高島平かわむらクリニック

川村 隆貴 院長への独自インタビュー

小さな頃の記憶に導かれるように

子供の頃、川崎病という疾患で、のちに在籍することになる豊島病院に入院したことがありました。医学と触れ合ったのはそれが最初の機会で、おそらくそれがどこかに残っていたのでしょうね。それから時が経ち、これは自分の性分なのですけれども、「人のためなら頑張れる」という部分を自覚するようになっていきました。お恥ずかしい話ですが、自分の勉強にはどうにも身が入らない（苦笑）。でも、例えば誰かに教えるとなると、そのために必死で勉強をする自分がいたのです。その性格があり、人のために仕事をしたいと考えた時に、幼い頃の記憶が合わさり、医学を志すようになったんですね。
『高島平かわむらクリニック』は2020年4月に開院いたしました。わたしは板橋の出身で、在籍した豊島病院もそうで、この地域に貢献したいと願っていました。高島平はご高齢の方から比較的お若い方までが幅広く住まわれていて、ここでなら自分が役に立てるのではないかと考え、この地を開業の場所として選びました。

循環器はもとより、“何でも診れる医者”を目指して

循環器が専門ということでご高齢の患者さんが多いのですけれど、比較的若い方で、生活習慣病を健康診断で指摘され、来院される方も少なくありません。
私は“何でも診れる医者”を目指してこれまで修養に努めてまいりました。今の考え方からすると、専門家が専門の臓器を診るということが一般的です。しかし、私の専門である心臓という臓器は、それだけを診ていてはわからない面があると私は考えています。貧血、甲状腺疾患、腎臓病、生活習慣病であったりと、他の臓器の影響を受けて心臓が悪くなるというケースは決して少なくなく、トータルで診れなくては心臓の正確な評価は難しいという面があります。
心臓はもちろんのこと、他の臓器についてもしっかりとした知識に基づき、関連性までを視野に入れて診察をおこなってまいります。心臓は大丈夫、で終わりではなく、患者さんお困りの点を解決するためにも、全身を的確に評価していけたらと思っています。

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