能戸クリニック

宮村 正廣 院長への独自インタビュー

30代から始まった医師人生

私は25歳までサラリーマンをしておりました。ところが、その会社が傾いてしまったため、辞めざるを得なくなってしまったのです。誰かのために自分の仕事を中断しなければならないのは辛いことだと、つくづく思いましたね。ならば自分1人でできる仕事をと思ったところ、選択肢として医師というものが浮かび上がったのです。
始まりが遅かったこともあって、大学に残ることは考えず、当初から開業を目指していました。いくつかの病院で懸命に修養を重ね、医師となって7年目、1989年に『宮村内科クリニック』を当地に開院することができたのです。

その人のすべてを診ていく

当クリニックでは、内科・循環器・消化器・呼吸器・糖尿病・頭痛・めまい・皮膚科・整形外科・心療内科と多岐にわたって診療をおこなっています。医者は大まかに分けて2つに分類できると思うのです。専門性を極めていきたいというタイプと、幅広くジェネラルに診たいというタイプと。私の場合は後者で、患者さんのすべてを丸ごと診ていきたいと考え、各科の修練を積んでまいりました。
そもそも、体というものはつながっています。頭が痛いからといって頭部にだけその原因があるとは限らず、腰のズレ、膝のズレ、足首のズレなど、全身のゆがみが一部分に集約される形で症状が出ることもあるのです。それを診ていくとすれば、幅広く診るという視点が必要ということなんですね。

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