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藤江 俊雄 理事長

TOSHIO FUJIE

訪問診療を専門に、各種の検査設備を活用し街のホームドクターとなりたい。

大学卒業後、大学病院、横浜中央病院にて研鑽を積んだ後、訪問診療のお誘いを受け、その後千歳烏山駅より徒歩20分の『千歳台はなクリニック』に入職。

藤江 俊雄 理事長

藤江 俊雄 理事長

千歳台はなクリニック

世田谷区／千歳台／千歳船橋駅

  • ●内科
  • ●リハビリテーション科
  • ●アレルギー科
  • ●眼科
  • ●循環器内科

恩師の思いを受け継いで。

藤江 俊雄 理事長

きっかけは、学生時代の恩師の励ましにありました。70年前のあの日、先生は爆心地から1.8キロという距離のところにいらっしゃったそうです。命こそ助かったものの、焼け野原となった惨状を見て歩いた先生は、「これからは世のため、人のために生きていこう」と決意され、医療の道を志されました。ただ、先生は血を見ることがどうしても得意ではなく、道を転じて学校の先生となり、教え子にその思いを託すことを考えられたのです。私は、そんな先生の期待に応えたいという一心で、この道を選択したということになります。晩年までお付き合いは続きましたが、いつも私のことを気に掛けていただいたことが、今は非常に懐かしく感じられます。

大学を卒業した私は、大学病院（日本大学医学部）で10年間、呼吸器内科に籍を置きました。主に肺がんの治療に携わり、この段階で多くの方を看取るという経験をしたことになります。その後、横浜中央病院に勤務した私は、今度は循環器科に従事することとなりました。この科の特徴として、とにかく患者さんの命をつなぐということに重点が置かれる面があります。ただ、ここが難しいところでして、生きることを最優先で考えていくと、結果として患者さんに苦痛を強いてしまう場合が多々あるのです。この過程において、生きることだけに注力するのではなく、生活の質を重んじた診療のあり方を私は模索するようになっていきました。
横須賀で開業されてる先輩の先生に訪問診療のお誘いを受けたのは、この時期のことです。実際に手伝ってみますと、訪問診療という形態が自分の考えに近いことが確認できました。5年前に『千歳台はなクリニック』に入職し、現在に至ります（京王線・千歳烏山駅より徒歩20分）。

入院施設の用意があることのメリット。

藤江 俊雄 理事長

外来診療では一般内科、呼吸器、循環器、アレルギー科を標榜しており、これらに加えて眼科の診療もおこなっています。クリニックの特徴としては、入院施設の用意があることでしょう。たとえば自宅で訪問診療を受けておられた方が、肺炎を引き起こしたり、食事がとれず点滴の必要が生じた際には、入院して加療することが可能です。また、在宅医療を支える上で重要なレスパイト入院にも取り組んでいます。レスパイトには、「息抜き」「休息」という意味があり、ご家族の方の介護疲れを癒すための入院になります。
検査についてはCTを始めとして一通りのことがおこなえる設備を有しています。CTは転倒して頭を打った際の脳の障害や、肺炎の合併を判断する際には有効なものです。疑いのある場合はその日のうちに撮影をおこなえますので、即効性のある診療にも対応できる点は特徴だと考えています。

専門の異なる複数の医師が意見を交換。

藤江 俊雄 理事長

法人全体では、約800人弱の患者さんを診させていただいています。そのうちの8割をここ千歳台で対応させていただいており、夜間については、烏山・成城の両クリニックの患者さんについてもこちらで対応をしています。
クリニックに籍を置く医師は非常勤を含め、20人といったところ。この中には私のように内科の医師もいれば、整形外科、眼科、泌尿器科、精神科の医師も名を連ねています。専門の異なる複数の医師が意見を交換することで、より的確な診断を提供できると考えています。
クリニックでは、内科の経験がない先生にも広く参加していただけるようにと希望しています。2025年問題を控えて、1人でも多くの先生に経験を積んでいただく必要がありますし、その部分で人材の育成にも力を入れていきたいと思っています。

患者さんの目線を合わせて診療。

これは訪問診療に限ったことではありませんが、患者さんの目線を合わせるということは意識しています。病院勤務時代、私はよくベッドサイドの丸イスに座り、患者さんと話をしていました。当時は特別な目的があってそうしていたわけではないのですが、患者さんには喜ばれていたようです。ちゃんと腰を据えて話を聞いてくれると患者さんは感じてくれたのかもしれませんね。
今、私たちがこうして豊かな生活を送れるのは、ひとえに、戦後の復興に尽力してくださった今の高齢者の方達のおかげです。その人達の人生に“はなまる”を差し上げたいという思いが、クリニックの名称の由来となっています。安心・安全・真心を心掛け、患者さんに家族のように優しく付き添ってあげられればと思っています。

これから受診される患者さんへ。

訪問診療を専門におこなっているクリニックであるのと並行して、各種の検査設備を活用して、この街のホームドクターとしての役割にも重点を置いていきたいと思っています。高齢者の方はもちろんのこと、地域住民の皆様の健康管理をしっかりと担っていきたいと考えていますし、かかりつけのクリニックとして、どうぞお気軽にご利用ください。

※上記記事は2015.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

藤江 俊雄 理事長　MEMO

  • 出身地：神奈川県
  • 趣味・特技：ウクレレ
  • 好きな本もしくは愛読書：医療関連書籍
  • 好きな映画：マイ・フェア・レディ、プリティー・ウーマン、摩天楼はバラ色に
  • 座右の銘もしくは好きな言葉：ハッピーエンド
  • 好きな音楽：ウクレレ
  • 好きな場所もしくは好きな観光地：露天風呂

グラフで見る『藤江 俊雄 理事長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい		 エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい		 エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION