中島クリニック

中島 剛 院長への独自インタビュー

呼吸器を専門に研鑽を積み、地域の「かかりつけ医」に

私は中学生の頃に病気で入院したことがあるのですが、「医療」を身近に感じたのは、このときが初めてでした。そして、親類に医師がいたこともあり、高校卒業後は慶應義塾大学医学部に進学しました。大学卒業後は内科医として大学病院や関連病院で経験を重ね、呼吸器の研究をするため3年間アメリカに留学もしました。私が専門とする呼吸器内科では、主に「肺」の病気を診療します。「肺」という臓器は、外界と直接接している数少ない臓器の一つであるのと同時に全身の血液の「フィルター」のような役割をしますので、肺は全身の病気を反映することが多いです。その為、呼吸器内科医は患者さんの全身を診る必要があり、その経験は、開業医となった今大いに役立っていると感じます。
とは言え、大学病院で診療していた当時は時間が限られているなか、自分の専門分野以外の症状は、他科のドクターにお願いする必要があり目の前にいる患者さんの訴えの、ほんの一部分しか診られないという事実に、もどかしさを覚えることも多かったんですね。私の中で、患者さんという「人」をまるごと診るような、全人的医療をしたいという気持ちが強くなっていき、『中島クリニック』の開設を決めました。

外来診療・訪問診療・リハビリテーションを柱に、みなさまの健康をサポート

クリニックがある北区東十条は、私が生まれ育った地元です。そんな愛着のある地域への恩返しの意味を込めて、これからも地域のみなさまの健康をしっかりと守っていきたいと考えています。当院では、外来診療のほかに、訪問診療、リハビリテーションという3つの柱を中心に、地域に暮らす患者さんとご家族をサポートしていますが、2017年より新たに「居宅介護支援事業所」としての業務をスタートしました。
訪問診療では、医師を中心にケアマネージャー、ヘルパー、看護師や理学療法士などが1つのチームとなって、患者さんお1人お1人に必要なケアや医療をおこないます。当クリニックにはケアマネージャー、理学療法士が常駐するようになったことで、よりきめ細やかな対応ができるようになりました。患者さんやご家族に優しく、丁寧に接するスタッフたちの笑顔は、当クリニック一番の強みです。「どこに相談したらいいかしら？」といった医療や介護にまつわるお悩みがありましたら、お気軽にご相談いただきたいと思います。

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