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堤 秀昭 院長

HIDEAKI TSUTSUMI

「噛み合わせ」と「予防歯科」を中心に、あなたの健康をサポートする歯科医院でありたい

神奈川歯科大学卒業。開業医勤務を経て、1999年2月に『つつみ歯科』を開業(京浜急行「梅屋敷駅」より徒歩1分)。

堤 秀昭 院長

堤 秀昭 院長

つつみ歯科

大田区/東蒲田/梅屋敷駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科

父の隠された想いと言葉が今の私を作ってくれた

堤 秀昭 院長

私には双子の弟がおり、彼もまた歯科の道に進みました。小学校の頃のことです。乳歯がグラグラしていたものですから抜いてもらおうと思い、神奈川で歯科医師をしていた叔父の元に出かけたことがありました。麻酔をかけるときに怖いものだから目をつぶりますよね。それからほどなくして、ガリガリと何かをしている気配が続いたあと、「抜けたか?」というおじさんの言葉が耳に飛び込んできました。すると間髪入れずに、今度は「抜けた!」という弟の声が。思わずパッと目を開けると、私の乳歯を手にした弟の顔がそこにありました(苦笑)。弟はそれがきっかけでこの道に進むことになり、私も抜かれたのが悔しくて、今度は「自分が抜きたい」と思い、それで「歯医者さんになりたい」と思うようになったんですね。
ところが、人生は思うようにはいかないもので、弟はすんなり大学へと進みましたが、私はまったく勉強に身が入らず、父から「大学には行かせない」と告げられ、歯科技工士の学校に進むことになりました。その後、父に勧められるまま歯科技工士の免許も取り、就職もしたのですけれど、釈然としない感情がずっと残ったまま。両親にも告げず、会社を辞め、再び受験を考え始めたのは、それからすぐのことでした。この時には、高校時代の自分が嘘のように、もうひたすら勉強に励んでいました。その結果、無事歯科大学に合格することができたのです。その時の父とのやり取りは、今も忘れることができません。「俺がなぜ何も言わなかったか、わかるか?」と父は語り始めました。「お前はこれまですべて俺の言いなりだった。それではダメなんだ。自分がやろうと初めて思ったから、できたんじゃないのか。お前は自分が決めたことを最後までやり遂げた。今度は俺がお前を全力で応援する」。 そう父に告げられた瞬間、私の目から大粒の涙がこぼれました。あの苦しい時期は、あの時の私にとって必要なものだったでしょう。悔しい思いを乗り越え、父の言葉があったから、自分なりに人生を精一杯生きることができるようになったのだと思います。

「噛み合わせ」と「予防歯科」に注力

堤 秀昭 院長

『つつみ歯科』は、1999年の2月に開院いたしました。患者さんは比較的若い層が多く、20代、30代の方が中心という印象を持っています。当院では、「噛み合わせ」と「予防」を診療の軸においています。お若い方が多いのは、駅前という立地も影響していると思いますが、それ以上に、今のお口の環境をより良いものとし、それを維持していくという当院のコンセプトをご理解いただいている面が大きいのではないかと思っています。被せ物や詰め物がとれた、ということで来院される患者さんもおられますけれど、その原因を知り、改善したい気持ちから、当院へ足を向けてくださっている印象が強いですね。

歯科とは、噛み合わせに他ならない

堤 秀昭 院長

私は、歯科とは、噛み合わせだと考えています。被せたものがとれてしまったり、入れ歯が外れやすいのは何故か。歯が割れたり、抜けてしまうのはどうしてなのか。歯周病等の影響もあるとは思いますが、多くの場合、その行き着くところは噛み合わせに原因があると考えています。
原因に着目せず、歯を失ったところにインプラントをただちに入れようとするのは、私からすればナンセンスな話です。元々が悪いから歯を失ってしまったわけで、そこにインプラントを入れたところで、いずれ壊れてしまうのは目に見えています。失ったものを補填する前に、噛み合わせの診断がまず必要なのです。
当院では上下の歯の型を取り、咬合器という機器を用い、正しい顎の位置で上下の歯が噛み合わさっているかどうかを判定しています。歯並びが悪い場合、往々にして、自分が噛みやすい位置で噛もうとするものですから、関節は無視された状態となります。その状態では、接触が強い歯に過度に負担がかかることになりますし、遊んでいる状態の顎にも影響が出てくるのです。検査によって正常な噛み合わせの位置を求め、矯正等の手段によって改善していくのが、噛み合わせの治療ということになってきます。

患者さんの信頼を得ることから治療は始まる

とはいえ、患者さんが求めない限り、治療の最初の段階から噛み合わせの治療をおこなうことはありません。矯正治療等は相応の費用と期間がかかるものですから、充分に必要性をご理解いただけていない段階でお勧めするのはフェアではないと思うのです。何事もそうですが、まずは患者さんの信頼を得ることが大切ではないでしょうか。
患者さんは、何がしかのお悩みを持って来院されます。なぜここが痛くなるのか。なぜ出血があるのか。患者さんご自身にも考えていただきながら、そのひとつひとつを解決していくことで信頼は得られるものと認識しています。できることから始めていただいて、私たちはそれをサポートさせていただく。その関係性の先に、より良いお口の環境を作りあげるという本来の目標が見えてくると考えています。

これから受診される患者さんへ

よく言われることですけれど、歯があるかないかで、その先の人生は大きく変わってきます。ご存知の方も多いと思いますが、現在、30代から上の方のほとんどが程度の差こそあれ、歯周病にかかっているとされています。この状態を少しでも良いものとするには、正確なブラッシングと共に、ご自身のお口の状況をご理解いただくことが大切です。そこに気づくことは、非常に素晴らしいことでもあるのです。私たちは、そのためのヒントを提供し、より良いお口となるよう精一杯手助けをできればと考えています。

※上記記事は2019年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

堤 秀昭 院長 MEMO

  • 出身地:兵庫県
  • 趣味:釣り、ゴルフ
  • 好きな言葉:「思いやり」
  • 好きな場所:海

グラフで見る『堤 秀昭 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

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