宮 直人 院長
NAOTO MIYA
犬・猫の呼吸器疾患、腫瘍から救急医療まで、
診察、診断、手術もおこなう地域密着の動物病院
日本獣医生命科学大学卒業後、杉並区の西荻動物病院に勤務。分院の上石神井動物病院で副院長、TRVA夜間救急動物医療センター勤務を経て、東京近郊の複数の病院で非常勤獣医師として勤務。2017年、奥沢すばる動物病院を開院(奥沢駅より徒歩1分)。
宮 直人 院長
奥沢すばる動物病院
世田谷区/奥沢/奥沢駅
- ●犬
- ●猫
愛犬の出産をきっかけに獣医師の世界を意識
高校生くらいの頃初めて飼った実家の犬が、出産当日、お腹の子が2頭とも死産になってしまったんです。最初はそういうものなのかな…とも思ったんですが、とてもショックでしたね。その時意識したのが、獣医師という存在でした。その時から少しずつ考え始めて進路を選ぶ時にこの道を選んだというわけですが、もともとはその体験がきっかけですね。
日本獣医生命科学大学を卒業した後は、西荻動物病院に勤務しました。バイトに行ってそのまま就職したのですが(笑)、地元ですし、研究室の先輩がいたというご縁もあったからですね。夜間診療をすることがありましたが、1人での勤務だと患者さんにしてあげられることも限られてきます。チーム医療をした方が命を助けられることも多いんです。夜の医療でもチームでしっかり診療すること、そして救急医療全般について学ぶため夜間救急病院に勤務。その後関東近郊のいくつかの病院で経験を積み、2017年、奥沢すばる動物病院を開院しました(東急目黒線「奥沢駅」より徒歩1分)。
朝から夜中まで地域密着で、犬・猫を診療
奥沢は妻の実家も近く、なじみがあるエリアです。1年程場所を探していたのですが、運よく新築のテナントをご紹介いただき、開院することにしました。開院にあたっては外観、内装とも病院らしくないイメージにしたいということと、この街にあった雰囲気にしてほしいとお伝えしたのですが、デザイナーさんが緑と木を基調にして、解放感のあるデザインに仕上げてくださいました。天井が高く広く見えるのも利点でした。圧迫感がないため、診察室で驚かれる飼い主さんも多いですね。木に見える素材を使用し、汚れもつきにくく衛生面でも安心です。病院の「すばる」という名前を最初に決めて、そのイメージに沿ってホームページやロゴも作ってもらいました。
当院の診療科目は犬と猫の診療全般で、ちょっとした体の不調から手術まで幅広く対応しています。呼吸器内科、腎・泌尿器内科、救急科は特に強い分野です。診療は朝7時30分から対応し、必要に応じてお預かりもしています。お仕事がある方、高齢の子で見守りが必要な場合でも安心していただけます。また、患者さんをお待たせしたくないので予約診療制を導入。土日も診療していますし、夜中も可能な限り対応するようにしています。患者さんは近所の方が多いですが、呼吸器の疾患で遠方から通ってくださる方もいらっしゃいます。
専門として学んだ呼吸器疾患、腫瘍の診療も
もともと私の専門は呼吸器と腫瘍です。どちらも大学の医局時代から勉強を続けています。腫瘍の治療は放射線治療や特殊な外科手術などもあり、個人のクリニックではできない治療も多くあります。当院では基本的な診断や外科手術をおこない、追加の治療は専門の医院にお願いすることもありますし、検査と診断をおこない、放射線治療など高度な治療を依頼することもあります。ペット達の状態によってどの方法を選ぶのかは違いますが、今までの経験からその見極めは私の方でできますので、安心していただければと思います。
呼吸器疾患に関しては感染、免疫異常など様々な原因から生じます。犬でも猫でも共通の病気もあれば、特定の種類に起こる病気もあります。咳、くしゃみ、鼻水などの症状で気になる点があればご相談いただきたいですね。
患者さんにとって安心できる場所に。土日診療や夜間対応もおこなう
当院ではカルテの有無に関わらず、急病の患者さんや夜間診療も可能な限り対応しています。夜間の診療では変なものを食べてしまった、という誤飲が一番多いですが、下痢をした、吐いたなども多いですね。中には急に倒れて息が止まりそうな状態の子を診ることもあります。軽い症状であれば、1人でも対応できますが、重症疾患となるとチームでの医療が必要になることも多いものです。一旦当院で応急処置をおこない、大きな病院で治療。状態が落ち着いたら退院して当院で経過をみる…ということもあり得ます。
今は動物医療の外科学会の中に救急医療の分野ができて、アメリカのメソッドで統一しようという動きがはじまっています。救命救急が一つの医療ジャンルになりつつあるんですね。昨年から認定制度も始まっていて、私も資格を取得しています。
夜間の受診を判断する目安は、いつもの状態とくらべてどう違うかということです。吐いてしまう、下痢をしてしまう、ぐったりしているという分かりやすい状態はもちろんですが、様子の変化、例えばいつもと比べて呼吸が1.5倍早い、いつも唇の粘膜がピンクなのに真っ白だ、目の焦点があっていない…そういう状態に気付いたら電話をいただけるとありがたいですね。通常と違う様子は大きな情報で、これはまずいかも、など病気の予測や対応が組み立てやすいんです。危ない時にはすぐに受診に来てもらいます。今は開業医として日中の診療をおこないつつ、土日や夜間の対応もしています。患者さんと飼い主さんにとって安心できる場所でありたいなと思いますね。
これから受診される飼い主さんへ
治療の方法はペット達の状態をみながら飼い主さんと決めていきますが、ライフスタイルや飼い主さんのご希望にも配慮しています。不幸な結果にならないように、適切な治療を提案していければと考えています。普段のちょっとした病気はもちろん、生死に関わる病気もしっかりと診察していきたいですね。
当院はいざという時に迷わず足を運んでいただけるように、健康な時に立ち寄りやすい場所を目指しています。体重が増えちゃって…など病気以外の気軽な相談も大歓迎です。病院には体調が悪化したときに行くよりも、普段から足を運ぶ習慣をつけていただきたいですね。併設しているペットホテルでは病気の子の一時預かりもおこなっています。トリミング、高齢の子の健康診断の受診、ちょっとしたお散歩のついでなど普段から気兼ねなく来ていただき、ペット達の抵抗感を少なくしていただければと思います。
※上記記事は2018年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
宮 直人 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:読書、子育て
- 好きな本・作家:浅田次郎、伊坂幸太郎、幕末の歴史小説
- 好きな映画:壬生義士伝など歴史物
- 好きな言葉・座右の銘:一生勉強
- 好きな音楽:ライオンキングのサウンドトラック(劇団四季)
- 好きな場所:子どもとでかける場所(GRAND TREEなど)
グラフで見る『宮 直人 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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