まつもとクリニック
板橋区/志村/志村坂上駅
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松本 浩次 院長への独自インタビュー
肝臓という1つの臓器を入り口にして
この世界を志したのは、父と姉を含め、周囲に医師が多かったことも関係していたかと思いますが、1番のきっかけは、肝臓移植、もしくは肝臓という臓器そのものに興味があったということでした。私が子供の頃、まだ日本では肝臓の移植手術はおこなわれておらず、機会を求めて海外に渡航されている方がいた時代でした。それでずいぶんと苦労されている人がいることをニュースなどで知り、それをなしえる人になりたいと思ったのです。私にとって、医者=肝臓外科医も同然でしたから、実際医師となってからも迷うことなく肝胆膵外科に籍を置きました。肝臓移植も当然、そちらで扱うことになりましたね。大学の医局を離れて総合病院に籍を置いてからは、時代の趨勢もあって、より低侵襲な手術を手がけるようになりました。肝臓の手術も徐々に腹腔鏡でおこなわれるようになり、その技術の習得に励むとともに、内視鏡検査を含む消化管の治療を主に担当してきました。
『まつもとクリニック』は2018年5月に開院いたしました。それまで消化器がんの手術をメインに担当してきましたが、進行がんになってしまう前にそれらを予防することが大切と考え、開業に踏み切ることになったのです。この地域は病院勤務時代から慣れ親しんだ場所であり、また、手術を担当した患者さんを引き続き見ていきたいということから、この地を開業地と定めたのです。
病気を予防する、あるいは早期発見・早期治療につなげていく
胃痛や便潜血、下痢などの消化器系の症状を抱えた方、さらに肝臓の機能障害、あるいは糖尿病や高血圧、高脂血症等の生活習慣病の方まで、幅広い症状を拝見させていただいています。それらの症状の中から、深刻な病を予防すること、もしくはいち早く見つけ、治療への道筋をつけて差し上げるのが私たちの使命だと考えています。
具体的に見ていきますと、まずは胃がんの原因の9割を占めるピロリ菌に感染している方を発見し、除菌治療等をおこなうことで、胃炎や胃潰瘍、胃がんを抑制するということが1つ。それから大腸については、高タンパク・高脂質の食事が多く摂られるようになったことで大腸がんの発生が増えてきているという現状があります。それを予防するために、内視鏡でポリープを発見することが大切になってくるわけですけれど、ここで重要なのは、ポリープがあればその全てが癌に移行するわけではないということです。当院では拡大内視鏡を用い、そのままで問題ないものと取るべきものとをしっかり区別し、確実に処置をおこなうことで、予防治療に貢献していきたいと考えています。