浮間小児科クリニック

文元 礼 院長の独自取材記事

文元 礼 院長

子どものかかりつけ医として。身近で頼れる小児科医療を提供

文元 礼 院長フミモト レイ

聖マリアンナ医科大学 卒業。以降、聖マリアンナ医科大学病院・聖マリアンナ医科大学西部病院・川崎市立多摩病院にて小児科、新生児科に従事。2024年1月より『浮間小児科クリニック』院長に就任(JR「浮間舟渡駅」から徒歩8分、「JR北赤羽駅」から徒歩12分)。

「人の役に立ちたい」という思いから、小児科の道へ

文元 礼 院長

医師を志したのは、高校生の頃でした。将来、人の役に立てる仕事に就きたいと考えたとき、医師という仕事はイメージしやすく、直接的に人の力になれる職業と感じたのがきっかけです。患者さんが良くなり、感謝の言葉をいただける――そうした実感を持てる仕事に魅力を感じ、この道を選びました。

大学時代には塾講師として小学生に教えるアルバイトをしており、子どもたちと接する中で「頑張る子どもを応援したい」という気持ちが自然と芽生え、小児科医の道を選択しました。以降、新生児医療にも携わりながら、感染症を専門分野として取り組んできました。感染症は、国立感染症研究所での研究経験も含め、臨床と学術の両面から理解を深めてきた分野です。

開業にあたっては、継承という形を選びました。自分の性格として、新しくゼロから作り上げるよりも、すでにあるものをより良くしていく方が向いていると感じたことが理由です。結果としてこの地域にご縁をいただき、実際に診療を始めてみると、穏やかでやわらかい雰囲気の方が多く、自分にとても合っていると感じています。今ではこの場所で地域医療に関わっていけることに、大きなやりがいを感じています。

風邪からアレルギーまで、幅広く応える小児科診療

文元 礼 院長

小児科クリニックとしては、風邪などの感染症が診療の中心になります。ただ実際に診療を続けていく中で、それ以外のご相談も非常に多いと感じています。
特にアレルギー疾患については、力を入れている分野の一つです。アトピー性皮膚炎やアレルギー性疾患をはじめ、舌下免疫療法などのご相談も多く、日常的に対応しています。小児科においては感染症に次いで多い分野でもあり、近年は治療の選択肢も大きく広がってきています。
私自身、専門としては感染症ですが、開業前の時期にアレルギー診療にも重点的に取り組んできました。現在も学会などを通じて新しい知見を取り入れながら、できる限り最新の治療を提供できるよう努めています。

また近年、発達障害に関するご相談が増えています。発達障害は軽度から重度までさまざまで、それぞれのお子さまに合った関わりが大切です。
しかし現在、専門施設では受診までに時間がかかる状況が続いています。そのため、軽度のケースについては地域の小児科が支えていく必要性が高まっていると感じています。当院でも、そうしたニーズに少しでもお応えできるよう、体制づくりを進めております。

小児科は一つの分野に特化するだけではなく、子どもに関わるさまざまな症状や悩みに対応する必要があります。だからこそ、幅広い知識と柔軟な対応力を持ち、どんなことでもまず相談していただける存在でありたいと考えています。

「子どもの総合医」として、なんでも相談できる存在に

文元 礼 院長

私は小児科医を「子どもの総合医」だと考えています。内科的な疾患にとどまらず、子どもに関するあらゆる健康問題に幅広く対応する役割が求められるのがこの診療科です。クリニックという立場であればなおさら、「ここに来ればとりあえず相談できる」という場所であることが大切でしょう。私はよく、クリニックを“何でも気軽に揃うコンビニエンスストアのような場所”に例えることがありますが、それくらい気軽に足を運んでいただける存在でありたいと考えています。
もちろん、すべてを一つの場所で完結させるわけではありません。対応が難しい場合には適切に専門医療機関へ紹介し、逆にクリニックで対応できることについてはしっかりと責任を持って診ていきます。そのバランスを取りながら、地域における医療の窓口として機能していくことが重要と考えています。

実際に診療を続けていく中で、風邪で受診された患者さんから別の相談を受けることも増えてきました。さまざまなことを気軽に相談していただけるようになってきたことは、信頼関係が築けてきている証だと感じています。お子さまやご家族とコミュニケーションを重ね、その中で見せてくださる笑顔に、私自身も日々やりがいと楽しさを感じながら診療にあたっています。

専門性と個別性を大切にした、オーダーメイドな医療を

診療において大切にしているのは、患者さん一人ひとりの背景に寄り添うことです。同じ病気であっても、家庭環境や生活スタイルによって最適な治療は異なります。共働きで通院が難しいご家庭や、兄弟が多いご家庭など、それぞれの事情を踏まえた上で、現実的に続けられる治療を一緒に考えていくことが重要です。
医療にはガイドラインがありますが、その中でも選択肢は複数存在することがあります。子どものかかりつけ医として継続的に関わることで、そのご家庭に合った“オーダーメイドの医療”を提供できると考えています。

また、私が専門としている感染症分野では、抗菌薬の適正使用を特に重視しています。抗菌薬は非常に有効な薬である一方で、使い方を誤ると不利益も生じる可能性があります。そのため、必要なときに必要な分だけ使うという判断が重要になります。検査についても同様で、すべてを漫然と行うのではなく、本当に必要なものを見極めて実施することを大切にしています。その判断には専門的な知識と経験が求められますが、「使うべきときは使う」「不要なときは使わない」と納得していただけるよう、丁寧に説明しながら診療を進めています。

これから受診される患者さんへ

実は私自身、元々あまり病院が好きな方ではありませんでした。診察を受けるときに緊張したり、医療者に対して少し距離を感じてしまうこともあります。だからこそ、当院ではできるだけ敷居を低くし、「とりあえず相談してみよう」と思っていただけるような雰囲気づくりを大切にしています。

インターネットやAIが普及した現在では、多くの情報に触れることができる一方で、不安を抱えている方も少なくないと思われます。そうした中で専門的な立場から正しい情報をお伝えし、複数の選択肢を提示しながら一緒に考えていくことが、私たちの役割だと考えています。

ワクチンをはじめとする感染症対策についても、メリットとデメリットを含めてしっかりと説明し、納得した上で選択していただくことを大切にしています。一方的に決めるのではなく、患者さんと一緒に考えていく「提案型の医療」を心がけています。

どんな小さなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。地域のかかりつけ医として、そしてご家族に寄り添う存在として、これからも皆さまの力になっていきたいと考えています。

※上記記事は2026年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

文元 礼 院長MEMO

出身地:
東京都
出身大学:
聖マリアンナ医科大学
趣味:
野球観戦、ポケモン
好きなチーム:
西武ライオンズ
好きなアーティスト:
X JAPAN
好きな観光地:
沖縄、ハワイ
好きな言葉:
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

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