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長谷川 欽司 院長

KINJI HASEGAWA

教科書通りのことを丁寧に。最後の瞬間まで好きなものを召し上がれるように。

鶴見大学卒業。同大学病院第三補綴全部床義歯に所属。訪問歯科診療を経て、地元である南阿佐ヶ谷に『長谷川歯科医院』を開業(東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」より徒歩3分)。

長谷川 欽司 院長

長谷川 欽司 院長

長谷川歯科医院

杉並区/成田東/南阿佐ケ谷駅

  • ●歯科

お口で困っている人の助けになりたい

長谷川 欽司 院長

私の父は、歯科大学で教鞭をとっていました。子供の頃からその父の存在を意識して大学に進んだわけですけども、本当の意味でこの世界の面白さを感じるようになったのは、大学卒業後、実際に治療に関わりだしてからのことになります。
私は、義歯(入れ歯)が好きなのです。なぜなら、入れ歯はイヤなら外せるものですよね。これがブリッジやクラウンになると、そうはいきません。患者さんが気に入らなければ家に帰ってポイって外せてしまう。それを使い続けてもらうために、いかに本物に近づけるかということに興味を覚えたのです。
入れ歯は自然、ご高齢の方が対象となりますが、大学病院で診療を続けていくうちに、「ここに来れない人はどうしてるんだろう?」という疑問がわいてきました。高齢化社会と言うわりに、身体の不自由なお年寄りの方を道で見かけることは少ないですよね。その人達の助けになりたいと思い、大学を辞して老人福祉施設や障がい者の方の施設で歯科医師として働き、その後に『長谷川歯科医院』を開業したということになります。

患者さんの多くが、わざわざ遠方からお越しに

長谷川 欽司 院長

患者さんは半数近くが近隣にお住まいの方で、千葉や埼玉、神奈川からいらしている方もたくさんおられます。そのほとんどは、もともとこの辺りにお住まいになってい方が引越しされ、こちらに戻ってきてくださるパターンです。今は昔とは違い、近所だから良いというわけではなく、美容室などと同じように気に入ったところに通うという感覚になっているのかもしれません。その中で、転勤されても引越しをされてもまた通ってきていただけるというようになっているのだと思います。わざわざ足を伸ばしていただくことに心苦しさもあるのですが、頼って来てくださることにありがたさも感じています。

教科書通りのことをきちんとやることが大切

長谷川 欽司 院長

私は教科書通りのことしかおこないません。そして、9割9分の方は、学校で教わったことをきちんとすることで、充分に適応可能と考えています。特別なことは何もしていないのですが、1つ特徴があるとすれば、それは治療時間かもしれません。ここでは、おひとり1時間を基本とし、2時間、3時間と時間をおとりすることもあります。これが1時間に3人も4人も診ようとすると、どうしても基本をおろそかにせざるを得ず、それが私個人として受け入れられないものですから、このような時間設定になっているのです。
時間の取り方は治療の内容だけによりません。たとえば、まめにうがいをしたい方は、起き上がる時間をこま目にとっていくことになりますし、暑い時期は歩いて来られるだけでも血圧が上がりますから、ご高齢の方の場合は麻酔を射つ前に20分はおしゃべりの時間を設けることになります。
1日の患者さんは多くて10人ちょっと。臨機応変にその人その人のことを考えながらやっていきたいですね。

歯科医師としての使命を果たしていく

開業した頃、二十歳前後だった女性に、いつかお母さんになった時の子供に対する歯の心得について、口酸っぱく言い続けていました。それが最近、その子達がお母さんになり、その子ども達に虫歯がないことがわかり、静かな喜びを感じることがあります。
開業して十数年に過ぎませんが、患者さんの中には四世代で通ってくださる方もおられます。当然、お年を召した方も少なくないのですが、1つ心掛けているのは、皆さんが最後、好きなものを召し上がれるようにしていきたいということです。人に最後に残る欲は、食欲です。私は明日亡くなってしまうという方の治療をずっと拝見してきて、「最後にあれを食べたい」という声を数えきれないほどうかがってきました。その最後の希望に応えていくのが、私たちの使命であると思っています。

これから受診される患者さんへ

歯医者さんを探される時は、5軒、10軒と廻ってみてください。それも痛くない時、検診を受けてもらうのが大切です。人と人のことですから、相性もありますし、検診に行って雰囲気が気に入らなければ、自分に合うところをまた探されれば良いのです。
1つ言えることとして、真面目な先生であることがキーになると思います。多少器用でなくても、真面目な先生は自覚があるからこそ、下手なことをしようとはしないからです。あなたのことを一生懸命考えてくれる先生を選んでいただきたいですね。

※上記記事は2017年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

長谷川 欽司 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:仕事
  • 好きな本・好きな作家:純文学・三島由紀夫
  • 好きな映画:ブルース・ブラザース
  • 座右の銘・好きな言葉:「死ぬこと以外はかすり傷」
  • 好きな音楽:ブルース
  • 好きな場所:仕事場

グラフで見る『長谷川 欽司 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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