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塙 佳生 院長

YOSHIO HANAWA

保護者様の疑問に、ホッと納得できる説明を心がけ、子供たちの健康をサポート。

小児科医の父が開業していた浜町駅近くに開業していたクリニックを、平成15年に引き継ぎ、院長に就任。

塙 佳生 院長

塙 佳生 院長

塙小児科医院

中央区/日本橋浜町/浜町駅

  • ●小児科

子どもを笑顔にしてあげる職業を目指す。

塙 佳生 院長

父が小児科医だったので、その影響はあると思いますね。もともと開業していた父がこの場所に開院したのが昭和43年。平成15年7月から私が院長を引き継いで今日に至ります。また、私自身、子ども好きだったんです。「子どもが子どもを好きなの?」と思うかもしれませんが、そうなんです(笑)。子どもに関わる仕事というと、学校の先生か小児科医が思いうかびますが、これらには決定的な違いがあります。それは、先生は子どもを評価しなくてはならないが、医者は評価しなくてもよいということ。私は評価したくなかったんです。医者になれば、子どもたちに関わる仕事ができるし、評価をしないで済むうえに、病気を取り除いて笑顔にしてあげることができると思いました。病気を早く治すお手伝いをすることができることはやりがいになりますよね。

気がかりなことを気軽に相談できる存在でありたい。

塙 佳生 院長

診療科目と聞かれると逆に考え込んでしまうくらい、小児科に関することなら何でも診ています。風邪や感染症もそうですが、予防接種、検診、アレルギーなどがそうですね。例えば「低身長症」なども診ていますよ。当院は赤ちゃんが多いんですが、赤ちゃんは生後6か月は免疫があると言われています。ですので、生後3か月で風邪をひいたら「あれ?うちの子、どうしたのかしら」と慌ててしまうお母さんも少なくありません。そんなときに気軽に受診して下さるような、地域の「かかりつけ医」になれたらと思っています。開院してからが長いので、父が診ていた子どもさんがお母さんになり、お子さんをつれて私の診察を受ける、なんてこともありました。地域に密着してきたからこそ感じられる喜びですよね。最近はこの近辺も開発が進んでいるので、新しく引っ越してきた方もいらっしゃるようになりました。保育園や幼稚園などを通じて、どんどん輪が広がっていくといいなと思います。

「子供の一番のサポーター」はお母さん。

塙 佳生 院長

子どもさんの病気を診るのは私の役目ですが、通常の状態を一番知っているのはお母さんです。それを基準にして今は病気は何か、大丈夫なのかを第三者の目で判断するのが医師の役目です。専門的な検査が必要でしたら提携病院を紹介しますし、何もなければ「悪くないね。よかったね」と話せます。「なんで来たんだ」、また逆に「なんで早く来なかったんだ」とは思いませんし、言うこともありません。診断を委ねられている者として、冷静な判断はもちろん必要ですが、お母さんへの声かけなどには気を配っています。つまり、お母さんに協力者になってもらうことが、子どもたちを救うことになるんです。薬を飲ませるのもホームケアも、子どもに働きかけるのはお母さんです。お母さんと医師である私、それから子どもたちという3つの点が結びついて、はじめて子どもたちの苦しい状況を救うことができますからね。

納得のいく説明が、お母さんの安心と落ち着いた対応を生む。

医療用語を使ってごまかすような説明は絶対にしてはいけないと思っています。ですので、お母さんが納得して下さるように分かりやすい言葉で説明するようにしています。「乾性咳嗽(かんせいがいそう)」って言うと「何?なんだか大変な病気なの?」と不安になられるでしょうが、「からせきですね」というと不安をあおられることもなく納得できませんか?「これは体質ですよ」と言われたらどうでしょう、「そっか。じゃあ仕方ないな」とそれ以上質問することがなくなるかもしれません。そんな風にあやふやにしてしまってはいけないと思うんです。「今○○という症状ができていますが、これは△△という原因です」と簡潔に分かりやすい言葉を用いて説明します。診療の際にこれらの話をしたとしても、ものの1~2分です。でも、これをやるかやらないかでは全然違ってきます。すべては子どもたちのためだと思ってお母さんに日々、“プレゼン”してますよ(笑)。
また、「この薬はこのくらいたつと効いてくるよ」と薬の効果についてもお話します。朝診察をして薬も飲んだのに夜中に熱が上がってしまったとき、多くの保護者の方はどうなさるでしょうか。救急外来に行かれるんです。でも、もし「明日の朝まで熱が続くかもしれませんよ」と言われていたらどうでしょう。心の準備ができている分、朝まで待ちますよね。そういう落ち着いた循環こそが必要なんです。

これから受診される患者さんへ。

何か気になることがあったら、遠慮せずにいらしてください。お子さんの具合が悪いと、お母さん方はとっても心配だと思いますが、どこかに自分が心配しすぎているのではと考えて、病院に来るときに「こんな軽い症状で来てすみません」なんて言わないでくださいね。どこも悪くなければそれに越したことはありません。お子さんの回復を最優先に考えて、一緒に治療に取り組んでいきましょう。

※上記記事は2015年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

塙 佳生 院長 MEMO

小児科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:カメラ、釣り
  • 愛読書:医学書一般
  • 座右の銘:「ネアカ、のびのび、へこたれず」
  • 好きなアーティスト:DREAMS COME TRUE、サザンオールスターズ
  • 好きな場所:ほっとできるところ、海が見えるところ

グラフで見る『塙 佳生 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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