ひなた在宅クリニック五反田

田代 侑馬 院長の独自取材記事

田代 侑馬 院長

ご自宅で安心して過ごせる時間を支えるために。寄り添い続ける在宅医療

田代 侑馬 院長タシロ ユウマ

鹿児島大学医学部 卒業。同大学 糖尿病・内分泌代謝内科に入局。『ひなた在宅クリニック』の一員となり、2026年4月より『ひなた在宅クリニック五反田』院長に就任。

兄の背中に導かれ、医学の世界へ

田代 侑馬 院長

医師を志したきっかけは、家族の影響、とりわけ3歳年上の兄の影響が大きかったかと思います。兄が先に医療の道へ進み、大学で学びながら現場の話を聞かせてくれたことが、私にとって大きな刺激になりました。実は学生時代、「自分の夢は何だろう」と考え続ける時間が長く、進路について迷うことも多かったのですが、兄の姿を見て「自分にも合っているかもしれない」と感じ、医学部を志すようになったのです。
鹿児島大学に進学後、模擬診療や臨床実習を経験する中で、患者さんと向き合いながら話をする医療の現場に強い興味を持つようになりました。もともと人と話すことが好きで、患者さんから「わかりやすく説明してくれる」とお褒めいただくこともあり、次第に「この仕事は自分に合っているのかもしれない」と思えるようになったのです。

卒業後は鹿児島大学の医局に入り、糖尿病・内分泌内科を専門に選びました。糖尿病診療は、患者さんと長い時間をかけて向き合いながら生活習慣の改善をサポートしていく分野です。薬だけでなく、患者さんの生活背景や考え方を理解しながら行動変容を促していくことが重要で、まさに「言葉で支える医療」とも言える分野だと感じました。
その後、在宅医療に進んだのは、当法人の理事長でもある兄の影響です。兄はコロナ禍の中でも在宅医療の最前線で活動しており、その姿を見て「自分も力になりたい」と思ったことが大きな転機になりました。『ひなた在宅クリニック五反田』は2025年に開設され、2026年4月より私が院長に就任いたしました。

住み慣れた自宅で過ごす時間を支える診療

田代 侑馬 院長

在宅医療の対象となる患者さんはご高齢の方が多く、通院が難しい状況にある方が中心です。認知機能の低下によって外出が難しい方、身体的な負担が大きく病院へ通えない方、あるいは病気の終末期を迎えている方など、さまざまな背景を持つ患者さんがいらっしゃいます。

がんの終末期の患者さんも少なくありませんが、必ずしもすべての方が同じ状況ではありません。入院治療が可能であっても「最後は自宅で過ごしたい」と希望される方も多く、その思いを支えるのが在宅医療の重要な役割と考えています。

住み慣れた環境で家族と過ごす時間は、患者さんにとって大きな安心につながります。私たちは医療面のサポートを行うと同時に、その方の生活をできるだけ自然な形で続けられるよう支援していきます。ご自宅という生活の場で医療を提供することは、病院とはまた違った意味で患者さんの人生に寄り添う医療だと感じています。

患者さんだけでなく、ご家族も支える診療を

田代 侑馬 院長

在宅医療を実際に経験して強く感じたのは、「医療だけでは支えきれない」ということです。患者さんが自宅で生活できるのは、訪問看護師さんや介護スタッフ、ケアマネジャーの方々、そして何よりご家族の存在があるからこそです。医師が担う役割はその中の一部であり、地域のさまざまな職種と連携しながらチームとして支えていくことが非常に重要です。

特に大切にしているのは、ご家族への説明の時間です。在宅医療では患者さんの状態や今後の見通しについて、ご家族が不安を感じる場面も少なくありません。そのため当院では、できるだけ時間をかけて説明を行うようにしており、必要であれば予定を調整してでも説明の時間を確保し、ご家族が不安なまま帰ってしまうことがないよう心がけています。
また、口頭だけでは理解が難しいこともあるため、説明した内容を紙に書いてお渡しする取り組みも行っています。後から見返すことができるようにすることで、ご家族の安心にもつながると感じています。
同じ質問を何度いただいてもまったく構いません。少しずつ理解を深めていただきながら、患者さんとご家族が落ち着いて過ごせる環境をつくることを大切にしています。

自宅にいながら病院のような医療体制を

当院の特徴の一つは、さまざまな専門分野の医師が在籍していることです。一般内科だけでなく、糖尿病や神経内科、婦人科、膠原病など、多様な分野の医師がチームとして診療に関わっています。そのため患者さんの状態に応じて専門的な視点からの診療を受けていただくことができます。
大きな病院では複数の診療科を受診するために一日がかりになることもありますが、在宅医療では必要に応じて各分野の医師が訪問する形で対応できます。患者さんには「ご自宅にいながら総合病院のような医療を受けられるイメージを持っていただいて構いません」とお伝えしています。

また、リハビリテーション専門医による嚥下内視鏡検査ができることも特徴です。退院時に食事形態が制限されていた患者さんでも、自宅で生活する中で食べる力が回復することがあります。その際に実際の飲み込みの状態を確認し、食事内容を調整できるのは大きなメリットと感じています。
近年、在宅医療では肺炎の治療を始め、多くの医療行為が可能となってきました。CTやMRIなど大型機器が必要な場合は連携病院と協力しながら対応しており、地域の医療機関と連携しながら幅広い医療を提供できる体制を整えています。

これから受診される患者さんへ

在宅医療に関わるご家族は、多くの場合、大きな不安を抱えています。初めての経験で戸惑うことも多く、「自分たちで支えなければ」と思い詰めてしまう方も少なくありません。だからこそ私たちは、「私たちが関わるようになったら、ご家族は頑張りすぎなくて大丈夫です」とお伝えするようにしています。
困ったことや迷うことがあれば、いつでも電話をしてほしいと思っています。不安や心配は患者さんにも伝わりやすいもの。その時間をできるだけ短くすることが、患者さんにとっての安心にもつながります。

当院には比較的若い医師が多く、フットワークの軽さも特徴の一つです。24時間いつでも連絡が取れる体制を整え、必要なときにすぐ対応できるようにしています。イメージとしては「救急車が常にそばにあるような安心感」を持っていただければと思います。

在宅医療は、患者さんとご家族の生活に深く関わる医療です。住み慣れた場所で安心して過ごせる時間を支えるために、これからも地域の皆さんと一緒に歩んでいきたいと思っています。どうぞ遠慮なく、私たちを頼っていただければ嬉しいです

※上記記事は2026年2月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

田代 侑馬 院長MEMO

出身地:
宮崎県
出身大学:
鹿児島大学
趣味・特技:
ボウリング
好きな場所:
自宅
好きな言葉・座右の銘:
「ハマったらとことんやる!」
電話

03-6417-9721

所在地

東京都品川区西五反田7−21−1 第5TOCビル4F

駅名

  • 大崎広小路駅

駐車場

近隣にコインパーキングあり

WEB

https://hinata-gotanda.jp/

特徴

ネット予約 / 在宅診療(訪問診療・往診) / 女性医師在籍 / 男性医師在籍 / 在宅輸血(赤血球・血小板)/腹水穿刺/胃ろう管理/気管カニューレ交換

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