看護師が転職先にクリニックを選ぶのはあり?つらいと言われる理由や求人が見つかる転職サイトも解説

「看護師がクリニックに転職するには?」「クリニックはつらいと言われるのはなぜ?」と、クリニックの転職事情が気になる看護師の方は少なくありません。

病院からクリニックに転職する人は多いと聞くけれど、自分は向いているのか、年収に満足できるのか、気になることだらけですよね。

そこで本記事では、クリニックで働く看護師の年収や向いている人など、気になる疑問を解説していきます。

何年目に転職するのがいいのか、他にもクリニックで働くのが「つらい」と言われる理由も紹介していきますね。

この記事の内容

看護師転職でクリニックに移ると仕事内容は変わる?

まず初めに、クリニックに勤める看護師の主な仕事内容や、1日のスケジュールを紹介します。

「クリニックで働くのはつらい」と言われる理由も解説していきます。

クリニックの主な仕事内容

クリニックの主な仕事内容は、診察を行う医師のサポートです。

病院との違いは、入院患者の看護業務がなく、外来診療の患者の対応がメインであることが挙げられます。

クリニックの主な仕事内容は以下のとおりです。

  • 問診
  • 診療の補助
  • 注射
  • 点滴
  • 採血、検査
  • 診療器具の洗浄、消毒
  • クリニックの清掃
  • 電話対応、受付

転職先の診療科によって任される業務採用や、求められるスキルも異なります。

1日のスケジュール

とあるクリニックで働く看護師の、1日の流れを紹介します。

8:30~9:00 ・開院準備
・清掃、予約確認、診察の準備など
9:00~12:00 ・午前診療
・医師の診察介助など
12:00~15:00 ・午前診療の整理
・午後診療の準備
・清掃
・昼休憩
15:00~18:00 ・午後診療
・医師の診察介助など
18:00~ ・業務終了
・清掃

クリニックでは診療受付時間が決まっているため、規則正しい生活ができる職場として人気です。

病院と比べると、プライベートの時間や子供と過ごせる時間を確保しやすいなど、働きやすいと感じる人が多いのも魅力といえます。

つらいと言われる理由

クリニックで働く看護師がつらいと言われるのは、少人数ならではの人間関係の悩みが大きな所以です。

病院の中でも19床以下をクリニック(診療所)と呼ぶため、規模が小さく、スタッフの人数もあまり多くはありません。

そのため、職場の雰囲気や働く人たちと合わないと、逃げ場がなく居心地の悪さを感じてしまいます。

「アットホームな雰囲気が魅力」といったメリットがある一方で、職場選びを失敗すると、つらいと感じてしまうこともあるようです。

満足のいく転職をするためには、職場の雰囲気や内情も教えてもらえる、転職サイトのサポートを活用すると良いでしょう。

看護師転職でクリニックに移ると期待できる平均年収

クリニックで働く看護師の平均年収と、クリニック以外の職場で働く看護師との平均年収の比較を紹介します。

病院やクリニック、訪問看護など、施設業態によって年収に違いがあるのか見ていきましょう。

クリニックの平均年収

看護師専門の転職サイト「看護師ワーカー」の調べによると、クリニックで働く看護師の平均年収は409万円となっています。

全国の平均年収は413万円のため、全国平均より少し上回る結果となりました。

【看護師ワーカー調べによる平均年収】

クリニックの平均年収 409万円
全国の平均年収 413万円

参照:看護師ワーカー

ただし、厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」の調べによると、看護師の平均年収は約508万円となっています。

しかし、この誤差は求人データを基に算出した数値か、実際に支払われた賃金を基にした数値であるかの違いです。

他の施設形態と年収を比較

クリニックで働く看護師と、その他の施設形態で働く看護師の年収比較は以下のような結果となっています。

病院 437 万円
訪問看護 423 万円
企業 415 万円
クリニック 409 万円
介護関連施設 394 万円
その他 369 万円

参照:看護師ワーカー

他の施設業態と比べると、クリニックの年収は少し低いと感じるかもしれません。

規則正しい生活が送れることや、休みの融通が利くといったメリットはありますが、夜勤で稼げない分、年収が下がる可能性もあります。

看護師は女性の多い職業でもあるため、「今は夜勤ありでいいから稼ぎたい」「育児と仕事の両立を大切にしたい」など、ライフステージの変化に合わせて働く場所を家びたいですね。

看護師がクリニックに転職するなら何年目が狙い目?

看護師の方がクリニックに転職を狙うなら、何年目がいいタイミングなのか気になるところです。

早めに病院以外に転職したいと考える方もいますが、臨床経験の長さが重視される場面は多いという点に注意しましょう。

看護師の転職は「臨床経験3年以上」が目安

クリニックだけに限らず、看護師の方が転職しようと思うと、最低でも臨床経験3年以上が条件になるケースが多いです。

中途採用の募集要項の条件の欄を見ると、「臨床経験3年以上」と記載されている企業をよく見かけます。

病院以外の転職先は即戦力として動ける人材を求めている施設がほとんどのため、経験の浅い看護師は不利になるでしょう。

3年間は病院で頑張ってみて、4年目以降に目指していた職場へ挑戦してみるとスムーズかもしれません。

臨床経験の年数による転職難易度の違い

臨床経験3年が転職の目安と分かったので、経験年数による転職難易度の違いがあるのか以下の表で紹介します。

1年目 「臨床経験〇年以上」と記載されている求人には応募できないため、ハードルは高い。「未経験可」の求人を狙えば応募できるが、幅広い診療科の経験を得たいなら病院の方がおすすめ。
2年目 1年目と同様に、臨床経験が足りずに応募できない求人が多い。ある程度の経験はあるため、「第二新卒歓迎」などの若手に期待する職場なら挑戦しやすい。また、接客スキルをアピールできると選択肢は広がる。
3年目 4年目を迎えるまでは頑張りどき!3年目で転職してしまうと「臨床経験3年以上」を逃してしまうため、もったいないタイミング。4年目以降になると年収アップやキャリアアップも狙いやすくなる。

やはり看護師の転職において、臨床経験3年以上というのは1つの目安であり、大きなハードルであることに変わりありません。

もちろん、新卒や第二新卒を歓迎する職場はありますが、「看護師として上の役職を狙いたい」「キャリアアップと年収アップを目指したい」という人は、3年目以内の転職は慎重に行いましょう。

看護師転職でクリニックの仕事に向いてる人

クリニックへ転職するか迷っている看護師の方に向けて、クリニックが向いてる人をご紹介します。

当てはまる項目が多い人ほど、クリニックが向いているといえるでしょう。

ワークライフバランスを重視したい人

子育てと仕事、プライベートと仕事など、ワークライフバランスを大切にしたい人はクリニックでの仕事が向いている人です。

クリニックがワークライフバランスを取りやすいのは、主に以下の理由とメリットがあるからです。

  • 水曜・日曜などの固定給がある
  • 入院設備がなければ夜勤がない
  • 休みの希望を出しやすい
  • 家から近い勤務先も見つかる
  • オンコールなどの急な呼び出しがない

病院では24時間体制で患者を受け入れているのに対し、クリニックでは診察時間が決まっているため、規則正しい生活が送れます。

残業がある場合もありますが、病院のように夜勤があったりオンコールで呼び出されるといった、不規則な働き方からは脱却できるでしょう。

子育てやプライベートの充実に向けて、病院よりゆとりのあるクリニックへ移したいと感じる看護師さんも多いです。

アットホームな雰囲気が好きな人

クリニックは小規模の医療施設が多く、大勢の人に囲まれるより、アットホームな雰囲気が心地よいと感じる人に向いています。

医師が1人しかいないクリニックも多く、看護師や受付も最低限の人数しか在籍していないケースはよくあります。

職場によって雰囲気は異なりますが、大人数が関わる現場より落ち着いて働けるという人は、クリニックの方が向いているかもしれません。

自分の判断で行動できる人

クリニックは少人数の職場が多く、自分で判断して動きたい人にとって、自分の能力を十分に発揮できる職場といえます。

病院では大人数の看護師が働いているため、指示を待たないといけない場面や、苦手なことを人に頼めるでしょう。

しかし、クリニックなど小規模な医療施設では、頼れるのは自分だけです。看護師が病院以外の職場へ転職するのが難しいのは、1人でも行動できる知識とスキルが求められるからです。

病院で得た臨床経験を活かして、看護師として自立したいと考え始めたときが転職のタイミングかもしれません。

人との関わりを大切にしたい人

患者一人ひとりに丁寧に向き合いたい、人との関わりを大切にしたいと思う人はクリニックが向いている人です。

病院勤務では忙しすぎて、「一人ひとり向き合うのが難しかった」と感じる看護師の方は少なくありません。

クリニックでは患者との距離が近く、話しに耳を傾け、気持ちに寄り添うことができるでしょう。

大勢の人より、地域で暮らす人々と向き合いたいという人にクリニックはおすすめです。

看護師転職でクリニックに転職成功する4つのコツ

看護師の転職でクリニックを目指す際に、転職がうまくいく成功のコツを4つ紹介します。

クリニック以外の職場への転職にも精通する知識でもあるため、異なる選択を選んでも役立つはずです。

1.自分に合った働き方を明確にする

理想の働き方を明確にすることで、転職の目的がはっきりします。

「病院より楽そう」といったイメージだけでクリニックを選ぶと、「思っていた感じと違う…」と後悔する可能性もあるのです。

クリニックだけに絞らず、まずは自分に合った働き方を明確にし、条件に合った施設や職場を絞っていきましょう。

看護師の転職先は病院以外にもたくさんあるので、目指したいキャリアや理想の働き方と環境を想像すると良いですね。

2.クリニックの評判や口コミを調べる

求人を調べる際に、クリニックの評判や口コミを一緒に調べるようにしましょう。

クリニックでは医師が1人のことが多く、経営方針や雰囲気も職場によってガラッと変わります。

また、一緒に働くスタッフの人数が多くないため、職場の雰囲気が合わないと逃げ場がなく、居づらさを感じてしまうことも。

入社後のギャップをなくすためにも、事前に評判や口コミなど内部情報を調べておくことが重要です。

自分1人では限界があるため、転職サイトのアドバイザーに相談し、職場の内情や雰囲気を教えてもらってから転職するか決めましょう。

3.今の職場は辞めずに転職活動を行う

一度仕事を辞めてしまうとブランク扱いとなってしまうため、今の職場で仕事を続けながら転職活動を行いましょう。

働きながらは大変かもしれませんが、実際に約7割近くの人が現職に勤めながら転職活動を行っているようです。

引用:doda「▽データで見る転職活動と退職状況の関係」

多くの方がブランクを避けて、現職についたまま転職活動を行っていることが分かります。

とくに医療業界では実践で培ったスキルが重視されるため、妊娠や出産などの育児休暇以外では、あまりブランクを作らない方が良いでしょう。

4.転職サイトのサポートを活用する

転職サイトの転職サポートを活用することで、非公開求人の紹介や転職が有利になる多くの恩恵が受けられます。

転職サポートのアドバイザーに相談すると、主に以下のようなメリットがあります。

  • 希望条件に合う求人を提案してくれる
  • 将来のキャリアビジョンの相談ができる
  • 第三者、転職のプロ目線のアドバイスがもらえる
  • 職場の雰囲気や院長の人柄も聞ける
  • 履歴書・職務経歴書の添削をしてくれる
  • 求人ごとに面接対策をお願いできる
  • 給与交渉や日程調整を代行してくれる
  • 入社後にも相談できる

転職活動に必要な一連の流れをすべてサポートしてくれるので、働きながらでも効率よく転職活動が行えますよ。

1つの転職サイトだけに登録すると、求人情報やアドバイザーの地域が偏ってしまうため、複数の転職サイトに登録することをおすすめします。

看護師転職でクリニックの求人が見つかるおすすめ転職サイト

ここでは、クリニックの求人も見つかる看護師専門の転職サイトを5つ紹介します。

クリニックの求人を見つけるには、転職サイトで求人を調べる以外にも、転職サポートに申し込む方法があります。

「自分の希望を叶えたい」「転職成功の確率を上げたい」と思ったときに、転職サポートを活用すると良いでしょう。

1位:看護roo!(カンゴルー転職)

運営会社 株式会社クイック
求人数 83,071件(2023年11月現在)
求人数(クリニック) 16,202件(2023年11月現在)
非公開求人数 非公開
対応エリア 全国
拠点 東京オフィス、大阪オフィス、名古屋オフィス

看護roo!は看護師専門の転職サイトとして有名で、看護学生の方向けの情報サイトにも利用できる転職サイトです。

クリニックの求人も探しやすく、使いやすいサイトデザインが魅力といえます。外来の求人がほとんどで、正社員やパート・アルバイトなど、多様な働き方にも対応しています。

求人には「ダイレクト求人」と「エージェント求人」があるため、エージェント求人が気になる人は転職サポートを利用してみましょう。気になる求人以外にも、条件に合った求人を紹介してもらえますよ。

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看護roo!の口コミ

2位:レバウェル看護

運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
求人数 14,8606件(2023年11月現在)
求人数(クリニック) 5,383件(2023年11月現在)
非公開求人数 非公開
対応エリア 全国
拠点 東京、大阪、愛知、埼玉、千葉、神奈川、北海道、福岡

レバウェル看護は、派遣や紹介予定派遣の求人も見つかる看護師専門の転職サイトです。

「時給の高い派遣で働きたい」「紹介予定派遣で職場の雰囲気を知ってから正社員になりたい」など、派遣の働き方に興味のある方はぜひチェックしておきましょう。

他にも、アドバイザー対応No.1、紹介求人の質No.1の実力をもつ丁寧な対応が魅力です。

「転職について相談してみたい」と考えたことのある人は、レバウェル看護のアドバイザーを頼ってみましょう。

\利用者数累計40万人突破!/

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レバウェル看護の口コミ

3位:ナース人材バンク

運営会社 株式会社エス・エム・エス
求人数 約187,900件(2023年11月現在)
求人数(クリニック) 約8,600件(2023年11月現在)
非公開求人数 非公開
対応エリア 全国
拠点 北海道、宮城、東京、千葉、埼玉、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、福岡

ナース人材バンクは約18万件もの看護師向け求人を保有する、業界最多の求人数が魅力の転職サイトです。非公開求人をあわせれば、さらに選択肢は広がるでしょう。

人気の求人には、美容クリニックや婦人科、小児科・アレルギー科、内科 、 呼吸器科などが見つかりました。いずれも想定年収や時給の高い求人が注目されているようです。

アドバイザーは地域担当制のため、勤務先に希望するエリアから最善の職場を提案してくれますよ。

\年間10万人以上の看護師さんが利用!/

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ナース人材バンクの口コミ

4位:看護師ワーカー(旧:医療ワーカー)

看護師ワーカー

運営会社 株式会社トライト
求人数 62,041件(2023年11月現在)
求人数(クリニック) 18,185件(2023年11月現在)
非公開求人数 非公開
対応エリア 全国
拠点 東京、大阪、愛知、札幌、仙台、大宮、船橋、横浜、静岡、京都、神戸、広島、福岡、熊本、鹿児島など

看護師ワーカーは利用者と誠実に向き合う、「看護師応援宣言」を掲げる看護師専門の転職サイトです。利用者一人ひとりに丁寧に向き合い、全力でサポートしてくれますよ。

「拠点に行って直接相談してみたい」と考える看護師さんは、拠点数の多い看護師ワーカーが利用しやすいでしょう。さらに、拠点が多いと地域の求人に強いといった利点も嬉しいポイントです。

アドバイザーに相談すると公開されていない非公開求人も紹介してもらえるため、時間をかける価値はあるといえるでしょう。

\転職成功者数年間10,000人!/

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看護師ワーカーの口コミ

5位:ナースではたらこ

運営会社 ディップ株式会社
求人数 94,946件(2023年10月現在)
求人数(クリニック) 79,378件(2023年11月現在)
非公開求人数 非公開
対応エリア 全国
拠点 東京、愛知、大阪、埼玉、福岡

ナースではたらこは、クリニックの求人が充実している看護師専門の転職サイトです。他の転職サイトと比べても、クリニックの求人がかなり多いことが分かります。

地域から求人を選べるのはもちろん、給与や気になる診療科から求人を選ベるのがメリットです。

さらに、ナースではたらこに登録すると、公開求人より条件の良い非公開求人の情報をメールで届けてくれます。「情報収集だけしたい」という人も、登録だけしておいて損はないでしょう。

\年収500万・残業ナシなど非公開求人多数!/

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ナースではたらこの口コミ

第二新卒も積極的に採用するクリニックの特徴

臨床経験が少ない第二新卒も、積極的に採用するクリニックの特徴を紹介します。

「できるだけ早めにクリニックに転職したい」「病院は私には合わない…」と早めに転職したい人は、紹介するクリニックをメインに求人を調べてみると良いでしょう。

大手医療法人のクリニック

大手医療法人のクリニックであれば研修制度が整っている職場も多く、経験の浅い第二新卒を歓迎している場合もあります。

「臨床経験は積みたいけど大きな病院は疲れてしまう」と悩んでいる人は、研修制度がしっかりしているクリニックに絞って求人を探してみると良いでしょう。

ただし、有床クリニックでは病院と同じように、夜勤がある可能性があります。

理想の働き方を明確にし、条件を絞って求人を厳選していきましょう。

美容クリニック

看護師の転職先として人気の高い美容クリニックでは、接客スキル・コミュニケーション能力が重視されることが多いです。

そのため、応募条件に経験年数の記載がなく、接客に自信のある人なら第二新卒でも採用される可能性があるでしょう。

また、美容業界では美意識の高い人を採用したいと考えるため、若さが売りになるケースもあるようです。

ただし、美容外科などは外科的処置や手術の介助も看護師の業務のため、それなりの知識とスキルが求められます。診療科に合わせて求められるスキルを把握しておくと、転職成功の確率も高められるでしょう。

献身系クリニック・健診センター

健診センターでは、ある程度の臨床経験があれば歓迎される場合も多いです。

というのも、健診センターで働く看護師には、難しい知識やスキルより、丁寧に人と接することができる人や愛嬌のある人が好まれます。

仕事内容も問診や採血、検査の補助がメインのため、経験の浅い第二新卒でも人柄重視で採用される可能性が高いです。

とはいえ、のんびり働きたい看護師から人気の高い職場のため、アドバイザーから求人情報をこまめにチェックするのが定石です。

経験を持つ診療科のクリニック

従事経験がある診療科のクリニックであれば、臨床経験が浅くても採用される可能性があります。

応募条件を満たしていなくても、「人手不足ですぐに人材が欲しい」などの理由で採用されるケースも考えられます。

気になるクリニックがある人は、転職サイトのアドバイザーに相談すると、直接クリニックに掛け合ってもらうこともできますよ。

ただし、臨床経験の長い人と比べたら不利になるのは目に見えているため、転職サポートをうまく活用していきましょう。

看護師転職でクリニックを目指す人によくあるQ&A

クリニックへ転職を目指す看護師の方が、転職活動をする際に気になるQ&Aをまとめて紹介します。

気になる項目がある人は確認しておきましょう。

新卒でクリニック就職を目指すのは難しい?

臨床経験3年以上が応募条件のクリニックが多いため、新卒での就職は病院より難しく感じます。

看護師はまず初めに病院で臨床経験を積むのがセオリーです。

大手医療法人など比較的規模の大きいクリニックであれば、研修制度も整い、新卒採用を行っている場合もあります。

クリニックから総合病院へ転職するときの志望動機は?

クリニックから総合病院へ転職する場合、規模の変化によるメリットや、総合病院に移ることで自分が成長できることをアピールしましょう。

「成長を求めて、幅広い業務に触れられる総合病院を選びました」「厳しい業務も覚悟の上」など、具体的にアピールできると良いでしょう。

准看護師のクリニックでの求人はある?

准看護師向けのクリニックの求人ももちろん見つかります。

即戦力であれば准看護師でも雇いたいクリニックはたくさんあるので、看護師と同様に、転職サイトで求人を調べてみると良いでしょう。

東京・大阪の求人に強い転職サイトは?

東京・大阪エリアの求人に強い転職サイトは、両方ともナース人材バンクです。

今回紹介した看護師専門の転職サイト5社で、東京と大阪の求人数を調べてみると以下のような結果になりました。

【東京の求人に強い転職サイトTOP3】

ナース人材バンク 24,673件
レバウェル看護 17,354件
ナースではたらこ 12,393件

【大阪の求人に強い転職サイトTOP3】

ナース人材バンク 17,030件
レバウェル看護 10,231件
ナースではたらこ 8,180件

また、約18万件と業界屈指の求人数を誇るナース人材バンクは、エリアを絞って求人を検索する際も使いやすいと分かりました。

クリニック転職初日に菓子折りはいるの?

個人の判断に任されますが、実際に菓子折りを持参する看護師は少ないです。

転職初日にこだわらず、数日様子を見てから用意するか判断するのもありでしょう。

もし、持参するのであれば、忙しい職場でも迷惑にならない日持ちする焼き菓子が好まれます。

看護師転職でクリニックを目指すなら自分に合った職場を選ぼう

看護師の方がクリニックへ転職する場合、職場の雰囲気が自分に合っているか、しっかり調べておくことが大切だと分かりましたね。

「規則正しい生活がおくれる」「アットホームな雰囲気が心地よい」といったメリットがある一方で、「職場の雰囲気が合わなくてつらい」と感じてしまう人もいるようです。

クリニックへ満足のいく転職を成功させるためには、企業リサーチが重要となってきます。

自分1人で調べるのは限界があるため、クリニックの内部事情に精通している転職サイトのアドバイザーに情報を共有してもらうと良いでしょう。