河野 志穂美 院長
SHIOMI KAWANO
患者さんのニーズを治療に活かし
あらゆる皮膚のトラブルに対応するクリニック
東京大学医学部卒業後、東京大附属病院や佼成病院、東京逓信病院、東京警察病院等で研鑽を積む。2007年、飯田橋皮膚科スキンクリニックを開院(JR飯田橋駅 東口より徒歩6分)。
河野 志穂美 院長
飯田橋皮膚科スキンクリニック
千代田区/飯田橋/飯田橋駅
- ●皮膚科
- ●美容皮膚科
病気を治して人のためになりたい、という気持ちが出発点
自分でも理由は覚えていないのですが、私は子供の頃から医師になりたいという気持ちがありました。 自分が病気をしたことや身内に医師や医療関係者がいた訳ではなかったのですが、病気を治して人のためになりたいという気持ちがありましたね。
理系の大学を経て東京大学医学部に入学、卒業後は東大病院、佼成病院、社会保険中央総合病院(現 新宿山手メディカルセンター)、東京逓信病院、東京警察病院などで皮膚科の医師として研鑽を積みました。臨床病院で長くお世話になったので、数多くの患者さんと接することができましたね。皮膚科を選択したのは、学生の頃の臨床実習で当時の皮膚科講師の先生に皮膚科の面白さを教えていただいたこと、お世話になっていた内科講師の奥様が皮膚科医でその方に強く勧められたことがあります。皮膚科は内科的側面と外科的側面の両面があり、目で見て手で触って診断を考え治療することができる。また治療による効果もわかりやすい面にも魅力を感じました。今まで多くの場所で学んだことをいかした診療をしたいと考え、2007年、飯田橋皮膚科スキンクリニックを開院致しました(JR飯田橋駅 東口より徒歩6分・地下鉄 飯田橋駅 A4出口より徒歩5分)。
患者さんのニーズをクリニックの改善に取り入れる
クリニックは今年5月に改装をしました。それまでは診察室が1つだったのですが、2つに増やしています。2か所で別の患者さんを診察することができるようになり、お待ちする時間を少なくすることができています。また、LED電球に変えたことで院内が明るく清潔感のある雰囲気になり、診察もしやすい環境になっています。車いすで来院される患者さんもいらっしゃいますので、設計時には入口のスロープやトイレの使い勝手などバリアフリーを意識した医院づくりをしました。
クリニックにいらっしゃる患者さんは周辺に住まいの方とお勤めの方が多いですね。男性から女性、赤ちゃんからご高齢の方まで幅広い年代・性別の方がご来院されています。また以前に比べてこの地域のお子さんも増えているので、皮膚科に通うお子さんも多くなりました。地域のかかりつけ医として診療してきましたので、皮膚の痛みやかゆみ、腫れ、湿疹、やニキビ、爪が割れた、刺さったトゲなど皮膚に関するトラブルに幅広く対応しています。また、シミをとりたい、脱毛、プラセンタやビタミン注射など美容・健康に関する診療も増えていますね。最近は外科的治療をしなくても、ボトックスやヒアルロン酸の注入によって、体への影響が少なく美容診療を行うことができます。当クリニックではこうした注射による美容治療にも対応しています。
院内の治療機器はレーザー機器や光治療器がメインです。レーザーには保険診療と自費診療のものがありますが、当院のレーザー治療はどちらの診療にも対応しているのが特徴です。例えば、レーザーを使い、保険外診療でシミの診療を行うほか、あざの治療を保険診療に対応したレーザー治療で行うこともできます。また、光治療器はシミの改善のほか、脱毛や皮膚の若返り治療に使うこともできる便利な機器です。レーザー治療や光治療は今後も継続して行きたいですね。
皮膚科の保険診療から美容診療まで、当クリニックで行う診療内容は全ていらっしゃる患者さんのニーズをお聞きして少しずつ増やして来たものです。今後も患者さんの意見を取り入れ、皮膚科の保険診療を中心に患者さんのニーズに応じて提供する医療を少しずつ増やしていければと思っています。もし、WEB予約が上手くできない、受診の時に気になったことがある…など、お気づきの点があれば遠慮なくおっしゃってください。良いクリニックにしていくためにできる限り改善して行きたいと思います。
治りにくい皮膚の病気に有効な光線治療
「膝やひじの皮膚が赤く乾燥していてボロボロとむけてくる」「皮膚の一部が突然白く抜けている」「手の平に赤いブツブツができてかゆい」…このような皮膚の病気に対して、症状が出ている部分を効果的に治療できるのが光線療法です。
当院で使用している光線治療器は2種類。1つはナローバンドUVBと言いまして全身を照射することが可能な機器。もう1つは狭い範囲に集中して照射することができ、短い時間で効果を与えるエキシマライトという機器です。ナローバンドの機械は大きいこともあり、皮膚科で導入しているクリニックはそれほど多くありません。それぞれの機器は波長や照射できる範囲が違いますので、当クリニックではこの2種類を症状によって使い分けて幅広い診療を行っています。特に「中波紫外線療法」ではアトピー性皮膚炎や尋常性白斑などのほか、皮膚が赤くなり厚い皮層がむけてくる「尋常性乾癬」、肌の一部の色が抜けて白くなる「尋常性白斑」、手掌・足底に膿疱が出現してくる「掌蹠膿疱症」…などさまざまな皮膚疾患に用いることができます。短時間の治療で体への影響も少なくすむ、保険診療の対象にもなっている治療法です。光線療法は皮膚のトラブルでお悩みの方におすすめしたい治療法です。
患者さんのお話をじっくりうかがい、症状を改善するヒントを見つけ出す
皮膚科の症状にはなぜか分からないけれど、ずっと続くものも少なくありません。ですから患者さんと接する際には診断を決めつけず、よくお話をうかがうようにしています。患者さんのお話の中に病気を特定することや症状を改善するヒントが隠れていることが多いからです。
例えば、赤ちゃんの場合ひとつをとっても、風邪を心配するお母さんが服を着せすぎることによって、冬なのにあせもが起こってしまったり、皮膚にトラブルが起こって顔をこすりすぎるのが怖くなり、洗顔を控えていたらニキビだらけ、垢だらけになってしまったり。逆に洗いすぎで皮膚ががさがさになってしまう方もいらっしゃいます。
また、誤った知識や思い込みで肌に悪いことを続けている方も少なくありません。以前、シミではないのですが、なんとなく顔が黒い…という方がいらっしゃいました。顔以外は綺麗な肌をされていたので不思議に思いお話をお聞きすると、毎日30分近くお顔のマッサージをされていました。若い頃から習慣でされていたということだったのですが、肌はこすりすぎると黒ずむことがあるのです。患者さんは肌のために良いことと考え習慣として続けていたようです。マッサージをやめていただくことで数カ月ほどで肌の様子が改善しました。肌のためのよかれと思ってしていたことが実は良くなかった…という場合もあるのです。こういったことはお話をよくお聞きしないと分からないことが多いので、問診の際、どのようなケアをしているかも含め患者さんのお話をよくお聞きするようにしています。
これから受診される患者さんへ
当クリニックでは皮膚のトラブルについては幅広い診療を行っています。自覚症状が特になくても、なんだかいつもと肌の様子が違う、心配だ、と感じた時にはなるべく早めに受診されることをおすすめします。受診される目安としては、痛い、かゆいといった症状はできるだけ早く、できものは大きくなるなど変化が出てきた場合には受診されると良いでしょう。また、やけどなど緊急の場合や痛み、かゆみがひどい場合にはすぐに来ていただいて構いません。痛い、かゆい、皮膚の色が赤い、黒い、盛り上がっているできものができてしまった…など皮膚に関して困っていることがあればなんでもご相談ください。
※上記記事は2017年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
河野 志穂美 院長 MEMO
皮膚科専門医
- 出身地:愛知県
- 趣味:家族との団らんが好きです。
- 好きな本・作家:歴史物、高村 薫、他オールジャンルの物を読みます。
- 好きな映画:フランス映画、シン・ゴジラも面白いと思います。
- 座右の銘:人にされて嫌なことはしてはいけない
- 好きなアーティスト:ジャスティン・ビーバー、マイリー・サイラス
- 好きな場所:自宅
グラフで見る『河野 志穂美 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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CLINIC INFORMATION
飯田橋皮膚科スキンクリニック
河野 志穂美 院長
千代田区/飯田橋/飯田橋駅
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