雨宮 謙 院長
KEN AMEMIYA
スタッフともども、笑顔で患者さんに接し
親しみの持てる医院でありたい
研修終了後に放射線科に入局。放射線科では10年ほど在籍し、その後父の医院に戻り、現在に至るという次第です。
雨宮 謙 院長
雨宮医院
葛飾区/柴又/京成高砂駅
- ●内科
- ●小児科
- ●産婦人科
- ●放射線科
- ●リハビリテーション科
- ●婦人科
産科の出産の場面に立ち会う機会がきっかけとなり、医師の世界に
私の父が産科の医師をしておりまして、『雨宮医院』はその父の代から数えて55年の歴史を有していることになります。父の背中を見て育った私ですが、高校生くらいまではどちらかというと文科系でして、具体的に「医師になる」という考えはあまり持っていなかったんです(苦笑)。 それが、高校3年生の半ばくらいだったでしょうか、1つ、きっかけとなる出来事がありました。父の計らいで、産科の出産の場面に立ち会う機会があったんです。その時の、出産を終えたお母さんの非常に晴れやかな表情がとても印象的で、なおかつ、大変感謝をしていただいたことが今も記憶に残っています。これほど人に喜ばれる職業というのは素晴らしいのではないだろうか。そう思い、高校3年の残りわずかという時期に医師となることを志すようになりました。
大学を卒業すると専門を選ぶ段階となりますが、産科は病棟を維持しなくてはならず、しかも少子化が懸念される時代性も考えますと、「なかなか難しいのではないか」という結論に至りました。医師を志すようになったきっかけでもあり、非常に好きな科ではあったのですが。 そこで、まず基礎として内科を勉強しようと考え、内科の研修医となりました。2年のうちに各科を順番に廻っていくわけですが、ある時、手術を先に控えた患者さんの術前検査に立ち会うこととなりました。その検査を担当されたのが放射線科の先生で、非常に広範で細かな知識を持っていらっしゃることに驚き、以来、放射線科に大変興味を抱くようになったのです。ここにいれば、頭の先から足の先まで様々な疾患を診ることが出来、多くの知識を得ることが可能になる。そう考え、研修終了後に放射線科に入局をしたということになります。
放射線科では10年ほど在籍し、その後父の医院に戻り、現在に至るという次第です。
これらの疾患を多く診てきた経験が、迅速で的確な診断を導く
当院では内科、小児科、婦人科を標榜しています。父からも色々と手ほどきを受けたのに加え、私自身が放射線科で婦人科系の疾患を多く診てきたということもあり、女性の様々な病態に対応出来るというのが当院の特徴の1つとなっています。
例えば、腹痛を訴えられて来院される方がいらっしゃいますが、下腹部の痛みは内科系疾患だけとは限らず、婦人科系の疾患を因とするものが多くあります。子宮内膜症や卵巣嚢腫、子宮筋腫といった病気がそうですね。これらの疾患を多く診てきた経験が、迅速で的確な診断を導くことにつながっていると考えています。
笑顔で接し、親しみの持てる医院でありたい
なにしろ50年ということですから、患者さんの中には親子三代でお見えになってるという方も少なくなく、当然のことながら、その中にはご高齢の方が増えているという側面があります。患者さんとお話をする際には、なるべく専門用語を使わず、わかりやすい言葉で繰り返し色々なことをお話していくという姿勢が重要になってきます。
また、患者さんは、程度の差こそあれ悩みを抱えていらっしゃる方が多いわけですので、スタッフともども、笑顔で患者さんに接するということも大事なことになります。患者さんが、私や周りのスタッフに、自分のことだけではなく周囲のご家族のことも話していただけるよう、親しみの持てる医院でありたいと考えています。
何か異常があれば早めに医療機関を受診、定期的な健康診断を受けることをお勧めしたい
最近のことですが、生理痛やお腹が張るという症状で来られ、卵巣の腫瘍が見つかったケースが続けざまにありました。お若い方は「まだ大丈夫」と思いがちなのですが、こうした疾患は、年齢によって安心出来るということはありません。健康を保つためにも、何か異常があれば早めに医療機関を受診していただくとともに、定期的な健康診断を受けることをお勧めします。
例えば婦人科疾患でいえば、乳がんの検診は葛飾区でそのプロセスが決まっています。まずは医療機関を受診していただき、触診検査を通じて保健所に準備されているX線のマンモグラフィーを受けていただく。私自身もその読影に携わっていまして、そこで何か異常があれば、自院での更なる検査や、あるいは高次の病院等に紹介するという仕組みが出来あがっています。
乳がんの健診率で言いますと、日本はいまだ諸外国に比べて著しく低いという結果が出ています。区のほうでクーポン券を配布するなど、様々な取り組みをおこなっていますので、ご自身のために、そうした機会を有効にご利用いただければと思います。
これから受診される患者さんへ
先程も少し申しましたように、私どもの患者さんも高齢化が進んでまいりました。調子を悪くされたり、どこかに入院してそのまま外来に来ることが出来ないという方も増えてきており、その解決の一助として、在宅診療に積極的に取り組んでいきたいとも考えています。
区民の皆さんにおかれましては、是非、かかりつけ医というものを持っていただきたいですね。何でも相談することの出来るドクターを1人持つことで、相談も出来れば、何かのおりには高次の病院等へのスムーズな紹介も可能になります。普段から何でも話せるお医者さんがいるというのは、長い人生において非常に有用なことだと考えています。
※上記記事は2013.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
雨宮 謙 院長 MEMO
皮膚科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:車、ジャズヴォーカル
- 好きな本・愛読書:CAR GRAPHIC/夏目漱石
- 好きな映画:グレン・ミラー物語
- 好きな言葉・座右の銘:温故知新
- 好きな音楽:ジャズ
- 好きな場所・観光地:軽井沢、代官山
グラフで見る『雨宮 謙 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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