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天井久代 院長

HISAYO TENJO

歯科医師人生の集大成として
「本物の歯科治療」を実践

日本女子衛生短期大学、愛知学院大学商学部を卒業後、ヨーロッパで過ごし、帰国後、北海道医療大学歯学部に進学。卒業後は河邊清治臨床教室に入局。1986年にときわ歯科クリニック、 89年にアップル歯科医院を開院し、04年には銀座に自ら設計した「天井久代デンタルクリニック in Paradise.」を開院。

天井久代 院長

天井久代 院長

天井久代デンタルクリニック

中央区/銀座/銀座駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科

名家の跡取りとして生まれ、紆余曲折を経て歯科医師に

天井久代 院長

祖父も父も歯科医師という家系に生まれましたので、私も当然のように歯科医師になるものと考えていました。ただ、寛永の時代から続く地方の名家だったものですから、跡取りになる私には、親が決めた許嫁(いいなずけ)がいたため、歯科医師になりたいという願いは叶えられず、仕方なく短大を出て歯科衛生士の資格を取得しているうちに許嫁だった方が他の女性と結婚し、私は晴れて自由の身になりましたので、4年制大学の商学部に入り、子供の頃から得意だった油絵を描いたりして、芸術の道で生きていこうと考えてヨーロッパを放浪しておりました。
ヨーロッパから帰国し、結婚・出産・離婚を経験する中、実家の跡継ぎ問題が再燃し、「私が歯学部に行く」という話になったのです。北海道の地で6年間学び、卒業後は補綴学のパイオニア的存在である河邊清治先生のもとで研鑽を積みました。その後、1986年に最初のクリニックを板橋区に開設し、すぐにもう一つの診療所を埼玉に、そして2004年に私の歯科医師人生の集大成として、ここ銀座に開業しました。

「人生の寄り道」で得た貴重な経験をいかして、「本物の歯科治療」を実践

天井久代 院長

30歳で歯学部に入学するまでの10年間、私は「人生の寄り道」とも言える時間を過ごしてきましたが、開業医となった私にとって、寄り道と思えた10年という時間はかけがえのない宝物で、さまざまな経験や知識が今の私のベースとなり、診療を続けていく上での大きなアドバンテージになっていることに気がつきました。子供の頃からプロ級と言われた油絵で培った芸術的なセンスを治療に発揮することはもちろん、商学部で学んできたことはクリニックの運営に大いに役立っています。今更ながら、これまで積み重ねた1つ1つの出来事が、今の私ににつながっていたのだと感謝しています。
私が芸術的センスを発揮するのは歯科治療に限らず、絵画やガーデニング、インテリアなどさまざまな方面に広がっています。歯科医師人生の集大成として開設したこのクリニックにも設計段階から関わって、来院される患者さんや私にとっても居心地のよい空間に整えました。深みのある木のぬくもりと、目にやさしい植物のグリーンと、耳に心地よいハワイアンミュージックなど、こだわりの詰まった場所だからこそ、自分自身納得のいく、患者さんに心からご満足いただける「本物の歯科治療」を提供できるのではと思っています。

審美治療を中心に、健康を守るための歯科治療を

天井久代 院長

どのようなケースにおいても、十分なカウンセリングから治療計画の立案、患者さんへのご説明と、1つ1つのステップを丁寧におこなっていますが、患者さんのご希望をそのまま受け入れるわけではありません。「痛い所だけ治してください」と言うような局所的な治療はしておりませんし、私はいつも「生涯にわたって患者さんの健康を守る」という気持ちで診療しています。どこか悪い部分があるならば、何故そうなったのかという原因を特定し、その患者さんにとってベストな治療法をご提案します。ですから、何も知らないでいらした方は、「恐い歯医者さんだな」と思われるかもしれません。でも、本当に患者さんのためになる治療を考えれば、保険診療よりも自由診療を優先させるのは当然のことであり、自分のスキルと責任をもって治療にあたりたいと思っています。

当院では審美義歯、審美歯科を中心に、予防歯科、ホワイトニング、リラクゼーションなどをおこなっています。とくに芸術的センスがいかせる審美治療については大いに自信を持っております。審美義歯などは夫婦間でも義歯と気づかれないほどで、美しいセラミックの歯で見た目も自然、しっかりと噛めて使い心地のよい入れ歯づくりをしています。一方の審美歯科では、抜歯やワイヤーを必要としない審美矯正を得意とし、最短2回、2~3回で、美しい口元を実現します。

お口と全身の健康を守るため、「予防」を中心にした医療が必要

歯科治療のなかで、「自由診療は高額なもの」と考える方が多くいらっしゃいますが、私は「自由診療は最善の治療」と思っていただけるよう、セミナーでお話をしたり、執筆活動などをおこなっています。最近になって、お口の健康が全身の健康と深い関わりがあることが知られるようになってきました。確かに私たちの口は、健康の入り口でもあります。医科で扱うがんや脳卒中などの病気を予防することはできませんが、お口の虫歯や歯周病は、適切なケアで予防することができます。結果的にお口の健康年齢を延ばすことで、全身の健康年齢を延ばすことが出来ます。日本中の人が健康でいきいきと暮らしていくためにも、私は「予防」にこそ医療費を使うべきだと考えています。
海外に目を向けてみますと、定期的に歯科医院に通って予防プログラムを受けていた方に虫歯が見つかったとき、その治療費を無料とする国があります。もちろん、予防をしていない方の虫歯治療は全額ご本人が負担することになり、こうした「予防」を重視する姿勢は日本も大いに見習うべきところがあると思います。ただ、現状の制度のもとでは「予防」に保険が適用されないために人々は歯科医院から足が遠のき、これではお口の健康を守ることはできません。すべての人が自分の健康に目を向けて、自分自身で健康を維持していかれるように。私はこれからいろいろな情報を発信して、少しずつ、1人1人の意識を変えていく活動に尽力したいと思います。

これから受診される患者さんへ

『天井久代デンタルクリニック in Paradise.』は東京メトロ「銀座駅」のそばにあり、「有楽町駅」や「日比谷駅」からもお越しいただけます。私は歯科医師になるまで「10年の寄り道」をしましたけれど、これまで自分が願ったことはすべて現実のものになったような気がしています。そしてこれからは、「願い」というよりも「やるべき」という意志をもって、歯科医療界のために発言・行動していきたいと考えています。
当院で診療するほかにも常に新しい刺激を求めて活動しており、2ヵ月に1度は海外に出かけています。そのため、診療は完全予約制となっておりますので、ご了承の上お越しいただければと思います。

※上記記事は2017年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

天井久代 院長 MEMO

  • 出身地:福井県
  • 趣味・特技:油絵、写真、ガーデニング、リフォーム、執筆活動
  • 好きな本:多読(手あたりしだい・・・)
  • 好きな映画:洋画(「セント・オブ・ウーマン」「ゴッドファーザー」)
  • 好きな言葉・座右の銘:天上天下唯我独尊
  • 好きな場所・観光地:ワクワクする場所・景色(まだ行ったことがない土地)

グラフで見る『天井久代 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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