執行 友成 院長
TOMOSHIGE SHIGYO
メディアも注目。日本で唯一の鼠径ヘルニア治療、内視鏡手術を専門的に行うクリニック。
東京医科大学卒業後、消化器外科を専門として東京警察病院外科に勤務。1991年、神楽坂駅近くに開院。
執行 友成 院長
執行クリニック
新宿区/赤城下町/神楽坂駅
- ●内科
- ●消化器外科
- ●整形外科
- ●リハビリテーション科
- ●放射線科
- ●胃腸内科
- ●肛門科
- ●外科
医者になるなら外科医になりたい。
小学校4年のときには、もう外科医になろうと思っていました。「医者になるなら外科医になりたい」と。私たちの時代は特に、医者のなかでも、手術ができる外科医に華やかなイメージを持っていました。ドラマなどの影響もあったでしょうか。それに私の場合は、父が外科医だったこともあります。家で〝外科医”っぽくふるまうなんてことはなかったのですが、仕事に関する動きなどは身近に感じることができましたね。そうはいっても、〝親に逆らうのがステータス”っていう時代だったので、学生運動に参加していたこともあったんですよ(笑)。
実は医学部に行く前、一度工学部に入りました。でもやっぱり医学部に入ろうと考えるようになって、東京医科大学の医学部を受けたんです。そして〝お腹を開く手術”をする消化器外科を専門にしようと。東京警察病院で働いていたときは、日本で2例目の肝移植を行ったチームに入っていました。開業していた親父が闘病生活を経て亡くなったこともあって、『執行クリニック』を開院したのが1991年です。
日本初、鼠径ヘルニアの日帰り手術を実施。メディアが注目するスーパードクター。
「注目してほしい」なんて思ったことや、言ったことは一度もありません。医療に携わる者として、そういった〝利に関心がある”ようなことは一切ないんです。患者にとって何が必要かを追求して、自分の時間や体を徹底的に使ってきた〝結果”として、「話を聞きたい」「手術を見せてほしい」と言われるようになったということです。『これが世界のスーパードクター』という番組から出演依頼がきたときも、最初は、取材にいらした方が「日帰り手術なんて本当にできるの?」といった感じだったんですよ。だから「ビデオでも何でもどうぞ好きに撮って下さい」と言って手術をみせたら、「すごい!」って驚いていました。他の雑誌もそう。新聞もそう。やるべきことをやっていたら、どんどん話が広がっていったということです。今でも手術の撮影については「どうぞどうぞ。好きなだけ撮っていいですよ」って言っています。私の技術で盗めるところがあったら盗んでほしいくらいですよ。
手術でしか治療できない鼠径ヘルニアとは?
良性の病気です。命にかかわる病気ではありませんが、日常生活には支障があります。でも、下半身の病気で、しかも男性に多い病気なので、恥ずかしがってなかなか診察にいらっしゃらないんです。そうはいっても「そけいヘルニア」の手術件数は、外科の中で一番多い。受診率も年々上がっています。最初の頃は、「イチ開業医が手術をするなんてできっこない」って言われたこともありますが、「日帰り手術」を始めた1998年から、2014年の6月末までで、6411例の手術を行ってきたことになります。ひと昔前までは、手術のやり方がずさんで苦痛を伴うからということで、みなさん敬遠なさっていたのですが、今では技術も進歩しましたし、「執行先生のところで手術すれば日帰りできるから、受けてみよう」という気になるのではないでしょうか。外国からも受診にいらっしゃいます。先ほどのメディアの話じゃないですが、「日帰り手術」についても、「できるわけないじゃないの」と言われていたけどやれました。 それを見た人がいるから、学会や論文のオファーが来るようになったということです。
治療技術の普及、後進の育成に尽力。
若い人たちを〝カッコいい外科医”に育てたいですね。最近の若い医者は、「真面目すぎる」「いい加減」「自己中人的」といったタイプの人が多いのが気になります。真面目なのに手が動かない、技術があってもいい加減など、バランスがとれていないなと感じます。直々に弟子入りしたいと言っていた若いお医者さんもいるので、しっかり指導して羽ばたいていってほしいと思います。
外科の世界は技術の世界なので、ムダな過程が多すぎてはいけません。例えば、しこりをとる過程で、解剖学を知らないとムダにあちこちいじってしまいます。そのような事態は防いでいかなければいけません。私は最初から手術が得意でした。こういうのは勘もありますからね。若い人たちがそれを持っているといのですが……。あとは経験です。気持ちだけが前に向いてしまわないように、技術も身につけていってほしいなと思います。〝ここを選んでよかった”と思ってもらえるような医師になってほしいですね。
これから受診される患者さんへ。
私は、言うなれば、得意技を持った町医者だと思っているので、何でも話を聞きますよ。「そけいヘルニア」だけを扱っているわけではないので、膝や腰の痛みなど、一般の診察ももちろんやっています。それと、うちは新宿区で最初に訪問看護を始めました。「神楽坂訪問看護ステーション」と連携して、在宅医療サービスも充実しています。「地域の皆さんのために」なんていう大それた気持ちはないのですが、「必要な医療を提供している」という気持ちは強く持っています。私の医療に対する考え方や行動の結果として、患者のみなさんの役にたてたらいいなと思っています。体のこと、病気のことで不安だったら、気楽に相談しに来てください。
※上記記事は2014年07月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
執行 友成 院長 MEMO
循環器専門医 /泌尿器科専門医 /
- 生年月日:1952年8月28日
- 出身地:東京都
- 血液型:B型
- 趣味・特技:スポーツ全般
- 座右の銘:『やって見せいって聞かせてさせて見せ 誉めてやらずば人は動かず』 (大日本帝国連合艦隊総指令長官・山本五十六氏の言葉)
- 好きな音楽:アメリカンポップス・ロック
- 好きな観光地:ハワイ
グラフで見る『執行 友成 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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執行クリニック
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