井上 雄一 理事長
YUICHI INOUE
各分野の専門家が集結し、質の高い医療を提供する
「睡眠」に特化した総合ケアクリニック
東京医科大学を卒業後、鳥取大学大学院へ。神経精神医学を専門に研鑽を積む一方、睡眠障害の治療に携わる。現在はクリニックでの診療の傍ら、大学で後進の指導にあたっている。著書・メディア出演など多数。
井上 雄一 理事長
睡眠総合ケアクリニック代々木
渋谷区/代々木/代々木八幡駅
- ●内科
- ●呼吸器内科
- ●脳神経内科
- ●耳鼻咽喉科
- ●精神科
睡眠にまつわるお悩みに応える、睡眠に特化した総合ケアクリニック
大学院を卒業後、精神医学を専門に診療していたのですが、たしか1985年だったでしょうか、睡眠時無呼吸症候群の概念がはじめて日本に持ち込まれた頃だったんですね。私はもともと生理学に興味があって、脳波や睡眠解析といった研究に携わっていましたので、睡眠時無呼吸症候群の話を聞いて「何だか面白そうだな」と感じ、そこから睡眠にまつわるさまざまな症状を診るようになりました。
『睡眠総合ケアクリニック代々木』は2003年、「代々木睡眠クリニック」という名称で診療をスタートしました。その後、外来にお越しになる患者さんが増えたこともあって、第一クリニック、第二クリニック、睡眠健康事業部という3つの組織からなる医療機関へと発展しました。さまざまな睡眠障害にお悩みの患者さんのニーズにお応えするため、外来診療の充実や検査室の拡大をはかるとともに、各診療科のドクターが連携することによって、質の高い医療をご提供しています。
全国から足を運んでくださる患者さんのため、あらゆるニーズに対応
来院される患者さんは、他の医療機関からのご紹介という方が半分程度いらっしゃるでしょうか。睡眠に特化したクリニックというのは、全国的にみても数が少ないですから、当院にも西は静岡県、東は東北の山形県など、遠方から足を運んでくださる患者さんがいらっしゃいます。4歳くらいのお子さんから、90歳代のご高齢の方まで、年齢も性別もさまざまな患者さんを診療するという点も、当院の特長だと言えるでしょう。
先日も、夜中に突然歩きだして、階段から落ちてしまったお子さんを診療しましたけれど、こうした「ねぼけ」の症状は、子供やご高齢の患者さんに多くみられます。夢遊病のように無意識に動き回ることは危険が伴いますし、ご高齢の方では、パーキンソン病や認知症の発症につながる恐れもあります。そのため、症状を正しく診断して、適切な治療をすることがとても大切になるのです。
正確な診査・診断のもと、お1人お1人に最適な治療を提供
患者さんの症状に多くみられるのは、夜なかなか眠れないと訴える「不眠症」、夜間きちんと寝ているのに日中も眠くて仕方がないと訴える「過眠症」、寝ている間に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」がベスト3と言えるでしょうか。「不眠症」については、適切にお薬を使う薬物療法とあわせて、認知行動療法を取り入れていることが大きな特長です。今や世界的な流れとなっている認知行動療法は、生活習慣を見直し、睡眠を妨げる思考パターンを改善し、就寝時の緊張感やあせりを緩和するものです。一般的な治療とは異なり、自費診療にはなりますけれど、十分なカウンセリングのもとに、お1人お1人にカスタマイズした治療プランをご提案します。
私たち人間の平均的な睡眠時間は、おおむね7時間程度とされていますが、夜間にしっかり寝たつもりでも、日中に眠気を感じて仕事や日常生活に支障をきたすケースがあるんですね。この状態を「過眠症」と言いますが、その原因は実にさまざまです。若い世代の方では夜更かしをしているうちに、ご高齢の方では早起きが高じて睡眠のリズムが障害されていることがあります。お薬の影響や内科的な疾患、睡眠時無呼吸症候群の影響ということも考えられます。そのため、何が原因で症状が起きているのか、きめ細やかな問診のほか、さまざまな検査によって原因を正しく特定し、それに見合った治療をする必要があるのです。
各分野のスペシャリストが集結し、クオリティの高い医療を実践する
今では広く認知されるようになった「睡眠時無呼吸症候群」は、就寝時にCPAP(シーパップ)と呼ばれる鼻マスクを装着する対症療法が一般的です。また、症状が軽度であれば、マウスピースによって気道を広げる方法も有効ですし、もしも扁桃腺肥大が原因であれば、東京医科大学病院の耳鼻咽喉科に紹介して手術をおこなうケースもあります。いずれの場合にも、やはり精密な診査・診断は欠かせないものであり、メカニズムと症状を正確に把握して、最適な治療をご提供できるという点が、当院いちばんの特長と言えるでしょう。
クリニックの名前に「総合ケア」とあるように、当院には、耳鼻咽喉科・呼吸器内科・神経内科・精神科・歯科など、高い専門性を備えたドクターが在籍し、検査技師や臨床心理士などと連携しながら、さまざまな角度から症状を検討し、過不足のない治療プランをご提案することができます。また、毎朝診療がはじまる前にはスタッフ全員が顔を合わせ、さまざまな症例について検討データに基づいて治療方針を検討する「症例カンファレンス」をおこない、より質の高い医療をご提供するべく尽力しています。
これから受診される患者さんへ
『睡眠総合ケアクリニック代々木』は、JR「代々木駅」西口から歩いて5分ほどの場所にあります。睡眠にまつわるお悩みは、「眠れない」「眠たくて仕方ない」と、シンプルなものが多いですが、その背景にあるものは実にさまざま。それぞれに異なる患者さんのお悩みに応え、あらゆるニーズに対応するため、当院では「総合ケア」を掲げて診療しているのです。
就寝中の症状と言うのは、ご自分では気づけないものですし、寝室を共にするベッドパートナーの存在はとても大きいものです。当院では、各分野の専門家が連携して、クオリティの高い診断・治療をおこなっておりますので、もしも大切なパートナーに気になる症状がありましたら、ぜひご相談いただきたいと思います。
※上記記事は2017年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
井上 雄一 理事長 MEMO
- 出身地:兵庫県
- 趣味・特技:音楽鑑賞、読書、スキー、旅行
- 好きな作家:KAZUO ISHIGURO
- 好きな映画:ニューシネマパラダイス
- 好きな言葉・座右の銘:Listen To The patient
- 好きな音楽:クラシック・ジャズ
- 好きな場所・観光地:ウィーン、ブリュッセル、ボストン
グラフで見る『井上 雄一 理事長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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睡眠総合ケアクリニック代々木
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