池田 春樹 院長への独自インタビュー

ご家族の健康をサポートする医療をさらに前進させて

地域に根付いた方々を救い、家族みんなが健康でいられるようサポートする。こうした理念を掲げ、2014年に『平和台ファミリー歯科』は開院いたしました。もちろん今でもその気持ちに変わりはありませんが、試行錯誤を続けていく中で、保険診療を中心とした当時のスタイルから、自由診療を中心とする妥協のない医療の提供へ中身が変化していきました。私は海外の学会等にも顔を出していますが、あちらの先生と交流を深めていく中で、自分の提供している医療に歯痒さを感じるようになっていったのです。保険診療は誰もが平等に一定水準の医療を受けられる素晴らしいシステムです。しかし、保険の枠組みの中では、自分が持っているポテンシャルを30パーセント程度しか活かすことができません。患者さんが真の意味で幸せになる医療を提供したい。今では私の考えるところを患者さんも理解してくださり、多くの方が現在の診療を支持してくださっています。幸いなことに、患者さん想いのスタッフにも恵まれました。想いを共有するみんなで、一緒に幸せになっていきたいと思っています。

オーダーメイドのメンテナンスがお口の健康を保つ

患者さんの健康をしっかりサポートしていくには、いわゆる予防歯科が非常に重要になります。当院では山形の熊谷崇先生が提唱された、虫歯や歯周病の予防と再発防止に観点を置いた「MTM（メディカル・トリートメント・モデル）」を取り入れています。「MTM」とは、唾液検査などで1人ひとりの方のリスクを数値化して客観的に評価し、オーダーメイドのメンテナンスをしていくもの。これを軸に、目の前の患者さんはもとより、そのご家族が健康でいられるようサポートをしていきます。
例えば、お母さんやお父さんがリスクが高かった場合、お子さんが感染する可能性は高くなります。また直接的な感染はなくとも、遺伝的な要素が介在することもありますから、それも考慮しなくてはなりません。ご自身が歯で苦労された経験があると、子供にはそういう思いをさせたくないと思われますよね。包括的に、早め早めにフォローして適切なケアを施していくことで、ご家族みんなのお口が健康に保たれていくのです。

続きを読む→