田村 尚樹 院長への独自インタビュー

歯科医師だからこそのやりがいを感じて

日本大学歯学部を卒業したあと、すぐに開業医の元へ勤務しました。皆さん、そうだと思いますが、何かを学んだら、すぐさま試してみたいという気持ちがありますよね。学生時代は講義を受け、模型を使って実習はしていましたが、実際に患者さんを治療する機会はほとんどありませんでした。そのまま大学に残るという選択肢もありましたが、より臨床に触れられる機会を求め、すぐさま現場に身を置いたということなのです。
大学から歯科1本でここまできて、他の仕事に比べるということは出来ませんが、この仕事だからこそのやりがいや面白みというものを感じています。やはり、患者さんがいらした最初からゴールまで、すべてに関われるというのは非常にやりがいのあることですし、それは最初に勤務した頃から変わることのない魅力になっています。

すべての情報を開示していくことが大切

出来る限り患者さんのニーズに沿えるようにということが基本にあります。まず患者さんの希望があり、それに添って治療を組み立てていくということですね。
患者さんの中には、「とりあえず痛いところを治して」という方ももちろんおられます。それはそれでよしとし、その上でお口の全体の状況についても説明を詳しくさせていただいています。今はインターネットを見ればさまざまな情報がありますけども、真贋が定かではない情報の中から自分に合ったものを取得するのは困難です。私にしても、歯科以外の医療機関にかかるとなれば、専門的なことはわかりようがありません。その際、提案をされて初めて、「考えてみよう」ということになるわけです。患者さんは専門家ではないわけですから、わからないことがあるのは当然のこと。知らないでいることをお話しし、考えうる選択肢をすべてご提示することが、誠実な医療であると考えています。

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