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医師による病気の解説一覧

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シモキタよあけ心療内科の先生が解説

統合失調症について

家族や身内からの相談が早期発見に結びつくことも

統合失調症は10代から30歳頃に発症し、幻覚や妄想、思考の混乱が主な症状です。100人に1人が発症するとされ、主な訴えとしては「いじめられている」「誰もいないのに声がする」などの被害妄想や幻聴が多いです。とても自覚が難しい病気で、ご家族など身内からご相談があり治療に結び付くことが多いと言われています。10代でお若い方だと、急に元気がなくなったり、イライラしたり、性格が変わったように変化するなど、明らかな幻覚や妄想が見られないことがあります。うつ病、発達障害などとの鑑別は治療方針に関わる重要な項目ですので、慎重にエピソードを問診していく必要性があります。 統合失調症の原因は明らかではありませんが、脳内でのドーパミン過剰分泌が原因とされています。他の精神疾患と異なる点としては、抗精神病薬を使用し、薬物療法を適切かつ早期に使用することで予後が大きく変わるということが挙げられます。心の病気を扱う診療所はメンタルクリニックという名称を使用することが多く、標榜科は心療内科・精神科が多いと思いますが、統合失調症に関しては精神科が中心として治療することが多いため、お悩みでしたら一度精神科にご相談ください。

副島 正紀 院長

シモキタよあけ心療内科

副島 正紀 院長

  • 世田谷区
  • 北沢
  • 下北沢駅
  • 精神科 ●心療内科

御徒町おひさま内科の先生が解説

アルコール性肝疾患・脂肪性肝疾患について

肝硬変などのリスクが高まる。定期的な健診や採血でチェックを

アルコール性肝疾患とは飲酒が原因で肝臓に損傷が起きる病気ですが、仮に同じ量のお酒を飲んだとしても、肝臓にくるダメージは人によって全然違いますし、通常はほとんど症状がありません。脂肪性肝疾患は食生活などによる肥満が原因で、アルコール性疾患と同様に肝臓が悪くなります。これらの疾患は女性にも決して少なくなく、高齢化社会の今、80歳くらいになっていきなり肝硬変などの病気として顕在してくるケースもあります。特に女性は、男性に比べるとお酒への耐性が低い傾向にあり、40代でも肝硬変を発症する例もあります。しかし脂肪性肝疾患はアルコールの摂取が少なくても肝硬変のリスクは高まりますので、お酒を飲まないからといって安心できるものでもありません。治療としては、アルコール性肝疾患はお酒の量を控える、脂肪性肝疾患であればダイエットをして脂肪肝を減らすことが何より大切です。最近はお薬もありますので、定期的なチェック、自己管理、薬の服用が主になります。アルコール性肝疾患、脂肪性肝疾患いずれも症状はなく、大抵は健康診断で発覚しますので、どなたも健康診断は必ず受診してほしいです。女性は閉経してから肝障害が進みやすい傾向がありますので、定期的な健診や採血でチェックすることが望ましいです。

榎奥 健一郎 院長

御徒町おひさま内科

榎奥 健一郎 院長

  • 台東区
  • 台東
  • 新御徒町駅
  • 内科 ●消化器内科

山﨑歯科医院の先生が解説

不正咬合について

治療にまつわる負担の少ない「1期治療」から始めてほしい

現代人は小顔のために顎が細くなり、歯のサイズは大きくなる傾向にあります。特にお子さんの場合は、指しゃぶり・爪をかむ・口呼吸などの悪習慣によって顎が変形し、不正咬合を招くケースが少なくありません。また口呼吸が原因で鼻炎になったり、かぜなどの感染症にかかりやすかったりもします。 不正咬合に対する歯列矯正のうち学童期に行われるものを1期治療といい、この時期は顎の形を整えるなど健康的な土台作りを目指します。1期治療では、顎の拡大装置やプレオルゾ(機能的矯正装置:上下の顎間関係を調整する)などを使用することが一般的です。 1期治療で顎が健康な状態へと導いたら、2期治療ではワイヤーを使って歯を1本ずつ動かしていきます。このとき、いきなり2期治療から始めると健康な歯を抜歯しなければならないケースがあり、治療後の「後戻り」のリスクも高まります。このため不正咬合の治療に際しては、お子さんに時間的な余裕があり、身体的・精神的な負担の少ない1期治療からスタートしていただくとよいでしょう。

山﨑 晃彦院長

山﨑歯科医院

山﨑 晃彦院長

  • 大田区
  • 南馬込
  • 西馬込駅
  • 矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科

木村歯科医院の先生が解説

埋伏歯について

「埋伏歯」はリスクがあるなら若くて健康なうちに抜歯を

「埋伏歯」には明確な原因というのはありませんが、現代ならではの病気にはなってきているのかもしれません。現代人というのは顎の骨がだんだん小さくなっていっているため、顎の中に歯が収まりきれていないことが多くあります。歯科分野では姿勢や呼吸の問題も取り上げられていて、幼稚園や小学校時代の姿勢の悪さや成人も含めてストレートネックから始まる問題ともいわれます。姿勢の悪さから顎が後ろに引かれてしまい、女性からすれば顎が小顔になっていいと思うかもしれませんが、口の中が狭くなることによって舌の場所もなく、下の顎が成長できません。その結果、上の歯茎が見えるようなガミーフェイスになったり、顎が小さいから親知らずが生えてくるスペースがなくなったりします。そうするといびきや無呼吸症候群につながることもあり、その中の一つに埋伏歯につながっていると考えます。治療法は基本的には抜歯です。親知らずを抜くには大学病院へ行かなければならないことが多く、遠かったり予約が取りづらかったりという煩わしさから患者さんも消極的になりがちです。完全に埋まっていればそのままでいいのですが、リスクがある場合は若くて健康なうちに抜歯する方がいいと思います。

木村 智憲 院長

木村歯科医院

木村 智憲 院長

  • さいたま市南区
  • 南浦和
  • 南浦和駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

目白ヶ丘デンタルクリニック・矯正歯科の先生が解説

歯の再生医療について

歯周組織の再生療法について

歯周病は歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)や歯根を取り巻く歯根膜などが破壊される病気です。悪化すると歯がぐらつき、最終的には抜けてしまうこともあります。通常の歯周病治療では歯石を取り除き、炎症を抑えることで進行を止めますが、一度失われた組織は自然に元に戻ることはありません。 そこで近年注目されているのが「歯周組織再生療法」です。これは、歯槽骨・歯根膜・セメント質といった歯を支える組織を再びつくり出すことを目的とした治療法です。特殊なたんぱく質の薬剤(例:エムドゲイン®やリグロス®)や人工骨などを応用し、細胞の働きを活性化させることで、失われた歯周組織の再生を促します。 再生療法の大きなメリットは、歯を抜かずに長く残せる可能性が広がる点にあります。「この歯はもう抜くしかないかもしれない」と診断された場合でも、条件が整えば保存できるケースがあります。ただしすべての症例に適応できるわけではなく、骨の欠損の形や炎症の状態によって効果に限界があることも事実です。 歯周組織再生療法は、従来の治療に比べてより積極的に歯を守る新しい選択肢といえます。歯を失わないためには「早期の発見と治療」がなにより大切ですが、もし歯周病が進んでしまった場合でも、このような再生療法によって歯を救える可能性が広がっています。気になる方は、まず専門の歯科医院に相談してみるとよいでしょう。

藤澤 將人 院長

目白ヶ丘デンタルクリニック・矯正歯科

藤澤 將人 院長

  • 新宿区
  • 下落合
  • 目白駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

いとう動物病院の先生が解説

犬の外耳炎について

簡単に治せるからこそ長期化しやすいので、原因を根本から治療して

犬の外耳炎はその名のとおり、外耳に炎症が起こる状態です。見た目や経過などから外耳炎はわかりやすく、良い薬もあるので治すことも簡単になってきてはいますが、実は奥が深い病気です。外耳炎はよくある病気でありながら、原因はかなり複雑で、ダニなどの寄生虫の発生、アレルギー、異物が耳に入るなど様々です。その原因がきちんと治療できていないと外耳炎は再発を招くことになりますし、長期間に渡り症状をひきずることにもなり得ます。命に関わるほどの緊急性はないにしても、中途半端な状態のまま放置するとこじらせてしまう病気でもあります。薬を服用させておしまいにするのではなく、服用後も完治しているかどうかを診る必要があります。完治していなければ治療を続ける、定期的に耳の処置で通うことが肝要です。予防策は、定期的に獣医師に健康相談をすることや、犬が健康な状態をよく観察しておくことです。犬の耳が臭う、しきりに頭を振るなどのしぐさが見られれば、一度獣医師にご相談ください。

森永 和雄 院長

いとう動物病院

森永 和雄 院長

  • 鶴ヶ島市
  • 三ツ木新町
  • 若葉駅
  • 犬 ●猫

to clinic shibuya(トゥークリニックシブヤ)の先生が解説

男性更年期障害について

加齢による男性ホルモンの低下は、パフォーマンスの低下にもつながる

男性ホルモンにはさまざまな種類がありますが、もっとも分泌量が多く、社会生活を送る上で重要な役割を担っているのがテストステロンです。このため加齢によってテストステロンの機能低下が起こると、意欲・集中力の低下が生じるほか、イライラ、疲労感などさまざまな症状が現れるようになります。これが男性更年期障害といわれるものです。また、それにより老化や生活習慣病など、未来へのリスクを知らず知らずのうちに抱えることにもなります。 男性更年期障害の症状はうつ病と重なる部分も多いため、適切な診断がつかず、治療をしても症状の改善がみられないケースも少なくありません。そういった場合には、テストステロンを計測し適切な治療を行うことで症状が改善することも多くあります。 男性更年期障害(加齢性腺機能低下症)との診断がついた場合、テストステロン(注射薬)を補充する治療を行います。外から補充するだけではなくテストステロンの分泌を促進するような治療を併用するとよりよいでしょう。なお男性更年期障害に対する治療は現在、注射薬のみが保険適用となっており、内服薬や塗り薬は自費診療となります。ご自分にはどのような治療が適しているのか、専門家に相談してみることをおすすめします。 (※テストステロン補充療法に関しては、当院ではすべて自費診療となっております。)

荘子 万可 院長

to clinic shibuya(トゥークリニックシブヤ)

荘子 万可 院長

  • 渋谷区
  • 桜丘町
  • 渋谷駅
  • 美容皮膚科 ●内科 ●泌尿器科 ●皮膚科
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