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医師による病気の解説一覧

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ながつたペットクリニックの先生が解説

犬の嘔吐について

“食べ過ぎ”が思わぬ盲点に

他の病気の可能性もありますが、朝、ご飯を食べる前に胃液を吐いてしまっているケースは、胃酸過多による可能性が大と考えられます。私の経験則によるものですが、どうやら食事中の食物繊維の量に左右されると思われるのです。減量用のご飯を与えている方は多いと思われますが、そうしたご飯には食物繊維が多く含まれます。それを消化しようとすると消化管が絶えず動くようになり、胃酸が過剰に分泌される状態が常となっていくのです。実際、ご飯を調整することで、症状が回復することが多々ありました。 食事に関連し、体重管理についての所見も1つ述べさせていただきます。よくあるのが、ご飯を残してしまうのに太っている、というもの。その多くは、食べきれる量をすで超えて与えてしまっているということです。袋に書いてある量を信じ、「これだけ食べさせなきゃいけない」という感覚の方が多いと思うのですが、個体差がありますし、同じ子であっても年齢を経るに従って変わってきます。グラム単位で増減を調整していただくことで、本当に適切な量がわかることになりますし、そうなれば、よく食べるし、体重もオーケー、吐くこともなくなる、ということになるのです。

濱田 宇広 院長

ながつたペットクリニック

濱田 宇広 院長

  • 横浜市緑区
  • 長津田みなみ台
  • 長津田駅
  • 犬 ●猫

つかもと眼科クリニックの先生が解説

近視について

進行予防に努めることが対処法。スマホを控え屋外活動を増やす

近視とは、近くのものがよく見えて、遠くのものがぼやけて見えてしまう症状です。そもそも近視は原因がわかっておらず、他の病気と同じように遺伝や環境、体質的なものが影響しているとみられています。ご両親が近視だとお子さんも近視になりやすく、近くで物を見ている、外で遊ばずにいるなどで近視の進行が早くなるということが調査で明らかになっています。遠くが見えないので余計に部屋にこもってしまうというような悪循環もあり、日本を含むアジア圏では、お子さんの近視は今やパンデミックとも言えるほど増えています。近視は眼軸長という、目の奥行きが長くなってしまうことが多く、一度この状態になると元に戻すということができないので、進行予防に努めることが対処法になります。そのためには屋外で活動する時間を増やすことが大切と言われています。特に、夜間にスマホやデジタル画像を見続けているとブルーライトが網膜に入り、脳が覚醒してしまい睡眠の質にも影響します。どうしてもスマホなどを見たい場合は、朝に見るほうが頭も冴えますよ。

塚本 佐知子 院長

つかもと眼科クリニック

塚本 佐知子 院長

  • 江戸川区
  • 東小岩
  • 小岩駅
  • 眼科 ●小児眼科

おばな内科クリニックの先生が解説

慢性甲状腺炎[橋本病]について

慢性甲状腺炎(橋本病)は20代~50代の女性に多く、不妊の原因にもなる

慢性甲状腺炎(橋本病)は体の中の自己免疫、甲状腺ホルモンが下がる病気です。原因はあまりなく、生まれつきの体質が影響し、ご家族によっては遺伝的に罹りやすい体質かどうかも関係します。年齢は20代~50代の女性に多い病気で、不妊の原因にもなるため、妊娠を考えている方の中で不妊の背景には、慢性甲状腺炎(橋本病)であることも。 甲状腺は代謝をつかさどるホルモンなので、甲状腺が出なくなることで体の代謝が悪くなり、汗をかかなくなったり、体重が増加したり、コレステロールの数値が悪くなったりします。そのため症状は、脈が遅くなったり、眠気が出たり、体重の増加、足のむくみ、認知症のように頭の回転が悪くなったり、脂質異常症にもなったりします。脂質異常症はよくある病気で、慢性甲状腺炎(橋本病)が隠れていることもあるのです。 治療法は採血してもらい、ホルモン投与、投薬すると改善されます。高齢者の方で急に認知症のような症状が出て意欲がなくなりますが、甲状腺のホルモンを補充すると治ることもあります。甲状腺機能が戻ることはないので、チラーヂン(甲状腺ホルモン剤)を補充して、うまくコントロールしていくことになるでしょう。 予防法はなく、何かに気をつければ罹らないという病気ではありません。ですから、慢性甲状腺炎(橋本病)を疑ってきちんと調べることが非常に大切です。

川名部 新 院長

おばな内科クリニック

川名部 新 院長

  • 川崎市中原区
  • 上新城
  • 武蔵新城駅
  • 内科 ●糖尿病内科

本八幡クレア歯科・矯正歯科 ママとこどものはいしゃさん市川院の先生が解説

不正咬合について

不正咬合の治療は「矯正」が一般的。治療の選択肢はさまざま

不正咬合とは、歯がガタガタと並んでいたり、上顎が突出して“出っ歯”のような状態になったり、下顎が発達しすぎて受け口になったりしている状態を指します。原因としては遺伝的なもの、環境的な影響によるものが考えられます。 不正咬合を解決するためには矯正治療が行われることが一般的です。治療法には一般的なマルチブラケット(ワイヤー矯正)やインビザライン(マウスピース矯正)などがあり、近年治療の選択肢が増えています。 不正咬合になる遺伝的な要因は変えることができませんが、環境的要因は生活習慣を見直すことで変えられます。お子さんであれば食べ方や姿勢などの悪い習慣を正し、口まわりの筋肉を鍛えることによって歯並びをきれいにすることもできます(口腔筋機能療法)。お子さんの矯正治療をお考えの場合は、小児矯正の専門家にご相談いただくとよいでしょう。

片海 紫苑里 院長 &   三橋 まさみ 副院長

本八幡クレア歯科・矯正歯科 ママとこどものはいしゃさん市川院

片海 紫苑里 院長 & 三橋 まさみ 副院長

  • 市川市
  • 南八幡
  • 本八幡駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

戸頃循環器内科クリニックの先生が解説

狭心症について

禁煙を徹底し、ストレスをためないことが大事

心臓に血液を送る役割のある冠動脈に障害が起こり、胸の痛みなどが生じる狭心症は、高血圧・脂質代謝異常・糖尿病・喫煙などが原因で起こる労作性狭心症と、冠動脈の痙攣(けいれん)によって一時的な狭窄を生じる冠攣縮性狭心症の2つに大別されます。 労作性狭心症の治療では降圧剤のほか、コレステロールや血糖値をコントロールする薬が使用されることが一般的です。血管の狭窄がみられる場合には、抗血小板薬(血液をサラサラにする薬)の使用が検討されることもあります。これらの薬物治療を行ったうえで、十分な効果がみられないときはカテーテル治療の適応となります。 かつては60代の患者さんに多くみられた狭心症ですが、最近は40代で発症するケースも珍しくありません。労作性狭心症は喫煙が大きなリスクファクターであることが分かっていますから、禁煙を徹底すると同時に生活習慣病を適切に管理することが大事です。また冠攣縮性狭心症はストレスが発症リスクを高めるとされていますから、良質な睡眠をとり、ストレスを上手に発散することを心がけるとよいでしょう。

戸頃 康男 院長

戸頃循環器内科クリニック

戸頃 康男 院長

  • 越谷市
  • 新越谷
  • 新越谷駅
  • 循環器内科 ●内科 ●美容皮膚科

ライト動物病院の先生が解説

猫の膀胱炎について

ストレスが要因で発症する特発性膀胱炎は、猫ちゃん目線で環境調整を行う

猫ちゃんの尿のトラブルの6割ほどは、特発性膀胱炎が原因であると言われています。一般的な膀胱炎はバイ菌が膀胱内にいる特徴がありますが、この特発性膀胱炎はバイ菌がいないことが特徴的です。最近は、ストレスと関係していると分かってきました。ストレスに弱い子やいじめられる子に多くみられる病気です。 診断としては、検査でバイ菌や尿石などの異常がないことを確認することになります。10日以内に自然に治ることが多い病気ですが、検査をせずに抗生物質を投与してしまうと余分な薬により耐性菌を作ることにもなります。繰り返す特発性膀胱炎は、トイレの問題を解決することも大切です。トイレの中でも2段システムのトイレは、飼い主さんにとって処理が楽であることから使用されますが、猫ちゃんにとってはストレスとなることもあります。トイレを変えてあげることで、特発性膀胱炎の再発を予防できることもあります。また、治療としての薬剤の投与は期待できません。そこで、サプリメントを飲ませることが選択されます。正しい診断と治療、そして予防することが大切であると言えるでしょう。

小林 良輔 院長

ライト動物病院

小林 良輔 院長

  • 川口市
  • 長蔵
  • 戸塚安行駅
  • 犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●は虫類 ●両生類 ●その他

池上おひさまクリニックの先生が解説

広場恐怖症について

恐怖のピークを避け、カフェイン減と食事の意識が肝要

ギリシャ語で「広場」というのは人が多いところという意味であり、広場恐怖症とは広場に限らず、人混み、混雑した電車、エレベーターや飛行機などの密閉された空間などで、急に動悸がしたり息苦しくなったりする症状です。原因はセロトニンが脳内で不足し、不安や緊張を引き起こすことによります。広場恐怖症にかかる方は実はかなり多く、通勤や通学の電車でも苦痛を感じて通い続けられない方もいます。パニック障害との違いは、パニック障害はいつでも起こり得るもので、広場恐怖症は特定の場面で起こり得るものです。しかし広場恐怖症も動悸や息苦しさなどのパニック発作が出ます。広場恐怖症の対処としては、まず無理をしないこと。電車などであれば混雑の時間を避ける、すごく狭い部屋でのミーティングは外すなどして、恐怖になり得るピークを避けることです。そのほか、カフェインが広場恐怖症の不安障害の原因として大きいことがわかっていますので、ブラックコーヒーをよく飲まれるのであればカフェインレスやデカフェのものを選んでいただくこと。あとは大豆製品や乳製品に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸を取っていただくと、セロトニンというホルモンが増えて不安や緊張が抑えられます。

大和 行男 院長

池上おひさまクリニック

大和 行男 院長

  • 大田区
  • 池上
  • 池上駅
  • 児童精神科 ●皮膚科 ●小児科 ●内科 ●精神科

なかの歯科の先生が解説

歯根膜炎について

歯根膜炎とは、歯の“捻挫”

歯根膜は歯の根元と歯槽骨とを結びつけている組織で、歯周靭帯とも言われています。ここに炎症が起こった時に歯根膜炎という診断が付けられます。 症状としては、噛んだ時に痛い、というものが顕著なもので、要因として外的な力が加わるもの、細菌性のもの、薬剤によるものに分けられます。外的な力とは、例えば歯ぎしりや固いものを噛んだ際に歯根膜が損傷することによって生ずるものです。細菌性とは、菌が神経の中に侵食し、歯根膜に達すると噛んだ際に痛みを感じるようになります。細菌性の場合、根管治療を行うことで自然と歯根膜炎の症状も消えていくことになります。化学的な薬剤によるものとは、根管治療の際に入れたお薬が外に出てきてしまった場合に起こりうるものです。こちらについては治りにくいケースがありますので、詳細に診ていく必要があります。 イメージとしては、捻挫を想像されるとわかりやすいかもしれません。捻挫は、靭帯に力が加わり、靭帯の組織が損傷することで起こる現象です。捻挫は日に日に改善していきますよね。歯根膜炎も同様で傷ついた歯周靭帯は安静に保つことで自然と治っていきます。ただし、噛み合わせなどの不具合があり、歯周靭帯を損傷する要因が残っていると回復には時間がかかります。

中野 昌則 院長 & 中野 陽平 副院長

なかの歯科

中野 昌則 院長 & 中野 陽平 副院長

  • 川崎市川崎区
  • 東田町
  • 川崎駅
  • 歯科 ●歯科口腔外科

大越歯科医院の先生が解説

口腔機能低下症について

口腔機能低下症とは「口の元気がなくなってきた」状態

口腔機能低下症とは口の動きや機能が衰えている状態のことで、加齢や病気(脳卒中や認知症など)、筋力の低下により噛む、飲み込む、話す、唾液を出すなどの口の機能が衰えていくことです。 噛む力が弱くなれば硬いものが食べにくくなったり、食事に影響が出てきます。飲み込む力が弱くなるとムセてしまったり食べ物がのどにつかえたり、食べ物が口の中に残ったままになったり、窒息のリスクも上がります。唾液が減ると口が乾いたり食べ物を上手くまとめることができなくなったりします。舌や唇の筋力が落ちるとうまく話せなかったり食べている最中に口からこぼれやすくなったりします。 食べること・話すことなど日常的な動作が行いにくくなると、会話や食事の量が減ったり、偏った食事になったりすると栄養に偏りが出たりと、全身に影響を及ぼす場合があります。 口腔機能低下症はざっくり言うと「口の元気がなくなってきたな」という感じです。今まで普通に食事や会話ができていたのにうまく呑み込めなかったり、むせたりする場合は専門医や歯科に相談してみることをお勧めします。

大越 良夫 院長

大越歯科医院

大越 良夫 院長

  • 越谷市
  • 蒲生茜町
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