筋肉・美容クリニック

田中 詩織 院長への独自インタビュー

薬に頼ることなく健康で長生きしていただくために

医師となって、最初に新生児医療に携わりました。人生を長いスパンで見た時の始めの部分を見たことになります。そして次に人生の終盤にかけての医療を学びたいと考え、総合病院の総合内科・腎臓科に勤務しました。そこでは、もっと手前の段階で医療が関わることが出来れば、このような事態になることを防ぐことが出来たのではないか、というケースをたくさん見てきました。人生の始めと終わりの両方の医療を見てきたことで、予防医学に向き合いたいと考えるようになったのです。
実際のところ、皆さん病気にならないと病院には来られません。どうすればお薬を使うことなく、長く健康を意識してもらえるか。その手前の部分にもっと密接に関われるクリニックをと考え、『筋肉・美容クリニック』を開設することになりました。

健康をも保つための「筋肉美」

健康を維持するため、肥満を解消するためにはしっかりと筋肉をつけた身体を維持していくことが必要です。昨今、フレイルという言葉が一般的に知られるようになってきました。フレイルとは、ご高齢の方がいわゆる虚弱状態になってしまうもので、万病につながっていることがよく言われています。ここで重要なのが、フレイルはご高齢の方だけの問題ではなく、若い方にも見られるということです。20代、30代で一見、ほっそりとしている方の中身を見てみると、内臓脂肪が多く、筋肉が十分についてない状態にあり、そうした方々が年齢を経るごとになんらかの病気を発症していると見られるんですね。
「褐色脂肪細胞」というものがあります。褐色脂肪細胞は若年の間は活発ですが、成人になっていくに従い、活性が落ちてしまうと言われています。これを活性化することで、肥満の解消につながるということが明らかになっているのです。
当クリニックでは、部位別の筋肉量や内臓の脂肪の量を測定できる「インボディ」という機器を導入しています。そのデータをもとに、褐色脂肪細胞が活性化するようなアプローチをおこない、肥満の解消、そして健康な身体を維持するための取り組みをおこなっています。

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