東京ファッションタウンビルクリニック
江東区/有明/国際展示場駅
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最上 聡 院長への独自インタビュー
有明地区を基点に外来、休日救急診療、小児患者中心に往診なども行う。
大学受験に際しては、大好きな天文を専攻しようと理学部に入りました(東京大学理学部卒)。昔から医師には興味がありましたが、身内に医者がいなかったのでその世界を身近に感じるきっかけもなく、医学部を選ぶ思い切りがなかったんですね。
卒業後は精密機器メーカーの研究職に就き、順調なサラリーマン生活を送っていましたが、30歳になった時に転職のラストチャンスを感じ、ずっと気持ちの中にあった「医師への道」にチャレンジしようと決めました。決めたはよいものの、家族もいましたので会社を辞めるわけにもいかず、在職しながらの受験勉強でした。無事に医学部入学を果たしましたが、医師への転身で一番大変だった出来事ですね。
医学部卒業後は大学の医局に入り、15の病院で様々な診療科目を経験しました。私は「往診の出来る医者」が最終目標でしたので、開業に向けて必要な知識を蓄えるためにも、多くの診療経験を積みたいと考えたんです。よく、「先生のご専門は?」と聞かれますが、「専門はプライマリ・ケアです」と答えています。
※プライマリ・ケア…患者を一人の人間としてとらえ、その人が抱える問題を総合的に診る医療。幅広く診療でき、特長としては往診や訪問診療などの在宅診療を行う医師が多い。
小児科医不足という問題に対応しプライマリ・ケアを実践
この有明地区が無医地区だったからですね。医者がいないで困っている方々の役に立ちたかったんです。有明を含む江東区の南の地域は小児科医が全く足りていなかったので、小児科救急に対応できる医師もいない。私は元々往診することが目的でしたから、場所はどこでもよく、オフィスビルの中で十分だったんです。場所柄、お台場にあるホテルや国際展示場で行われるイベントなどからの救急要請もお受けしていますが、基本的には昼間はサラリーマンの方やOLの方の外来を受け、クリニックでの診療後は、小児患者を中心とした往診を行っています。あとは医師会の休日救急診療を行っていますね。
普段の診療でも、コンピューターなどを利用して安全で早い医療を提供したいと思っています。エコー画像もその場でパソコンに取り込み、解りやすく解説できるようにしてるんですよ。医院のコンピューター関係は、私自らが中古パーツを組み合わせて作っています。秋葉原などに買い物に行って、自分で仕入れてくるんです(笑)。院内にはサーバー室もあります。自分で出来ることは極力自分で行い、ローコストを目指した医院経営をしています。
最上聡先生は多趣味で、非常にユニークな人です。地域の医師として、あらゆるものを診るという姿勢にブレがない先生ですね。