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池村 和歌子 院長

WAKAKO IKEMURA

「歯科ドック」と「カウンセリング」に注力。予防に軸を置いた診療に取り組む。

大学卒業後、勤務医や分院の院長として勤務し経験を積み、2013年、神田駅近くに開業。

池村 和歌子 院長

池村 和歌子 院長

神田中央通りいけむら歯科

千代田区/鍛冶町/神田駅

  • ●歯科

自分が理想とする歯科治療を実現。

池村 和歌子 院長

女性でもきちんとした収入がないと、たとえば結婚後に苦労することがあるかもしれないと考え、手に職をつけるための国家資格がほしいと思ったのがそもそものきっかけです。数ある国家資格の中でも歯科医を選んだのは、身内に医療職の人間が多かったことに加えて、私自身、子どもの頃に歯の矯正治療を受けていまして、そのときの経験を通じて歯科の世界に興味を持ったという部分もあります。
大学卒業後は、どこかの歯科医院で勤務医として働くという選択肢もあったのですが、それだと、そこの院長の考え方や治療方法しか学ぶことができないと思い、大学で研修を受けることに決めました。大学の研修医はさまざまな関連施設に送り出されることになるのですが、送り出された先で出会ったとある先生の存在が、その後の私の歯科医としての方向性を決定づけたと言っても過言ではありません。その先生とは今でもお付き合いがあって、先生が主催されている勉強会にも参加させていただいています。
その後は、勤務医として、あるいは分院の院長としてしばらく働きました。それはそれでやりがいはあったのですが、各院の方針などもあって必ずしも自分の思うような治療ができないことにもどかしさも感じていました。そして念願かなって、JR神田駅・銀座線神田駅・JR新日本橋駅の両駅から徒歩3分と利便性のよいこの場所に神田中央通りいけむら歯科を開業したのは去年(2013年)の5月のこと。開業医だからこその重圧などもありますが、それ以上に、機材・スタッフ・治療方針などすべての面において自分が理想とする歯科治療ができることに大きなやりがいを感じながら、日々皆様の診療に携わっています。

「削らない」「痛くない」治療が治療方針。

池村 和歌子 院長

日本では歯医者というと嫌われ者のイメージがありますが(苦笑)、北欧など歯科の先進国ではむしろ人気者なんですね。それは、歯医者というのは歯を削って傷つける人ではなく、大切な歯を守ってくれる人だという認識が浸透しているから。私自身、そうした北欧式の歯科治療をずっと目指してきた人間ですので、当院におきましてもまずは「削らない」「痛くない」治療というのを、基本的な治療方針として掲げています。
そもそも、日本において「削る」治療が当たり前になってしまっているのは、ひとつは皆様の側に「歯科医院は歯が痛くなってから通う場所」という認識がまだまだ根強いため。しかし、痛みを感じる頃には既に症状もだいぶ進んでしまっていますので、治療はどうしても大がかりなものにならざるを得ません。
もうひとつは、私たち歯科医の側にも、歯は削って治すものだという固定観念があるように思います。確かに、昔はそれしか選択肢がなかったかもしれませんが、歯科の世界は日進月歩ですので、現在は「削らない」治療方法もいろいろあります。たとえば「ドックベストセメント」という、ミネラル成分を配合した歯科治療用のセメントを用いた治療などもそのひとつです。
こうした「削らない」「痛くない」治療というのは、もちろん私のオリジナルというわけではなく、先輩たちが苦労の末に切り拓き、道筋をつけてきたものです。私たち後進はその道を耕す、すなわち更に発展させて多くの患者様の健康のために貢献できるように努めていかなければいけないと考えています。

治療が必要ない健康な状態を保ちたい。

池村 和歌子 院長

歯周病は感染症です。そして湿度100%・温度40度の口の中というのは、菌にとって最高の環境なんですね。ですから、歯周病はたとえ完治したとしても時間が経つと、口の中に潜んでいる菌が繁殖して必ず再発します。それを防ぐためには、定期的にクリーニングを続けるより他ありません。それだけ、予防・再発防止としてのクリーニングは非常に重要だということです。
当院では、クリーニングに際して「エアフロー」という特殊な機械を使用しています。皆様が通常受けられているクリーニングはおそらく、回転するブラシで歯を一本一本磨いていく「PMTC(歯面研磨)」という方法だと思いますが、それだと、歯と歯の細かい隙間まではブラシが届きませんし、何より研磨することで歯の表面を傷つけてしまう危険性があります。それに対して「エアフロー」は、グリシンを含んだウォータースプレーを噴射することで細かな隙間まで届き、また歯を傷つけることなく菌だけを破壊・除去することができます。「エアフロー」自体は以前からあって、私もずっと使っていたのですが、従来の製品は水流などの面で若干難もありました。その点、当院を開業するにあたって導入した最新版の「エアフロー」はそうした弱点も改善されて、患者様からもとてもご好評いただいています。
また当院には、私が受け持つ治療用のユニットとは別に、歯科衛生士専用のユニットがございます。そちらは、予防・メンテナンスのためのユニットですので、たとえば皆様が嫌いなドリルなどは一切ありません。患者様には「今後治療が必要ないように健康な状態を保っていただけば、私ではなく、優しい歯科衛生士さんによるケアだけで済みますよ」と声をかけて、予防の意識を高めていただくようにしています(笑)。

病気の早期発見につなげる「歯科ドック」を推奨。

「歯科ドック」ならびに「カウンセリング」には力を入れています。歯の病気というのは、特に初期段階においては自覚症状(痛み)がありませんので、自分ではなかなか気づきにくいものです。「歯科ドック」を受けていただくことで、そうした病気の早期発見につなげることができます。それに加えて、現在は問題のない方の場合でも、虫歯になりやすいかどうかなどの将来的なリスクを把握することもできます。
また、「虫歯になるのは、歯磨きの仕方が悪いから」とよく言われますが、必ずしもそれだけが原因ではありません。たとえば病院で処方されている薬や、そもそもの体質に原因があることだってあります。原因が異なれば、対処の仕方も当然異なってきますので、本格的な治療に入る前に、まずは検査やカウンセリングを通じて、その方の状態を的確に把握することが大事になってきます。それがあって初めて、効果的かつ計画的な治療を行うことができるのです。なかには「さっさと治療だけしてほしい」という方もおられますが、十分な検査やカウンセリングなしに始めてしまいますと、どうしても場当たり的な治療になってしまいますので、結果的に時間も費用も余計にかかることになります。患者様には、そのあたりのこともきちんとご説明させていただくようにしています。
そしてこれは「力を入れている治療」というよりは「心がけ」に近いのですが、たとえば患者様の唇が乾燥していると少し引っ張っただけで切れてしまうことがありますので、治療前にクリームを塗ったり、あとは麻酔液が喉や舌に触れないように綿をつめてガードするなどの、ちょっとしたケアにも気を配っています。「女性らしい心遣い」と言っていただけることもありますが、とても細かなことですので、気づかない患者様の方が多いのですけれどね(笑)。

これから受診される患者さんへ。

歯科医院というのは、牛丼屋さんと違って「早い・うまい・安い」の世界では決してありません。神田という場所柄、多忙なビジネスパーソンの方も多く、そうした患者様をお待たせしないような配慮や手際の良さは当然求められるべきですが、先ほど申したカウンセリングの部分など、時間をかけるべきところには十分に時間をかける必要があります。
また、「たかが歯の1本」と軽んじられる方もおられますが、歯や口の健康は体全体の健康にもつながり、事実、内臓疾患などの原因になることも少なくありません。加えて、歯や口の健康は自分だけの問題ではありません。虫歯や歯周病は、言ってみれば口の中で細菌を飼っている状態ですので、その被害が家族に及ぶ恐れだってありますし、また口臭などは周囲の人にも迷惑をかけてしまいます。歯の病気とはどういうもので、それに対して歯科治療はどのように行われるのかといったことまで、しっかりと丁寧にご説明させていただくことで、皆様の理解と意識を高めるお手伝いができたらと思っています。

※上記記事は2014年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

池村 和歌子 院長 MEMO

  • 生年月日:6月25日
  • 出身地:東京都
  • 血液型:O型
  • 趣味・特技:マンガ、アニメ、ゲーム
  • 愛読書・本:少年ジャンプ、京極夏彦の本
  • 好きな映画:猫侍、ジブリ
  • 好きな言葉・座右の銘:臥薪嘗胆
  • 好きな音楽:アニソン
  • 好きな場所・観光地:温泉

グラフで見る『池村 和歌子 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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