大坪 孝一 院長
KOICHI OTSUBO
風邪や腹痛から認知症、パーキンソン病まで
地域のかかりつけ医として診療を行う頼りになるドクター
日本医科大学大学院卒業後、日本医科大学第二内科(神経内科)勤務。東京都多摩老人医療センターの神経内科勤務を経て1998年、大坪医院を継承(東松原駅より徒歩1分半)。
大坪 孝一 院長
大坪医院
世田谷区/松原/東松原駅
- ●内科
- ●循環器内科
- ●脳神経内科
- ●小児科
- ●健診・検診
父の姿が医師への道のきっかけに
私の家は私で3代目の医師の家系になります。父の診療する姿を小さい頃から目にしてきたためか、将来は医師になるものだと自然に思っていましたね。ただ、機械や物理にも興味があったので、医師を目指す前にはそうした事も少し学びました。日本医科大学を卒業後は、日本医科大学第二内科(神経内科)に勤務。東京都多摩老人医療センターの神経内科を経て、平成10年に父の跡を継ぎ大坪医院を継承いたしました。日本医科大学や東京都多摩老人医療センターでの勤務時には神経内科の診療を行っていました。神経内科は、認知症や脳卒中にも関係する体の中にあるネットワークを学ぶ分野です。内科全般と専門の神経分野の医療を地域の方に提供していきたいと考えています(京王 井の頭線「東松原駅」下車徒歩1分半)。
地域で50年以上愛されるかかりつけ医
クリニックはがある東松原は住宅街が近く、ファミリー層が多くお住まいの地域です。京王線東松原駅からすぐの場所にある当院には、主に近隣の方が徒歩や自転車で受診にみえます。比較的ご高齢の方が多いですが、風邪やインフルエンザなど季節性の病気が多い時期には、お子さんからご高齢の方まで幅広い年代の方がいらっしゃいます。診療科目は内科・小児科と神経内科。風邪やお腹の痛みなど内科一般の症状から、高血圧やコレステロールなどの慢性疾患、認知症やパーキンソン病など神経に関する病気まで、幅広い症状を診察しています。院内の設備はレントゲンや血圧計など内科の一般診療に必要な設備は一通り揃えています。
また、病気の予防には欠かせないワクチンの接種にも力を入れていて、お子さん向けのワクチンの他、帯状疱疹や肺炎球菌と言った大人の方向けのワクチン、インフルエンザなど季節性の感染症へのワクチンなどにも対応しています。お電話で問い合わせの上、お受けいただければと思います。
認知症、脳卒中など神経に関する病気にも取り組む
私は神経内科を特に専門としています。医院で診療を始めて20年ほどになりますが、以前と比べると認知症など神経の病気で来られる方が増えています。ご家族が一緒にいらっしゃることも多いので、背景には新聞やテレビで啓発活動が進んだこともあるのでしょうね。
当院を受診される方の症状としては、認知症や脳卒中などのほか、手足の動きが悪くなるパーキンソン病の症状が多いですね。神経に関する病気も、今では良い薬が増えて動かなかった手足が動くようになる、できなかったことができるようになるなど薬の服用と日常生活の改善をすることで、症状が改善する例も増えています。また、神経の病気は若い方も多く、頭痛は片頭痛でいらっしゃる方が多いですね。
「もの忘れ、頭痛、めまい、ふらつき、うまく話せない、手や足のふるえ、しびれ、痛み、感覚がない、動きが悪い、力が入らない、よく転ぶ、歩き方がおかしい、足が前へ出ない」…といった症状がみられる場合には、神経に関する症状の可能性があります。治せるあるいは改善できる可能性もありますので、一度みせて頂ければと思います。もし周りの方から見てこうした症状がある場合は、受診を勧めて欲しいですね。
また、一人暮らしの方の場合、認知症になると不衛生になることや生活が破綻してくることがあります。普段と比べて様子がおかしい、以前買ったものをまた買い物している、周りで普段接する方が異常に気づいた場合には役所や医療機関へ情報発信をしていただければと思いますね。離れて暮らしている方は、以前との違いに気づきやすいかもしれません。少しでもおかしいと感じたら一度受診をしていただければと思います。
今まで私が神経内科医として診察をしてきた経験からすると、喫煙の方もなるバックグラウンドというものが存在します。若い頃から血圧が高い、血糖値やコレステロール値が高いなどのバックグラウンドがあって脳卒中になる方が多いので、そこをマネジメントしていくことがとても大切になります。若いうちからうまくコントロールしていくことで脳卒中をかなり予防できます。身近に脳卒中になった方がいなければ、なかなか必要性も感じられないと思いますが、働ける年代の内に症状が発症すると働けなくなるなど、深刻な状態に陥りやすい病気です。健康診断で数値に問題があると引っかかった方には、後々こういうこともありますよ、とお知らせして治療につなげていきたいと思っています。もし、健康診断で引っかかった場合にはそのままにせず、ご相談していただきたいと思います。
分かりやすい言葉で、繰り返し行う患者さんへのアドバイス
患者さんの診察の際、最も大切にしていることは、なるべくご理解いただける言葉で話すということです。難しい言葉を並べても、理解していただけないだけでなく守っていただきたいことが守れない、ということにつながってしまうからです。患者さんの症状や状態に応じてわかりやすい言葉で伝えるようにしています。また中には一度でご理解を頂けない方もいらっしゃいます。繰り返しお伝えすることで少しずつ、記憶に残っていきますので、繰り返し伝えることも大切にしています。また日々の生活指導なども行っており、お伝えしたことは記録しておき、受診の際に確認するようにしています。 日々の積み重ねが大切だと実感していますね。
また、介護保険を利用する方には、介護関連施設とは可能な限り、電話や直接お会いするなど連絡を取るなどして対応しています。 患者さんの普段の様子が分かっていると、普段のケアで気をつけるべきことについてより具体的に伝えやすくなるからです。これは、介護だけでなく他の病院との連携でも大切な部分ですね。他の病院をご紹介する場合には、緊急な時以外は症状に応じて近隣の医療機関をご紹介しています。
これから受診される患者さんへ
当院に来院される患者さんの中には、帯状疱疹などの病気の症状が出ていても様子を見てしまう方、症状を我慢して状態が悪くなってから来院される方も少なくありません。
例えば、この辺りが擦れて痛いんだけど…など、普段の生活で感じるちょっとした体の異常でも構いません。気になることがある場合には気軽にご相談いただければと思います。その状態が病気であるかどうかの判断や区分けも含めて対応させていただきたいと思います。 こんな大したことのない症状で受診してもいいのかなと悩む前に、ちょっとした事の相談先として当院に来ていただければと思います。
また当院は世田谷区の特定健診も行っています。こうした制度などを利用して、高血圧や脂質異常症などの体の異常の発見や普段からの健康の維持にお役立てください。
※上記記事は2018年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
大坪 孝一 院長 MEMO
神経内科専門医
グラフで見る『大坪 孝一 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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