• TOP
  • 教えてドクター

医師による病気の解説一覧

1150件中 316 ~330 件を表示

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニックの先生が解説

糖尿病(2型糖尿病)について

早めの治療で血糖値を下げてからダイエットがもっとも大切

糖尿病の患者様は世界中で増加傾向にあり、血糖値が悪化することで心筋梗塞、脳梗塞、腎障害(透析)などの重症疾患の要因となります。糖尿病の中でも「2型糖尿病の主な原因は肥満」です。他にも遺伝、ステロイドなどの薬剤も要因として挙げられます。そして、肥満による脂肪の蓄積は「膵臓から出ている血糖値を下げるインスリン分泌を阻害する状態」が継続します。脂肪が増加してくると、膵臓は脂肪に打ち勝つためにインスリンを大量に分泌させて血糖値を正常に保ちます。しかし、「脂肪の蓄積が更に悪化することで、血糖値を下げようと膵臓がアクセル全開にしてもインスリンが分泌できない状態」になってしまいます。膵臓がオーバーヒートし、この段階で「2型糖尿病」を発症します。  2型糖尿病の予防は「肥満」に注意することが一番重要です。食事や運動習慣を見直し、少しでも血糖値に異常がみられた場合はすぐに医療機関を受診してください。一人ひとりに合った治療法で血糖値を早めに下げて、「しっかりと膵臓を休ませることが重要」です。その間に食生活の見直しやダイエットに取り組み、適正体重を維持しましょう。膵臓がある程度元気になってくれば、内服薬やインスリンを中止することも可能です。糖尿病は怖いと思われがちですが、早く受診することで、もっと怖い事態にはなりません。仮に腎臓が悪くなり始めていても、透析を阻止することも状態によっては可能です。まずは、早めの糖尿病クリニックへの受診です。お気軽にご相談下さい。

松谷 大輔 院長

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック

松谷 大輔 院長

  • 新宿区
  • 西新宿
  • 新宿駅
  • 内科 ●糖尿病内科 ●代謝内科 ●内分泌内科

前田記念武蔵小杉クリニックの先生が解説

慢性腎炎[慢性糸球体腎炎]について

慢性腎炎の治療には早期発見が重要

【小川 千恵 院長】 腎臓は血液をろ過して老廃物や余分な水分を排出する重要な臓器であり、糸球体はそのろ過装置の役割を担います。慢性腎炎では、この糸球体に慢性的な炎症や損傷が起こることで、正常なろ過機能が障害されます。その結果、尿に血液や蛋白が混じり、腎臓の働きが徐々に低下していきます。通常6か月以上、蛋白尿や血尿、腎機能障害が続く場合に診断されます。尿中の蛋白が多い場合はむくみなどの症状で受診されることもありますが、通常、症状がないことも多いため、健康診断や学校検尿で偶然発見されることも珍しくありません。しかし、病気が長く続くと、無症状のまま腎臓の機能が徐々に低下し、慢性腎不全へと進行することがあります。だるい、食欲がない、息苦しいなどの症状が出てきた時には透析治療や腎移植などを必要とする末期腎不全の状態にもなりかねません。原因ははっきりとは分かっていませんが、免疫反応の異常によるものと考えられています。慢性腎炎を来す病気には種類がいくつかあります。そのため、慢性腎炎を起こす病気の種類や炎症の強さの診断のためには腎生検が必要となります(入院を要する検査で、出血のリスクもあるため、軽度の慢性腎炎と判断される場合は腎生検をせず、経過観察の場合もあります)。そして、治療は、尿所見病気の種類や組織の炎症の強さなどを総合的に判断した上で、薬剤を選択することになります。 慢性腎炎の治療には早期発見が重要です。健康診断の受診、そして、尿所見異常時には腎臓専門医への受診をお勧めします。

小川 千恵 院長 & 森戸 卓 副院長

前田記念武蔵小杉クリニック

小川 千恵 院長 & 森戸 卓 副院長

  • 川崎市中原区
  • 小杉町
  • 武蔵小杉駅
  • 人工透析内科 ●内科 ●腎臓内科

Bloom Delight Clinic(ブルームデライトクリニック)の先生が解説

肥厚性瘢痕について

傷あとを目立たなくするためには術後の適切なケアが重要

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とは手術などで生じた傷の治りが遅く、傷あとが目立ってしまう状態を指します。傷あとの範囲を超えて赤い盛り上がりが広がっていくケロイドに対して、肥厚性瘢痕の場合は赤い盛り上がりが傷あとの範囲に収まっていることが特徴です。 肥厚性瘢痕においては、術前のデザイン、手術手技、術後のケアが大事になります。患部を保護するためによく使用されるのが茶色いテープで、このほかにシリコン製のテープやステロイド剤が入ったテープが使用されるほか、ステロイド注射が検討されることもあります。 日本人は手術などでできた傷あとが目立ちやすいと言われますが、日本の形成外科にはこの分野の第一人者といえる先生がいらっしゃいます。手術時のテクニックでいかに傷あとを目立たなくさせるかなどを解説した書籍も存在するので、外科系の医師としてまずは肥厚性瘢痕の病態を理解し、体質の要素ではない要素では肥厚性瘢痕を作らない知識が大切です。肥厚性瘢痕に悩む患者さんが一人でも少なくなることを期待しています。

柴田 智一 院長

Bloom Delight Clinic(ブルームデライトクリニック)

柴田 智一 院長

  • 新宿区
  • 新宿
  • 新宿三丁目駅
  • 美容外科 ●美容皮膚科

桂歯科医院の先生が解説

口腔機能低下症について

「なんとなく食べにくい」「話しにくい」といった日常の小さな違和感がサインに

最近、「食べこぼしが増えた」「飲みこみにくい」「噛む力が弱くなった」などの変化を感じることはありませんか。これらは、加齢とともにお口の筋力や動きが弱くなり、食べる・話す・飲み込むといった機能が低下する口腔機能低下症のサインかもしれません。この状態をそのままにしておくと、食事量の減少による栄養不足や誤嚥性肺炎のリスクが高まるほか、生活の質の低下にもつながるため、早めの気づきと対策がとても重要です。 口腔機能低下症は、単に年齢の問題だけではなく、歯の欠損や入れ歯の不具合、口の乾燥、舌や唇の筋力低下、さらには食習慣や生活リズムの変化など、さまざまな要因が積み重なって起こります。ご自身では気付きにくく、少しずつ進行するため、「なんとなく食べにくい」「話しにくい」といった日常の小さな違和感が最初の兆候となることが多いのです。 当院では、国の基準に基づいた検査によって、噛む力や舌の動き、飲み込み機能、唾液量などを丁寧に測定し、現在のお口の状態を客観的に評価します。そのうえで、結果に応じて舌や口まわりの筋力を改善するトレーニングや、飲み込みやすさを高めるリハビリ、義歯の調整、口腔乾燥への対応、食事内容の工夫など、一人ひとりに合わせたケアをご提案します。こうした取り組みによって、「食べられるものが増えた」「むせにくくなった」「話しやすくなった」と実感される患者さんは多く、日常生活の快適さが大きく向上します。 お口の機能は、健康に長く生活するための大切な基盤です。少しでも気になる症状があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。早期の検査と適切な治療が、いつまでも食事や会話を楽しめるお口づくりにつながります。

畑中 理 院長

桂歯科医院

畑中 理 院長

  • 江東区
  • 大島
  • 住吉駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科

オーラルクリニックあさひろの先生が解説

褥瘡性潰瘍について

合わない入れ歯のトラブルは、原因に合わせた対応が必要

褥瘡(じょくそう)とは継続して一定の圧力がかかっているために生じる皮膚障害のことで「床ずれ」とも呼ばれます。潰瘍(かいよう)は皮膚や粘膜が傷ついて、組織が崩れてしまった状態を指します。つまり褥瘡性潰瘍は、入れ歯によって引き起こされるお口の中の粘膜のトラブルだと言うことができます。 褥瘡性潰瘍は新しく入れ歯をつくった後ですぐに発生することがあります。この場合は、事前に十分な調整が行われていなかったことが原因と考えられるため、速やかに歯科医院を受診し、ご自分のお口に合わせて微調整することで症状の改善が期待できます。 一方で、同じ入れ歯を長く使っていて急にお口の中に異変が現れた場合は、入れ歯の微調整だけでは問題を解決できない可能性が高いです。たとえば体重が大幅に減ったり、歯茎が下がってしまったりすると、入れ歯と接触している一部の歯茎に過度な負担がかかり、粘膜がえぐれてしまうことがあるのです。 この場合、入れ歯の人工歯の部分がすり減っていなければ床の部分を貼り直すだけで問題を解決できる可能性がありますが、もしも人工歯の形が変わっているようなら、新しい入れ歯につくり直さなければなりません。お口の中に気になる症状があったり、入れ歯が合わなくなったと感じたりしたら、早めの受診をおすすめします。

朝廣 賢哉 院長

オーラルクリニックあさひろ

朝廣 賢哉 院長

  • 横浜市港南区
  • 港南台
  • 港南台駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

井土ヶ谷整形外科リハビリクリニックの先生が解説

メノポハンドについて

手のこわばりや腫れなどは、更年期の症状である可能性が

メノポハンドとは、更年期が関係する手の症状を指します。閉経を迎えると体のホルモンバランスは大きく変化します。その影響で、手にこわばりや痛み、腫れなどの症状が見られるのがメノポハンドです。 症状を軽減する方法はいくつか挙げられます。「ホルモンの変動によるもの」と申しましたが、具体的には閉経によってエストロゲンの分泌量が減少することが大きな要因と見られています。このエストロゲンを補充することでホルモンバランスを整え、症状の改善を期待する方法がまず1つです。当院では女性ホルモンと似た働きをするエクリオールを推奨しております。また、手の筋肉や関節を柔軟に保つため、軽い運動やストレッチは効果的ですし、お風呂や湿布を使って手を温めたり、逆に冷やしたりすることでも痛みや腫れを和らげることができます。同時に骨粗しょう症を合併している場合などは、骨を強化するために、カルシウムやビタミンDが豊富な食事を心がけるのもいいでしょう。 手の不快感を感じたら、無理せず早めに対策を取ることが大切です。気になる症状が続くようでしたら、早めに医師に相談することをお勧めします。

原 正道 院長

井土ヶ谷整形外科リハビリクリニック

原 正道 院長

  • 横浜市南区
  • 井土ケ谷中町
  • 井土ヶ谷駅
  • 整形外科 ●リハビリテーション科

リ整形外科の先生が解説

腰椎圧迫骨折について

「いつの間にか骨折」を未然に防ぐため、定期的な骨密度チェックを

骨折は外傷(けが)によって生じるとされ、脊髄損傷により麻痺が残る恐れがあります。また、骨が弱くなっているために小さな力でも簡単に骨が折れてしまうことがあり、これを脆弱性骨折(ぜいじゃくせいこっせつ)といいます。 脆弱性の腰椎圧迫骨折は、骨密度の低下によって骨がもろくなる「骨粗しょう症」が主な原因です。この場合、骨が折れて生じた骨片が神経を圧迫しているにもかかわらず「単なる腰痛だ」と思い込んでしまうことがあり、骨が折れていることを見過ごされてしまうケースがあるため注意が必要です。 脆弱性の腰椎圧迫骨折を予防するためには骨粗しょう症のリスクを確認し、必要があれば積極的に治療を行うことが大切です。かかりつけ医のもとで定期的に骨密度を測定し、何らかの変化が現れたときに治療をスタートするのが理想です。特に高齢者の場合は骨折から寝たきりになるリスクが高く、骨折が平均寿命に大きな影響を及ぼすことも分かっています。そのためこれといった症状がなくても定期的に整形外科を受診し、骨密度の変化をチェックすることをおすすめします。

李 碩遠 院長

リ整形外科

李 碩遠 院長

  • 川口市
  • 栄町
  • 川口元郷駅
  • 整形外科 ●リハビリテーション科
1 PAGE  2277 77