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医師による病気の解説一覧

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ねりま西クリニックの先生が解説

廃用症候群について

バランスのよい食事と適度な運動に加えて、心が躍る「生きがい」を見つけてほしい

廃用症候群とは、筋力が衰えるのにしたがって全身の機能が低下した状態のことをいいます。 何らかの病気によって長期にわたり安静状態にあった場合に筋肉量や体の機能が低下して生じるもので、高齢の方に多くみられるのが特徴です。 人間の筋肉量は20歳頃をピークに徐々に低下するとされ、70歳ではピーク時の約半分になるといわれます。筋力が低下するのは当たり前のことと言えますが、放っておくと歩行が困難になって転倒や骨折のリスクが高まったり、嚥下(ものを飲み込むこと)機能が低下して誤嚥性肺炎を起こしたりします。いずれの場合も入院が長引けば寝たきり状態になる恐れがあるため注意が必要です。 廃用症候群は高齢者が「要介護」となる大きな要因となっていますが、今のところ効果的な治療法は確立されていません。そのため何よりも大切になるのは、廃用症候群にならないため予防対策です。毎日の食事でたんぱく質をはじめとした栄養をバランスよく取ること、適度な運動を心がけること、さらに日々の暮らしが楽しくなるような「生きがい」を見つけるといいでしょう。

大城 堅一 院長

ねりま西クリニック

大城 堅一 院長

  • 練馬区
  • 大泉町
  • 大泉学園駅
  • 整形外科 ●内科 ●皮膚科 ●リハビリテーション科 ●リウマチ科 ●循環器内科 ●呼吸器内科

はらデンタルクリニックの先生が解説

歯の外傷・損傷について

痛みがなくとも早めの処置を。自身の歯はできる限り抜かずに修復する

歯の外傷・損傷というとスポーツの衝撃や転倒などによる事故で歯が折れてしまったというケースが一番多いのは確かですが、実際は本当に様々なケースがあります。虫歯や歯周病は治療計画を立てる余裕がありますが、外傷というの即時に判断して正しい処置をしないといけません。歯が折れてしまったという場合、半分になってしまった歯を抜くか抜かないかという際に、抜かなくて良い歯まで抜いてしまったり、神経を取らなくてよい歯まで取ってしまったりということが起こり得ます。なぜかというと、虫歯や歯周病というものは細菌に感染して起こる症状ですが、衝撃や事故での歯の外傷・損傷というのは、その時は感染をしていない場合もあるわけです。感染している歯とそうでない歯は扱い方が全く異なります。 歯の外傷・損傷は軽度の場合は痛みも感じないことが多いのですが、そのまま放置していればやはり炎症を引き起こしますし、痛みや歯茎の腫れも起こります。なので歯が折れたり欠けたりした際は、歯科医師を受診し早めの適切な処置が必要です。自身の歯はできる限り残したほうがよいので、必要に応じて神経の処置を行い、歯を元の形に修復していくことが望ましいです。

原 智樹 院長

はらデンタルクリニック

原 智樹 院長

  • 所沢市
  • 小手指町
  • 小手指駅
  • 歯科 ●矯正歯科

飯田橋中村クリニックの先生が解説

男性更年期障害について

コレステロールが高いのは、男性更年期障害の症状の可能性も

男性更年期障害は、一般的に40歳を過ぎてから見られることが多い症状です。男性ホルモンであるテストステロンは精巣で作られていますが、年齢とともにその分泌量が落ちていきます。そこに加えて、40代、50代といった年代では管理職としての責任や重圧が増え、ストレスを強く受けることも少なくありません。ストレスや生活リズムの乱れによっても精巣の機能は影響を受け、結果として男性ホルモンの低下につながることがあります。 診断にあたっては、テストステロンの値を測定し、数値が下がっていれば更年期障害と判断します。特徴的なのは、男性更年期になると代謝が落ちてしまうため、コレステロール値が上がりやすくなることです。実際には、単にコレステロールが高いと捉えて薬を処方されている方の中に、根本的な原因が男性更年期にあるケースも少なくありません。その場合はホルモン補充療法を行うことで、自然とコレステロール値が改善することもあります。ですから、対症療法だけではなく、背景にあるホルモン低下を見極めて治療していくことが大切です。 症状としては、気分の落ち込みやうつ状態といった精神的な不調が出ることもあります。ただし、その背景に心療内科領域の病気が隠れている場合もありますので、診察や検査データをもとに丁寧に判断する必要があります。 治療の基本は男性ホルモンの補充療法、すなわち注射による投与です。その効果をデータで追い、改善が見られれば継続していきますし、もし改善が乏しければ別の疾患を考えて対応していくことになります。 特に50歳前後の方は、加齢による変化として受け止めてしまわず、更年期障害の可能性を一度考えてみることが大切です。気づかないうちに体の不調や生活習慣病に結びついていることもあるため、早めの受診と適切な治療をお勧めしています。

中村 剛 院長

飯田橋中村クリニック

中村 剛 院長

  • 新宿区
  • 下宮比町
  • 飯田橋駅
  • 内科 ●皮膚科 ●泌尿器科 ●性感染症内科 ●整形外科

ラコスタ辻堂スキンクリニックの先生が解説

しみについて

シミ(日光性色素班)と肝斑は治療が異なります

シミは20代後半から徐々に出現する色素班で、一般的に日光性色素班(老人性色素班)と呼ばれます。紫外線を主な原因として発生し、紫外線を浴びた10年~20年後に大小さまざまな形の茶色の色素斑として現れます。また顔以外にも、手から肩など紫外線にあたる部位や体のあらゆる部分に出現します。治療は一般的にレーザーやフォトフェイシャル(光治療)、外用剤を使用します。 類似するものとして肝斑があります。20代後半~50代前半の日本人女性に多く見られ、両頬に地図のように広がる左右対称の色素班が特徴的です。原因は①紫外線、②お肌の刺激、③女性ホルモンが関与していて、夏場や生理前に濃くなる傾向にあります。治療は肌の炎症を抑えるトラネキサム酸の内服を基本として、トーニングレーザーやエレクトロポーションを併用して複数回行います。 シミと肝斑は治療方法が異なり、特に肝斑の場合は間違った治療で悪化する場合があります。医療機関で的確な診断を受けてから治療を行うことをお勧めしています。

小澤 剛 院長

ラコスタ辻堂スキンクリニック

小澤 剛 院長

  • 藤沢市
  • 辻堂神台
  • 辻堂駅
  • 美容皮膚科 ●形成外科 ●皮膚科

富士見台ほまれクリニック泌尿器科・糖尿病内科の先生が解説

過活動膀胱について

頻尿の症状の裏に、膀胱結石や膀胱がん、生活習慣病が隠れていることも

急に起こる我慢出来ないような強い尿意(尿意切迫感)を主症状とする、症候群です。 中年以降によく見られるのですが、若い方でも見られることがあります。原因としては脳血管障害や脊椎疾患などがあげられますが、前立腺肥大や加齢でも過活動膀胱が起こることがあり、原因は多岐に渡ります。 過活動膀胱は症状に基づく病気ですので、自覚症状の評価が最も重要です。 過活動膀胱の治療では、膀胱の収縮を抑える抗コリン剤が用いられることが一般的ですが、最近ではβ3アドレナリン受容体作動薬やボツリヌス療法なども使用されるようになりました。過剰な飲水摂取の抑制、唐辛子やカフェインなどの刺激物摂取の抑制が必要です。理学療法として、膀胱訓練や、骨盤底筋体操を行います。骨盤底筋体操は自己流で行うと逆効果になることもありますので、最初はクリニックでの指導を受けた方がいいかもしれません。ただの頻尿と思っていたら、実は膀胱結石や膀胱がんが隠れていたり、高血圧や糖尿病、心疾患などが隠れているケースもあります。専門医の診察を受け、その頻尿が何で起こっているのかを突き止め、早めの治療をすることをお勧めします。

塩見 誉 院長 & 美帆 副院長

富士見台ほまれクリニック泌尿器科・糖尿病内科

塩見 誉 院長 & 美帆 副院長

  • 練馬区
  • 貫井
  • 富士見台駅
  • 内科 ●泌尿器科 ●女性泌尿器科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●アレルギー科
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