはそこを探っていくことが大切なのです。

グラフで見る『鈴木 康一 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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