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医師による病気の解説一覧

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横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科の先生が解説

内痔核[いぼ痔]について

内痔核の原因は排便時のいきみ。便秘・下痢をしないよう健康的な生活習慣を

肛門の内側には静脈叢(じょうみゃくそう)という大量の毛細血管が張り巡らされており、肛門をぴったり閉じるためのクッションのような役割を果たしています。排便時に強く・長時間いきむと肛門周辺に負担がかかり、静脈叢の血流が悪くなって内痔核(いぼ痔)が生じます。内痔核が発生する静脈叢には痛覚がないため、初期には出血がみられても痛みを感じることはほとんどありません。ただし進行して内痔核が脱出すると痛みを感じるようになります。 内痔核は[I度]肛門から脱出していない(排便時に出血がみられる)、[II度]排便時に内痔核が脱出するが自然と戻る、[III度]排便時に内痔核が脱出して手で戻さないと戻らない、[IV度]排便に関係なく内痔核が脱出したままの4つのタイプに分類され、重症度によって治療法が異なります。[I度]と[II度]は外用薬やフェノールアーモンドオイル(PAO)と呼ばれる効果のマイルドな注射治療(痔核硬化療法)が適応となります。[III度]の場合はジオン注射による治療が適応となり、[IV度]については切除手術が行われることが一般的です。 内痔核は便秘や下痢で長時間トイレに座り、肛門に負担がかかることによって生じます。そのため排便は3分を目安にし、長時間にわって強くいきむことは避けましょう。便が硬くならないように十分な水分摂取を心がけ、必要に応じて医療機関で便をやわらかくする薬を処方してもらうのもおすすめです。

星 加奈子 院長

横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科

星 加奈子 院長

  • 横浜市都筑区
  • 中川中央
  • センター北駅
  • 消化器内科 ●内視鏡内科 ●肛門内科 ●肛門外科

渋谷青山デンタルクリニックの先生が解説

親知らずについて

親知らずの抜歯はリスクの低い20~30歳代のうちに済ませてほしい

親知らずの抜歯は、歯科医師の技術力もさることながらその歯を抜くのか・抜かないのかの判断が非常に大事です。親知らずについては、嚙み合わせに参加しているか、歯ブラシがきちんと届くかといったことをクリアしていれば「残してもよい」とされることが一般的です。一方で、今の段階では問題がなくても将来的なリスクがまったくないと言い切ることはできません。私が知っているケースでは、90歳を過ぎて親知らずが腫れてきた患者さんがいらっしゃいました。 年齢を重ねていくと何らかの病気を抱えてお薬を飲んでいたり、体力的に親知らずの抜歯に耐えられなかったりする方が少なくありません。たとえば骨粗しょう症の治療をしている女性の親知らずは抜歯できませんし、術中の出血を考えれば「血液をサラサラにする薬」を服用している方の抜歯も難しいでしょう。また、若いころは多少の柔軟性がある骨も50歳、60歳になるとすっかり硬くなってしまいますので、抜歯そのもののリスクが高まっていきます。 患者さんの多くはこうした事実をご存知ではないと思いますので、正しい情報を発信していくことも私たち歯科医師の役割だと考えています。骨のミネラルが豊富でもっともリスクが少ないと考えられる20~30歳代のうちに親知らずの抜歯を検討していただけるように、一人でも多くの方に働きかけていきたいと思っています。

福島 龍洋 院長

渋谷青山デンタルクリニック

福島 龍洋 院長

  • 渋谷区
  • 渋谷
  • 渋谷駅
  • 歯科 ●歯科口腔外科

優ウイメンズクリニックの先生が解説

乳腺良性疾患について

乳腺にみられる良性の病気(がんではない病気)

乳腺には「良性(がんではない)」のしこりや変化が起こることがあります。ここでは代表的な病気を、わかりやすくご説明します。 ・乳腺線維腺腫(にゅうせんせんいせんしゅ) 乳腺の良性腫瘍の中で最もよく見られるタイプです。30代の方に多く、10代で見つかることもあります。しこりは「コロコロ動く」「卵のように丸い」形をしていて、痛みはほとんどありません。閉経後に大きくなることはほとんどありません。まれに大きく(4〜5cm以上)なる場合があります。そのようなときは手術で取り除くことを検討します。 ・葉状腫瘍(ようじょうしゅよう) 乳腺の中にできる良性のしこりの一種で、急に大きくなるのが特徴です。30〜40代の方に多く見られます。ごくまれに皮膚を押し広げるほど大きくなることもあります。針生検で葉状腫瘍と診断された場合は、手術で切除することが必要です。多くは良性ですが、再発を繰り返すごとに「悪性葉状腫瘍」に変化することもあり、肺への転移を起こすようになるため、早めの治療が重要です。 ・乳腺症(にゅうせんしょう) 閉経前の女性に多く見られます。女性ホルモンの影響で乳腺が張ったり、しこりのように硬く感じたり、痛みを伴うことがあります。超音波検査では「ひょう柄(豹紋様)」のような特徴的な映り方をします。通常は経過観察で問題ありません。ただし、乳がんと似た所見がある場合もあるため、必要に応じて針生検などの検査を行うことがあります。定期的に乳がん検診を受けることで、安心して経過を見守ることができます。 ・思春期乳腺症(ししゅんきにゅうせんしょう) 思春期(10代)に見られる乳腺の変化です。乳房の発達に伴い、しこり・張り・痛みなどを感じることがあります。これは成長期のホルモンの影響によるもので、自然に落ち着くことがほとんどです。左右で大きさが違うときは、医師の診察を受けて確認することが大切です。 [まとめ] 良性の乳腺疾患は、多くが命に関わるものではありませんが、しこりの形や大きさは人によって異なります。 「これくらい大丈夫」と自己判断せず、少しでも気になる変化があれば、早めに専門医へご相談ください。

西村 基 院長

優ウイメンズクリニック

西村 基 院長

  • 川崎市高津区
  • 溝口
  • 高津駅
  • 婦人科 ●乳腺外科 ●内科

SHIBUYA フレンズ動物病院 さいたまの先生が解説

犬の認知症(痴呆症)について

犬の高齢化に伴い『痴呆症』が増加

現在、我が国では犬も高齢化社会になっています。第二次ペットブーム(小型犬中心の人気)は今から15年〜20年前の話になり、今ちょうど14~16歳くらいの犬が多くいます。痴呆症は年齢を重ねるほど発現しやすい症状ですので、全頭の比率としてシニア犬が多い今、痴呆症はとても増えています。 人間の認知症と違って、犬はその認知度を測ることができません。そのため犬は『痴呆症』という言い方をします。また、人間における「痴呆(認知)症」の分類において、アルツハイマーと呼ばれる症状は「変性性痴呆」といって、脳神経細胞が様々な要因で委縮・脱落する事で発現します。一方、犬の場合は主に人間の「血管性痴呆」にあたる脳血管障害や血行障害によって脳細胞が器質的変化を起こす事によるものが多いといわれます。 例えば、「最近、夜はあまり寝ないでうろうろしているんですよ」、「夜、意味もなく鳴いてしまうんです。寂しいのかな?」といった相談がありますが、シニア犬の場合それは痴呆症状の1つであることが多いです。「犬にも痴呆があるんですか?」と驚かれる方もいます。人間も痴呆症の方が一人で外出し徘徊するように、犬は家の中をぐるぐると歩き回ることもありますが、歩きたいと思ってやっているわけではなく、それも痴呆症状の1つになります。

川尻 淳一 院長

SHIBUYA フレンズ動物病院 さいたま

川尻 淳一 院長

  • さいたま市中央区
  • 本町東
  • 与野本町駅
  • 犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他

里村クリニックの先生が解説

胃がんについて

なぜ『胃がん』は早期発見が重要なのか?

胃がんの原因の99%は、ピロリ菌の発生が関与しています。ピロリ菌は3歳くらいの子ども時代に感染しています。昔は井戸水からきているといわれていましたが、現在は親からの経口で感染しているのではないかといわれているんです。 尿素を分解する酵素をつくり、アンモニアが胃酸を中和して、ピロリ菌は自分が住みやすい環境をつくります。ピロリ菌と胃壁の炎症がずっと戦っているうちに、粘膜が徐々に萎縮して炎症を起こし、胃潰瘍や胃がんの発生になります。 2013年に厚生省は、「慢性胃炎があってピロリ菌があれば、保険診療で除菌治療をしていい」と認めました。検診をするとピロリ菌がいるのがわかります。40代50代になると慢性胃炎があり、ピロリ菌がいるマークがいくつかあるんです。一度の除菌治療では、一回あたり抗生剤2種類と胃薬、朝夕1週間飲んで、93%以上成功するんですよ。しかしこれらの病状を自覚するのは不可能なので、定期的に胃カメラで検診することが大切になります。 保険診療で除菌するには、『胃カメラを行った上で慢性胃炎という診断』が必要です。もし、ピロリ菌がいないことがわかっているのであれば、毎年検診する必要はありません。一回も検診を受けたことがない場合は、ピロリ菌がいるかいないかで大違いなので、検診を受けて欲しいですね。

里村  仁志  院長

里村クリニック

里村 仁志 院長

  • さいたま市南区
  • 大谷口
  • 東浦和駅
  • 内科 ●外科 ●胃腸内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●小児科

のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニックの先生が解説

骨粗鬆症について

身長が1~2cm縮む、背が曲がるのは危険な前兆

骨粗しょう症は、加齢とともに脆くなり、骨折しやすくなる病態です。特に女性の場合は閉経後に骨粗しょう症が急速に進行します。初期段階では自覚できる症状はほとんどありませんが、進行してくると背骨にひびが入って痛みを生じることがあります。特になにも症状がないと感じていても、身長が1~2cm縮む、背中が曲がってくるのが前兆ですので、そうした兆候があれば一度は受診されることをお勧めします。一番の診断は骨密度をDEXAという機器で計測することです。治療法は、内服薬の服用のほか、骨折のリスクが高い場合やすでに骨折している方は、副甲状腺ホルモンの注射での治療法などがあります。選択肢は他にもいくつかあり、治療は長く継続していくことになります。骨粗しょう症の予防は、骨密度のピークである20歳ぐらいまでは、過剰なダイエットをしないことです。それ以降は、カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどを意識した食事、ウォーキングなどの適度な運動が大切です。1日5分ほどでも日光を浴びることでビタミンDを活性化させることができますので、少しだけでも太陽光を浴びることもお勧めですよ。

乗松 祐佐 院長

のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック

乗松 祐佐 院長

  • 世田谷区
  • 給田
  • 仙川駅
  • 整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科

VAN矯正歯科の先生が解説

狭窄歯列弓について

あごの横幅が十分に発育しないために、歯並びがガタガタになりやすくなる

狭窄歯列弓(きょうさくしれつきゅう) 症状…狭窄歯列弓(きょうさくしれつきゅう)では、歯が重なったりデコボコになったりする「叢生」が代表的な症状です。また、歯の咬み合わせがうまく合わず、食べ物を噛みにくくなったり発音に影響が出ることもあります。さらに、笑ったときに歯が見えにくい、口元が狭く見えるなど、見た目の問題にもつながります。口呼吸をしやすくなる場合もあり、健康面や生活習慣にも影響が出ることがあります。 原因…狭窄歯列弓の主な原因は、あごの横幅が十分に発育しないことです。これは生まれつきの骨格や遺伝の影響のほか、口呼吸、指しゃぶり、舌のクセなどの習慣によっても起こります。あごが小さいと歯がきれいに並ぶためのスペースが不足し、歯並びがガタガタになりやすくなります。乳歯を早く失った場合も、永久歯が正しい位置に生えられず、結果として歯列が狭くなる原因となります。 治療…お子さんの場合、骨がまだ柔らかい間は拡大装置を使ってあごの横幅を広げる治療が有効です。あごの成長を利用することで、歯がきれいに並ぶスペースを確保できます。大人の場合は成長が止まっているため、必要に応じて外科的な処置を併用する場合もありますが、MSE(Maxillary Skeletal Expander)という矯正用インプラントを併用した拡大装置を用いて、上のあごを拡げることが可能です。治療によって噛み合わせや見た目の改善だけでなく、鼻腔が拡がり呼吸のしやすさや発音などの機能面を整えることもできます。

飯塚 清人 院長

VAN矯正歯科

飯塚 清人 院長

  • 所沢市
  • 日吉町
  • 所沢駅
  • 矯正歯科

ピジョン動物愛護病院 どうぶつ眼科クリニックの先生が解説

犬の肝疾患について

治療から1週間しても治らない場合は、眼科専門の病院へ

『角膜潰瘍』の原因はシャンプーの刺激や、散歩中に草むらに入ったりして物理的なことで起こったり、同居同士の喧嘩やじゃれ合い、耳が痒い、皮膚が痒いといった皮膚病から発症することもあります。症状は目をしょぼしょぼさせて痛そうにして、白目結膜がとても赤くなり、不快感があるので目をこすったり、こすりつけたり、ひっかきます。多くの病院では角膜に傷があるかどうかの検査が可能で、色を染めて、目に傷があると色が残るので検査は簡単です。一般病院では角膜潰瘍の症例数も非常に多く、9割は治る病気です。しっかりと目薬を使って、自分で引っ掻くことがなくなれば、大体は治せるのです。しかしながら残りの1割は本当に治りません。多くの先生は大体治る9割のパターンを知っているので、これも治るだろうと思っていることが多く、がんばってしまいます。そこで1割程度しかないレアなケースを治すのが当院の役割になり、アプローチをしていきたいところです。治療法は点眼ですが、レアなケースについては手術が必要になります。レアなケースかどうかの見極めポイントは、1週間後に治るかどうかです。9割の角膜潰瘍は治療から1週間後には治るため、それ以降になると何か隠れている、もしくは治療が適切ではないなど何かしら原因があります。角膜潰瘍は早く治る病気であるため、少しでも治るのが遅いと思ったら1割の可能性を疑い、1.5次診療や2次診療など目の専門としたところで診てもらうことが大切です。

浅川 幸一 担当医

ピジョン動物愛護病院 どうぶつ眼科クリニック

浅川 幸一 担当医

  • 川口市
  • 幸町
  • 川口駅
  • 犬 ●猫

やました乳腺外科恵比寿の先生が解説

乳がんについて

以前に比べ、マンモグラフィ検査に伴う苦痛は非常に少なくなってきている

乳がん検診には「マンモグラフィ」と「エコー(超音波検査)」の2つの方法があります。 その中でもマンモグラフィは、「痛い」「怖い」といったイメージを持たれる方が多く、検診をためらう理由のひとつになっています。 しかし、現在のマンモグラフィは、機器の進化により以前と比べて格段に苦痛が少なくなってきていることをご存じでしょうか? マンモグラフィは乳房を圧迫して撮影を行いますが、新しい機器では強い圧迫を加えなくても、鮮明な画像を撮影できるようになっています。 以前は「ちぎれるかと思った」と話される方も少なくありませんでしたが、最近では 「思っていたより痛くなかった」「これならもっと早く受ければよかった」 といった感想をいただくことが多くなっています。 乳がんで命を落とさないためには、何よりも定期的な検診を受けることが大切です。 日頃のセルフチェックに加えて、乳がん検診を習慣にしていただければと思います。 「痛いかもしれない」という不安で検診を控えていた方も、ぜひ一度、新しいマンモグラフィを体験してみてください。

山下 祐司 院長

やました乳腺外科恵比寿

山下 祐司 院長

  • 目黒区
  • 三田
  • 恵比寿駅
  • 乳腺外科

やのメディカルクリニック勝どきの先生が解説

糖尿病について

「治らない病気」から「寛解できる可能性のある病気」へ

糖尿病はほぼ無症状で進行する病気 糖尿病は多くの場合、初期段階ではほとんど症状が現れません。巷でよく耳にする「口渇(のどの渇き)」や「多尿」といった症状は、実は病気がある程度進行した段階で見られるサインです。このため、知らないうちに病状が進行してしまい、発見が遅れるケースも少なくありません。そのため、定期的な健康診断で血糖値をチェックし、早期発見と対策を行うことが重要です。 治療の進化と血糖コントロールの向上 近年では、糖尿病治療薬の種類が格段に増え、より効果的に血糖値をコントロールできるようになっています。インスリン注射や経口薬に加え、GLP-1受容体作動薬などの新しい薬剤も登場し、個々の患者に適したアプローチが可能です。また、血糖値が上がりやすい原因についての研究も進み、食事や生活習慣の改善によって薬に頼らず血糖値を安定させる方も増えてきています。 生活習慣改善による血糖コントロール 糖尿病は食生活や運動習慣、ストレス管理などの生活習慣が密接に関係しています。例えば、食後高血糖を防ぐために低GI食品を選んだり、食物繊維を多く含む食事を心がけたりすることが効果的です。また、定期的な運動はインスリンの感受性を高め、血糖コントロールに役立ちます。こうした生活パターンをひとつずつ見直していくことで、必要最小限の薬で管理できるケースも少なくありません。 「寛解」という新しい概念 かつては「一度発症したら一生治らない病気」というイメージが強かった糖尿病ですが、最近では特に海外を中心に「寛解(かんかい)」という考え方が注目されています。糖尿病の寛解とは、薬を使わずに血糖値やHbA1cなどの指標が安定し、糖尿病の診断基準を満たさない状態が一定期間続くことを指します。糖尿病は「治らない病気」から「寛解できる可能性のある病気」へと認識が変わりつつあります。

矢野 宏行 院長

やのメディカルクリニック勝どき

矢野 宏行 院長

  • 中央区
  • 勝どき
  • 勝どき駅
  • 内科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科

赤坂 永沢クリニック(人間ドック)の先生が解説

狭心症について

運動時に胸が痛くなったら様子を見ないですぐ受診

『運動時に胸が痛くなったら様子を見ないですぐ受診』。 私が狭心症でお伝えしたいのはこの1点です。 狭心症は、安定狭心症と不安定狭心症の二つに分類されています。どちらも動脈硬化が主な原因で、高血圧・脂質異常・糖尿病を放置していると発症の可能性が高くなります。症状も基本的には共通で、運動時に胸が痛くなり、休んでいるうちに5分から10分で痛みが消えていきます。安定狭心症の場合はさほど急がなくても大事に至らないうちに治療が出来ますが、問題はその中の一部に不安定狭心症の状態の方いるという事です。 不安定狭心症とは、狭心症の中でも『心筋梗塞になりかけている』というものです。 狭心症とは、心臓に栄養を送っている冠動脈が細くなっておこる病気、つまり動脈の病気であり心臓自体は元気に動いています。細くなった動脈を治療すれば心臓は元気なままです。 心筋梗塞は、冠動脈が詰まってしまい心臓の一部が死んでしまいその部分が動かなくなってしまう、つまり心臓の病気であり、一度死んでしまった心臓は二度と生き返りません。梗塞の範囲が大きければ1回で命にかかわりますし、一命をとりとめても心臓の機能が弱り心不全につながります。 動脈が詰まるか、詰まる前に治療が出来るかでその後の人生が大きく変わってしまいます。 『運動時に胸が痛くなったら様子を見ないですぐ受診』。 これを必ず覚えておいて頂きたいと思います。

永澤 英孝 理事長・院長

赤坂 永沢クリニック(人間ドック)

永澤 英孝 理事長・院長

  • 港区
  • 赤坂
  • 赤坂駅
  • 内科 ●循環器内科 ●消化器内科
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