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大坪 邦彦 院長

KUNIHIKO OOTSUBO

患者さんのお口の中だけでなく、将来までも見据えた矯正歯科治療を提供。

大学卒業後、東京医科歯科大学に入局。研究や臨床を重ね、要職を歴任。2003年、表参道駅直結のビルで開業していた父から院長職を引き継ぐ。

大坪 邦彦 院長

大坪 邦彦 院長

大坪矯正歯科医院

港区/南青山/表参道駅

  • ●矯正歯科

綺麗な歯並びを手に入れた喜びを拡げたい。

大坪 邦彦 院長

現在、矯正歯科の専門医として日々診療に携わっているわけですが、実を言いますと、私自身も矯正治療の経験者。子どもの頃、反対咬合(受け口)のため口元に大きなコンプレックスを抱えていた私は、やはり専門医をしていた父に矯正治療をしてもらいました。小学6年生のときに始めて、終了したのはその4年後の高校1年生の夏でした。
高校1年生と言えば、ちょうど進路や人生について真剣に考え始める頃。矯正治療を終えて綺麗な歯並びを手に入れた私は、そのときの喜びや幸せ、そして矯正歯科の素晴らしさをより多くの人たちに知っていただきたいと考え、父と同じ矯正歯科の専門医となるべく歯学部に進学することを決めました。父からは「歯科医師になれ」「跡を継げ」といったことは一度も言われたことはありません。しかし矯正治療を通じて、私の進路・人生を決定づけるほどに多大な影響をもたらしてくれたことは間違いなく、非常に感謝しています。
大学卒業後は、東京医科歯科大学に入局。3年間勉強して、その後の2年間で認定医の資格を取るというのが一般的なコースで、私も当初はそのつもりだったのですが、大学病院での研究や臨床がとても楽しくて、5年間の予定が16年間も在籍してしまいました(笑)。ただし、その頃にはもう父も70歳を過ぎていましたので、私も覚悟を決めまして、2003年から当院の院長職を引き継ぎ現在に至っています。

歯並びが良い人は「8020運動」に有利。

大坪 邦彦 院長

矯正歯科というと、どうしても審美的な側面ばかりが注目されがちなのですが、歯並びを綺麗に整えることの意義は、単に見た目の問題だけにとどまりません。
日本歯科医師会による「8020運動」についてはご存知の方も多いかと思いますが、80歳になって実際に20本以上の歯を残している方たちというのは例外なく、皆さん歯並びが良いという事実はあまり知られていません。「歯」を建物の「柱」に喩えるとわかりやすいと思うのですが、柱の並びがきちんと整っていれば、そのぶん建物も頑丈で長持ちするのは当たり前と言えば当たり前のこと。すなわち、自分の歯を長く使い続けるためには、1本1本の歯のケアももちろんですが、それとともに全体としての歯並びも非常に大事というわけです。
また、矯正歯科は精神面にも好影響を及ぼします。当院の患者様もそうなのですが、歯並びが良くなると、自分の歯に自信が持てるようになります。その結果、歯に対する関心も高まり、治療前と比べて歯磨きや定期健診にも積極的に取り組んでいただけるようになる。そうすると、自分の歯に対してもっと自信が持てるようになって……といった具合に、お口の健康を維持・向上させるための好循環が自然と生まれてくるのです。

矯正歯科専門医院の先駆者として、努力を継続。

大坪 邦彦 院長

冒頭で、父も矯正歯科の専門医をしていたと申しましたが、当時としては非常に珍しく、少なくとも東京医科歯科大学系列では日本初と言っても良いのではないでしょうか。当院は、そんな父が約47年前に開業した矯正歯科専門の歯科医院。代替わりをした今も、古くからの患者様に多くいらしていただいています。一方で、お子様が多い点も当院の患者様の特徴のひとつで、特に平日の夕方や土曜日などは待合室がお子様でいっぱいになることもあります。
私は、大学病院にいた頃には矯正歯科の分野の中でも主に材料(矯正用ワイヤー)の研究をしていました。現在のような超弾性型ワイヤーなどはまだなかった当時の矯正治療というのは構造が複雑で、患者様に強いる負担も決して軽くない。そのような中で、いかにシンプルで、かつ患者様にとって負担の少ない矯正治療を提供できるかが私にとってのテーマであり、それは開業医となった今も変わっていません。そのため、こことは別に研究スペースを設けて、大学病院時代と同様に今も研究を続けていますし、定期的に海外に赴いたり、学会で発表したりもしています。私自身、臨床も研究もどちらも好きということもありますが、それ以上に、患者様のためにできる限りの努力をすることは歯科医師として当然の務めと考えています。

スタッフも全員矯正経験者。だから気持ちがわかる。

患者様にとって歯科治療というのは、そもそも痛くて怖くて煩わしいもの。それが矯正治療ともなりますと、治療期間は最低でも2年間にも及びますので、そうした気持ちはどうしても強くなってしまいます。であるからこそ当院では通常の歯科医院以上に、患者様にとって来院しやすい雰囲気や、負担の少ない診療というものを非常に大事にしています。私自身が矯正の経験者であることは先ほど述べたとおりですが、実は当院のスタッフも全員、治療経験者または現在治療中です。患者様の気持ちがよくわかる分、その気持ちに寄り添った治療や接客ができる点もまた当院の特徴かもしれませんね。
ちなみに「治療期間は最低でも2年間」と申しましたが、矯正に終わりはないというのが私の考えです。確かに、矯正のための器具・装置をはずすことはできますが、今度は歯を安定させるために定期的なケアやメンテナンスを施していく必要があります。長い長い道程であり、もちろん大変な部分もありますが、それが大きなやりがいとなっていることもまた事実です。

これから受診される患者さんへ。

テレビや書籍、インターネットなどに情報が溢れるあまり、かえって矯正歯科について悩んだり、迷ってしまう方が増えているように思います。たとえば当院にも、「子どもの歯はいつから矯正すべきか?」といった質問や相談が多く寄せられます。
矯正治療を行うにあたっての最適な時期や方法というのは実はケースバイケースで、年齢はもとより、お口の状況や症状などによっても違ってきます。そのあたりのことを専門的な見地からしっかりと見極めたうえで適切な矯正治療を行わないと、十分な治療効果を得られない場合もあるので注意が必要です。その意味でも、矯正治療を検討されている方、あるいは歯並びや咬み合わせなどでお困りの方は、矯正歯科専門の歯科医院にご相談されることをおすすめしたいですね。
私自身、矯正歯科の専門医として約30年の経験を持ち、大学病院時代にはたくさんのシビアな症例なども診てまいりました。皆様のお役に立てることもきっとあるかと思いますので、どうぞ遠慮なくご相談にいらしてください。

※上記記事は2014年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

大坪 邦彦 院長 MEMO

  • 出身地:東京都

グラフで見る『大坪 邦彦 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
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