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中西 幸子 院長

YUKIKO NAKANISHI

くらしのそばに、こころとからだに やさしい漢方を

横浜市立大学医学部を卒業後、東京大学医学部附属病院(心療内科)、横浜労災病院(心療内科)、都立駒込病院(精神腫瘍科)等に勤務。並行して、北里大学東洋医学研究所で漢方研修を受け、日本東洋医学会認定漢方専門医を取得。2020年5月に『あいそめクリニック』を開設(「日暮里駅」より徒歩8分、「千駄木駅」より徒歩3分)。慶應義塾大学病院漢方医学センター非常勤講師。

中西 幸子 院長

中西 幸子 院長

あいそめクリニック

文京区/千駄木/千駄木駅

  • ●漢方内科

愛着のある街での開業

中西 幸子 院長

家業として薬局を営んでいる親戚がいました。一時期私の家族もそちらを手伝っていたことがあり、家でも風邪をひいたときなどに漢方薬をよく飲ませてもらっていましたので、漢方には馴染みがありました。そこからいきなり漢方医になろうとしたわけではありませんが、その環境が進路を選ぶ上で1つのきっかけにはなったかもしれません。
学生時代、ストレスで体の調子を悪くしてしまう子が周りにいて、そこからストレスと体の症状の関係に興味を持つようになり、医師を志しました。大学時代に北里大学の東洋医学研究所の漢方セミナーに参加したのも良い経験でした。
大学卒業後は心療内科に入局しました。もともと、ストレスというものへの興味から始まりましたから、こころとからだの両面から診ていく心療内科を進路として選んだのは私の中では自然な流れでした。
『あいそめクリニック』は2020年の5月に開院しました。私は中学・高校と文京区の学校に通っており、それに加えて、医局も東大でしたし、勤めていた駒込病院や東都文京病院なども比較的近くですので、この地域には馴染みがありました。谷中・根津・千駄木という地域は、古き良き日本の風情が残っている場所で、大好きな地域です。漢方内科のクリニックを開設するにあたり、この地域の風情がしっくり溶け合うのではないかと思ったのです。

こころとからだの両面から診る

中西 幸子 院長

こちらは漢方内科のクリニックですので、漢方を試してみたい方、漢方で体調を整えたい方などに幅広くご利用いただきたいと思っております。
具体的には、漢方と相性が良いのは、「ゆらぎ」です。天候によってめまいがするとか、女性であれば月経の周期等で体調が変化するとか。そういった「ゆらぎ」を整えるのに漢方は適していると考えています。
私は心療内科の出身ですから、その意味でいえば、ストレスで身体症状が出る「心身症」なども漢方は適応があると考えています。ストレスでお腹が下りやすい、緊張して頭痛がしやすいなどの症状にも漢方が助けとなることが多いです。
ところで、東洋医学には「心身一如」という考え方があります。こころとからだを切り離すことなく、1つのものとして診ていくということです。私は、研修医時代、日本の心療内科の礎を築かれた池見酉次郎先生の本でこの言葉と出会いました。私は心療内科医としてスタートしましたが、漢方を用いることで、こころとからだを一緒に診ていくということをよりよく実践していけたらと考えながら日々治療にあたっています。

西洋医学と東洋医学の良いところを併せて

中西 幸子 院長

診察では、まずその方がお困りのことをお尋ねします。そしてそれがいつから、どのように起こっていったかという一般的な「病歴」に加えて、寒がり/暑がり、冷え/のぼせ、体力の有無、胃腸の調子、食欲や睡眠の良し悪しなどといった日々の体調の傾向、好んで召し上がる食べ物/飲み物などについても詳しくお尋ねしたうえで、脈診・舌診・腹診といった診察をして、その方の体質とお困りごとに合う漢方薬を決めていきます。
色々とお尋ねした結果、西洋医学的な治療が必要な方には、信頼できる医療機関へご紹介することもあります。しばらくお身体の検査をしていない方には当院でできる範囲の採血検査を行うこともあります。西洋医学はもちろん必要なものですので、漢方一辺倒ではなく、西洋医学をうまく補うような形でご利用いただけるとよいと考えています。

オンライン診療も

今般の新型コロナウイルス感染拡大に伴って自粛生活が続く中、普段とくらべて体調がなんとなく悪かったり、ストレス関連の症状に悩まれている方も多いようです。また「通勤が再開される前に体調を整えておきたい」というご希望で受診される方も多くいらっしゃいます。予防的と申しましょうか、普段と比べて少しバランスを崩してしまったところを立て直すために漢方を選んでくださる方がいらっしゃることは漢方内科の医師としてとてもありがたいと感じています。
当院ではオンライン診療も取り入れています。当初は、対面で診察すること以外のアプローチに抵抗があったのですが、外出しづらく、病院にも通いづらいという状況の中で、補助的にご利用いただければと思い、導入しました。しかし、実際に私も体験しますと、オンラインでのやりとりは、新たな選択肢として有用と感じはじめています。例えば、電話と違い、まずお顔が拝見できますよね。加えて、まず早めにオンラインで相談しておくことで、実際に来院して診察を受けるまで何かしらの対策も取れることになります。補助的な意味合いが強くなりますけれど、新たな窓口として、有効に使っていきたいと今は考えています。

これから受診される患者さんへ

保険診療の内科以外にも、自由診療という枠組みで「未病カウンセリング」をおこなっています。東洋医学では、「未病」という考え方があります。明らかに体調が悪いわけではないけれども、病気の予兆があるのかどうか。そんな時にもお気軽にご相談ください。もちろん、すでに症状があったり、原因がはっきりしないけどもなんとなく体調が悪い、といったことにも漢方が有効な場合がありますので、お気軽にご利用いただけたらと思います。

※上記記事は2020年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

中西 幸子 院長 MEMO

漢方専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:ピアノ
  • 好きな本・作家:エッセイ/吉本ばなな、村上春樹など
  • 座右の銘:「足るを知る」
  • 好きなアーティスト:Ann Sally
  • 好きな場所:谷根千、鎌倉、秩父、京都/「神社仏閣のある昔ながらの街に新しいお店が溶け込んでいるような街が好きです」

グラフで見る『中西 幸子 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION

あいそめクリニック

中西 幸子 院長

文京区/千駄木/千駄木駅

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