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工藤 求 院長

MOTOMU KUDO

理想を追求する姿勢を忘れず、 患者さんに心通う医療を提供。

昭和大歯学部卒業。米国歯周病学会認定指導医の元、歯周病・矯正・インプラント治療を学ぶ。2009 年に『プリズムタワー工藤歯科』を開設(東急田園都市線「池尻大橋駅」より徒歩2分)。日本歯周病 学会歯周病専門医。日本口腔インプラント学会専門医

工藤 求 院長

工藤 求 院長

プリズムタワー工藤歯科

目黒区/大橋/池尻大橋駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

患者さんを目の前にし、自分のすべてが変わっていった

工藤 求 院長

幼少期からコンクールで何度も賞を取るほど絵が得意だったこともあって、“模写”は得意中の得意でし た。ですから、大学で実習をやっても、デモと同じように大抵のことができたのです。ただ、大きな 問題は、それが何であるのかがわからなかったこと(苦笑)。あの頃の私にとって、それは技術の習得というよりも、ただ自分が作ったアート作品でしかなかったのでしょう。ですから、いざ患者さんを診るようになると、愕然としました。その時になって初めて、「口の中は単なるアート作品ではない。生きているんだ」ということを心から思うようになったのです。それからは、科学的根拠に基づいた理論と、患者さんの訴えや心情を特に気をつけながら勉強に励みました。理論がしっかりしているスーパーテクニシャンに優しい心を兼ね備えたら最強だと考えたからです。
学生時代や新人研修時の歯周病科学の先生が本当に素晴らしい方だったことも自分にとって幸いでした。口頭試問といい、診査診断、疾患の原因、それに対する治療法や、麻酔の針の細かい角度などから手術など、あらゆるテクニックなどの質問や課題を先生から与えられ、それに答えていく時間がありました。いつも17時半くらいから始まって、終わるのが23時くらいまででしたね。そこで、いままで大学病院の各科をローテーションして虫歯治療や入れ歯の治療などを学んだことを、実際には各々の治療を断片的で部分的にしか見られておらず、まさに「点」でしか見られていないのだと気付きました。大変ではありましたが、原因から、治療計画、実際の治療法など、どんどん「点」が「線」 で繋がっていく体験の連続でした。歯科への興味がさらにかき立てられ、それからはもう完全にトップギアです。とても貪欲に、誰にも負けない気持ちで、知識と技術 を吸収し、今に至るまで走り続けたように思います。その私も歯科医師になって15年余りが過ぎ、現在では歯周病とインプラント両方の専門医を取得しています。これからは自己研鑽に加えて教育する立場としても歯科界に貢献して行きたいと思っています。

患者さん一人一人に理想治療を常に考えることが大切

工藤 求 院長

自分を含めた親兄弟、家族が受けたいと思うものをそのまま患者さんに提供していく。そしてそのためには、常に理想を求めていくべきと考えています。 患者さんの主訴を改善すること。これは確かに大切なことで、まず優先されるべきでしょう。しかし、患者さんが「ここだけ治したい」と仰るからといって、それに適うことばかり考えていくのは、本当の意味で患者さんのことを考えているとは言えないとも思っています。自分であればこれを受けたい。最も理想的な治療を提案し、その中から患者さんがフィットするもの を選んでいただく。このスタイルをこれまで一貫して続けてきましたし、それは今後も変わることはな いと思っています。

精度の高いデータを得ることが、最適な治療計画の立案には不可欠

工藤 求 院長

患者さんを目標まで到達させるために大切なのが、治療計画です。それをプランニングしていくには、現状の問題点をすべて明らかにしていかなければなりません。なぜ今こうなってしまっているのか。それを抽出していくには、資料採得によって情報を集める必要があります。しかし、正確な資料を採得するというのは言うほど易いことではなく、しっかりとしたトレーニングを受けていなければできません。たとえば口腔内の写真1つをとるにしても、毎回同じ正しい倍率と正し い角度を瞬時に判断していかなければなりませんし、歯周ポケットを検査するにも、歯周病専門医の元でトレーニングをしっかりと消化していなければ、正確な数値と測定値にずれが生じることもあります。その資料採得の精度、分析も私達の最大の強味だとも思っていますし、そこから得られた情報を1つひとつ精査し、分析、統合してはじめて、問題点を明らかにすることが可能になるのです。そもそもの計画がきっちり立っていないと、治療は場当たり的なものとなる可能性があります。人生であれば、風が吹いた方向に向かうのも良いかもしれません(笑)。しかし、患者さんはそれでは困るわけで、しっかりとした目標を共有し、その目標に向かって患者さんと一緒に歩いていくのがとても 重要なのです。

最善の治療を実現するために、あらゆる技術を導入する観点が大切

問題点を抽出し、それに対応する計画を立てるには、さまざまな知識と技術が必要となります。入れ 歯の治療だけではない、インプラントだけではない、矯正だけではない、あらゆる技術を組み合せて考える、トータルマネージメントの観点が大切なのです。1つのことに特化して能力があることは素晴らしいことです。しかし、秀でたものがあるあまり、そこに執着してしまっては、治療計画を実施する上でそもそも制限を設けることになりかねません。アメリカではそれを分業化し、患者さんが選ぶというシステムをとっています。その体制が日本でもできあがっているのであれば、それに則ることも1つのやり方かもしれませんが、日本の現状を考えた場合、1人の歯科医師がマネージメントすることのほうが患者さんにとっては幸せではないでしょうか。私自身は歯周病治療、矯正治療、インプラント治療をトータルで学んできました。ただそれに固執することなく、あらゆる分野のエキスパートの意見を聞いたり、時には依頼して、患者さんにとって最善の治療が出来るように心掛けています。

これから受診される患者さんへ

お口は、消化器官の1つです。そして人間は、食べないことには生命を維持することはできません。そ の入口であるお口をきれいにするという概念を皆さんに持っていただきたいと思います。
そのためには、定期的に歯科医院を訪れ、病気があるかどうかをチェックしてもらうことから始めて みてください。それが結果として、無為な治療を受けず、健康を維持することにつながっていきます。痛くなってから歯医者さんを訪れるのではなく、「今回も私、大丈夫ですよね?」と確認するために歯医者さんへ。皆さんの意識の変換がない限り、お口の健康を守ることはできません。その意識を変えるためのお手伝いをさせていただければと思っています。

※上記記事は2017年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

工藤 求 院長 MEMO

  • 出身地:青森県
  • 趣味:パン作り
  • よく手にとる本:歯科関連書籍
  • 好きな映画:天空の城ラピュタ、ロッキー
  • 好きな言葉・座右の銘:「為せば成る 為さねばならぬ何事も 成らぬは人の為さぬなり けり」
  • 好きな音楽:ヒーリングミュージック
  • 好きな場所:海

グラフで見る『工藤 求 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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