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小澤 博幸 院長

HIROYUKI OZAWA

動物たちとの生活が、より楽しく、より幸せなものであるよう、お手伝いを

日本獣医畜産大学(現:日本獣医生命科学大学)卒業。勅使河原動物病院(府中市)にて長らく勤務医を務め、2019年2月に『日野どうぶつ病院』を開院(JR中央本線「日野駅」より徒歩5分)。

小澤 博幸 院長

小澤 博幸 院長

日野どうぶつ病院

日野市/日野本町/日野駅

  • ●犬
  • ●猫

縁の深い土地に開業できたことに喜びを感じて

小澤 博幸 院長

私はおじいちゃん子でした。その祖父が、近所のミニ動物園のような施設によく連れていってくれたのです。私が動物好きになったのは、その経験が大きいのでしょう。長じてきて進路を決めなければいけなくなった頃には、自然と動物に関われる仕事を探すようになり、獣医師を目指すようになっていました。
大学卒業後は、隣の府中市にあります勅使河原動物病院で18年間勤務医として過ごしました。1つ所でこれだけ長く勤務する例はおそらく珍しいのではないでしょうか。しかし、今振り返ってみますと、長くいたからこそ得られるものが多くあったように思います。そちらでは、生後数ヶ月の子が天寿を全うするまで、その生涯を通じて携わっていく機会が多くありました。元気な時も具合が悪い時も診せてもらい、長年の飼い主さんとのやり取りの中で、こちらが教わることも多々ありました。自らが開業する前にそうした経験を得られたことは、非常に貴重なものだったと思っています。

『日野どうぶつ病院』は2019年2月に開院いたしました。日野市は新撰組発祥の地として有名なところです。これは余談ですけれど、私の父は福島県会津地方の出身です。ご存知の方も多いと思いますが、会津藩と新撰組は切っても切れない間柄であり、私は幼少の頃より、父から新撰組の話をよく聞かされて育ちました。その日野市に病院を開けたことに、不思議なご縁のようなものを感じています。

何でも話していただけるような雰囲気づくりに重点を

小澤 博幸 院長

飼い主さんが話しやすい環境を作っていきたいと考えています。「こんなことまでいう必要ないかな……」と飼い主さんが遠慮されてしまうことはよくあることで、しかし、その中に病気につながる大事なヒントがあることがしばしばあるのです。ですから、些細に思えるようなことでも気軽に話していただけるような雰囲気作りを大切にと思っています。
散歩の途中で立ち寄ってくださる方もいらっしゃいます。具合が悪い時だけではなく、元気な時の姿を知っていることで、私たちが変化に気づけることがあります。敷居を高く感じられることなく、元気な時もお顔を見せていただければ嬉しいですね。

腫瘍科の認定医としての経験値を生かして

小澤 博幸 院長

腫瘍科の認定医の資格を持っていることもあって、以前の病院でも腫瘍に関係する疾患を拝見する機会が多々ありました。ですから、腫瘍科に関しては、一歩踏み込んだ形でご協力出来ると考えています。
人員・設備のこともありますから、大学病院等の二次診療施設のご協力を仰ぐケースもあるかと思いますが、内科的な部分、抗がん剤の治療などについては、これまでの私の経験値を生かして、より専門的な治療を提供できると思っていますし、診断という部分でもそれは同様と考えています。腫瘍の診断では、細胞診というものがあります。患部に細い針を刺し、吸引して細胞を検査するものですが、そちらについては以前の勤務先でも多く経験してきましたし、大学病院の腫瘍科に在籍していた経験が最も活かせる部分だと思っています。手術等を含めた治療の道筋をしっかりとつけて、飼い主さんに少しでも安心していただけるよう努めてまいります。

健康を見守るホームドクターとして

皆さんがとても丁寧に、そして献身的に動物達を見られるようになったこともあって、長生きする子が増えてきたように思います。そして矛盾するようですが、それにつれて、腫瘍や心臓の病気を患う子が増えてきたということも言えるでしょう。
近年、獣医療もより高度な設備を有する施設が増えてまいりました。それと共に、飼い主さんにかかる経済的・時間的な負担も数年前に比べて飛躍的に大きくなっているように感じます。その状況下、いわゆるホームドクターとしての役割が改めて問われる時代になってきているのではないでしょうか。私自身、腫瘍科に関しては専門ということでこれまでやってきましたけれども、あくまで立場としてはホームドクターでありたいと考えています。ですから、腫瘍科のみならず、幅広く健康を見守る役割を担っていきたいのです。的確な診断・治療はもちろんのこと、動物達との生活がより楽しく、幸せなものとなるよう、それぞれのご家族に合った最善の医療を提供していければと思っています。

これから受診される飼い主さんへ

些細に思えるようなことでも結構ですので、何か気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。獣医師として20年に及ぶキャリアを積んできた中で、飼い主さんの直感力のようなものに驚かされることが多々ありました。飼い主さんが「何かおかしい」と感じられたら、それはどこかに異変が生じていることが多いものなのです。ですから、ご自分の感覚を信じて、なんでも教えていただけたらと思いますし、それは私たちにとってもありがたいことと思っています。

※上記記事は2020年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

小澤 博幸 院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味:音楽鑑賞、読書
  • 好きな作家:小川一水
  • 好きな映画:『南極物語』
  • 座右の銘:「一期一会」
  • 好きな音楽:洋楽
  • 好きな場所:温泉

グラフで見る『小澤 博幸 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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