エール訪問診療クリニック

岩崎 善毅 院長の独自取材記事

岩崎 善毅 院長

“最後までその人らしく”を支える、外科医として培った経験を活かした寄り添う在宅医療

岩崎 善毅 院長イワサキ ヨシアキ

大阪医科大学医学部 卒業。都立駒込病院 研修医を経て、同病院外科に入局。Memorial Sloan-Kettering Cancer Center(米)留学を経て、都立駒込病院 外科部長を務める。イムス東京葛飾総合病院の立ち上げに関与し、同病院 副院長兼外科部長に就任。医療法人醤光会おうちで笑顔クリニック 院長を経て、2026年4月に『エール訪問診療クリニック』を開院。

ブラックジャックに憧れた少年時代から、患者さんに寄り添う医療へ

岩崎 善毅 院長

父も叔父も医師という家庭で育ちましたので、医療は幼い頃から自然と身近な存在でした。ただ、私自身が外科医を志したきっかけは、間違いなく『ブラック・ジャック』ですね。少年時代に夢中になって読んで、「自分もこんな外科医になりたい」と強く思ったことを覚えています。

大阪医科大学を卒業後は、当時としては珍しく医局には属さず、都立駒込病院で研鑽を積みました。大学の大先輩から「東京で腕を磨いたほうがいい」と背中を押していただいたことが大きかったですね。がん診療を中心に、多くの手術に携わり、留学先でも外科医として経験を積ませていただきました。気づけば30年以上東京で外科医を続けていました。都立駒込病院では外科部長を務め、その後はイムス葛飾総合病院の立ち上げにも参加し、ゼロから外科部門を築く経験もさせていただきました。

ただ、長くがん診療に携わる中で、ずっと心に残っていたことがありました。急性期病院では、手術や治療を終えたあと、患者さんを最後まで見続けることが難しいという現実です。再発された方、ご自宅へ戻られる方、その後の人生にもっと寄り添いたいという思いが次第に強くなっていきました。
いずれメスを置く日が来た時には、緩和医療に携わりたい。そう考えるようになり、訪問診療の世界に入りました。大阪で訪問診療クリニックの立ち上げにも携わりましたが、長年築いてきた東京でのご縁や仲間とのつながりもあり、板橋の地で『エール訪問診療クリニック』を開院することになりました。

外科医としての経験も活かし、その人らしい生活を続けるための医療

岩崎 善毅 院長

現在は、がん末期の患者さんを中心に、24時間365日体制で訪問診療を行っています。ただ、決して「がん専門」というわけではありません。内科疾患はもちろん、外科医としての経験を活かし、在宅での外科的処置や医療管理にも対応しています。
たとえば、退院時に医療用の管が入っている方の管理や、創部の処置なども行っています。また、通院が難しい患者さんに対しては、関節注射やブロック注射など、できる限りご自宅で受けられる医療を提供したいと考えています。

以前勤務していたクリニックでは、精神科の患者さんや認知症の方にも数多く関わってきました。在宅医療の現場では、認知症や精神的な不安を抱える方も少なくありません。私は精神科専門医ではありませんが、安定してご自宅で生活されている方については、必要な書類作成やお薬の調整なども含めて対応しています。

在宅医療というと、「最期の医療」というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、それだけではありません。病院へ行くことが難しい方が、その人らしい生活を続けるための医療でもあると思っています。

在宅医療で大切なのは、“支える人”を支えること

岩崎 善毅 院長

在宅医療では、患者さんだけではなく、ご家族への支援もとても大切になります。特に終末期の患者さんをご自宅で看病されるご家族は、精神的にも身体的にも大きな負担を抱えていらっしゃいます。最初は「家で過ごしたい」という思いで始まった介護も、毎日続く中で、不安や疲労が積み重なっていくことがあります。出口が見えない中で、「このままでいいのだろうか」と悩まれる方も少なくありません。
そうした方々に対し、ここでは、「何時でも電話してください」とお伝えしています。夜中でも、声を聞くだけで安心されることがあるんですね。「これは自然な経過ですよ」「少し休んで大丈夫ですよ」とお話しするだけでも、お電話口のご家族の表情が和らぐことがあります。

また、どうしてもご家族の負担が大きくなった場合には、レスパイト入院も積極的に活用しています。患者さんを一時的に病院でお預かりし、ご家族に休息を取っていただく仕組みです。地域の病院とも連携しながら、患者さんとご家族を一緒に支えていくことを大切にしています。

在宅医療は、「絶対に家で最後まで診なければいけない」というものではありません。その時々の状況や、ご本人、ご家族の気持ちを大切にしながら、一緒に考えていく医療だと思っています。

経験を活かし、患者さんやご家族が安心していただけるように

私自身の強みは、長年がん診療に携わってきた外科医としての経験だと思っています。外科的処置はもちろんですが、特に力を入れているのは、痛みのコントロールと緩和ケアです。
がんの患者さんにとって、「痛み」は生活そのものを大きく左右します。できる限り苦痛を減らし、その人らしい時間を過ごしていただきたい。そのために、お薬の調整や症状緩和に丁寧に取り組んでいます。
また、「治療」だけでなく、お話を聴くことも非常に大切です。不安や迷いを抱えている患者さんやご家族に対して、少しでも安心していただける存在でありたいですね。

現在、一緒に診療に携わっている堀 看護師長も、以前から同じ病院で働いてきた仲間です。がん看護についてさらに専門的に学びながら、より質の高い在宅緩和ケアを目指しています。
これからも、患者さんだけではなく、その周囲で支えるご家族も含めて、安心して相談できるクリニックでありたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

これからの時代、在宅医療の必要性はますます高くなっていくと思います。がん医療も進歩していますが、それでも再発や進行によって、病院ではなくご自宅で過ごしたいと望まれる方は多くいらっしゃいます。
私は、そうした患者さんやご家族に寄り添いながら、「一緒に良くしていきましょう」という姿勢を大切にしていきたいと思っています。

訪問診療というと、敷居が高いイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。でも、通院が難しくなった時や、ご自宅での療養に不安を感じた時には、ぜひ気軽に相談していただきたいですね。患者さんご本人だけでなく、ご家族の不安や悩みにも耳を傾けながら、その方らしい時間を支えていければと思っています。

※上記記事は2026年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

岩崎 善毅 院長MEMO

出身地:
大阪府
出身大学:
大阪医科大学(現:大阪医科薬科大学)
趣味・特技:
ピアノ(キーボード)、楽器収集(鍵盤楽器)
好きな音楽:
ジャズ、プログレッシブ・ロック
好きな場所:
(留学していた)ニューヨーク
好きな言葉・座右の銘:
「和顔愛語(わげんあいご)」

ご自宅での療養を支え、緊急時や看取りにも寄り添う訪問診療クリニック

エール訪問診療クリニックは、通院が難しい方へ医師がご自宅や施設へ伺い、定期的な診療から急な体調変化への対応まで幅広く支えるクリニックです。岩崎善毅院長が患者さんとご家族の思いに耳を傾け、安心して療養を続けられる在宅医療を大切にしています。医療・介護との連携体制も整え、住み慣れた場所で過ごしたい願いに寄り添っています。

電話

03-6765-5016

所在地

東京都板橋区中板橋21-16 マンション幸和 2階

駅名

  • 中板橋駅

駐車場

近隣にコインパーキングあり

WEB

https://al-hcc.com/

特徴

駅徒歩5分以内 / 在宅診療(訪問診療・往診) / 男性医師在籍 / マイナンバーカード保険証利用 / 日本外科学会外科専門医 / 日本消化器外科学会消化器外科専門医

ご自宅での療養を支え、緊急時や看取りにも寄り添う訪問診療クリニック

エール訪問診療クリニックは、通院が難しい方へ医師がご自宅や施設へ伺い、定期的な診療から急な体調変化への対応まで幅広く支えるクリニックです。岩崎善毅院長が患者さんとご家族の思いに耳を傾け、安心して療養を続けられる在宅医療を大切にしています。医療・介護との連携体制も整え、住み慣れた場所で過ごしたい願いに寄り添っています。

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